リトミック資格ガイド
どんな仕事?
リトミックとは、音楽のリズムで子どもの感性や想像力、表現力、集中力などを養う、スイスで生まれた音楽指導法。主に0~4歳児を対象とし、遊びの中で、子どもの個性や好奇心を尊重しながら育むのがリトミック指導員の仕事です。この仕事に就くための国家資格等はありませんが、指導員となる人の多くは、民間団体やNPO法人などが開講している養成講座を修了し、認定資格を取得しています。
活躍の場
音楽教室や幼児教室、カルチャーセンターなどが主な活躍の場です。指導員には、教室に所属している人もいれば、個人で活躍している人、結婚して子どもが生まれ、我が子と一緒にレッスンを行っている人もいます。個人で教えている人の中には、幼稚園や保育園に出向いたり公民館などを借りて、サークル形式で指導を行う人も多く、地域の広報誌やインターネットなどを通じて参加者を募っています。
必要な知識とスキル
リトミック理論、音楽や芸術、ダンス、子どもの発達心理学など、まずはリトミックが持つさまざまな要素についての知識を得る必要があります。さらに、得た知識をもとに実際のレッスンを行うスキルも身につけなければなりません。それらの素養が備われば、あとは子どもと向き合い、同じ目線で楽しむ心。この仕事は子どもが好きで、子どもの成長を自分の喜びに変えられるような心の持ち主に向いていると言えるでしょう。