高等学校卒業程度認定試験(旧大検)資格ガイド
どんな資格
高校に進学しなかった人、高校中退などで大学入学資格の得られない人に対し、高等学校卒業者と同等以上の学力を認定する資格です。 不登校や高校中退者の増大から、近年では毎年2万人以上が受験し、定時制高校、通信制高校に加えて、大学進学への第3の道となってます。合格率はそれほど高くはありませんが、高等学校卒業程度認定試験予備校などを利用し、数年をかければ決して取得の難しい資格ではありません。
※大学入学資格検定は平成17年度より、高等学校卒業程度認定試験にかわりました。
資格の活かし方
高等学校卒業程度認定試験の資格があれば、国・公・私立すべての大学、短大、専門学校が受験できます。また、警察官・消防士や行政書士などの各種国家試験も、高等学校卒業者と同じように受けることができます(各資格の要項を確認のこと)。高等学校卒業程度認定試験は高等学校の“卒業資格”を与えるものではありませんが、実質的には高等学校の卒業者と同じ扱いを受けることになります。ただし合格者が満18歳に達していない時には、満18歳に達した翌日から正式な合格者となります。
こんな人が向いています
中学を卒業して進学しなかった人や高校を中退した人で、大学への進学を考えている人にはうってつけの資格です。集団での行動より自分のペースで学習したい人、働きながら大学受験を目指す人などに向いています。高校ですでにいくつか単位を取っている場合は検定科目の一部免除を受けることができます。また、一人で学習することに不安を感じる人は、高等学校卒業程度認定試験予備校に通ったり高等学校卒業程度認定試験と通信教育を併用するのもよいでしょう。