レクリエーション介護士は2014年にできた新しい介護の資格の一つです。介護施設での高齢者レクリエーションは以前から行われており、利用者とのコミュニケーションの場として重要なイベントですが、体系的なノウハウは特に定められておらず、施設もしくはレクリエーション担当者の裁量によっても内容や実績が異なる状況でした。そんな中、介護スタッフや介護事業所からレクリエーションについて学びたいという要望が高まり、誕生したのがレクリエーション介護士です。高齢者コミュニケーションの基礎知識から、実践的なレクリエーションノウハウが学べるレクリエーション介護士講座は、いま介護業界で注目の資格です。
レクリエーション介護士は、一般社団法人日本アクティブコミュニティ協会が実施している認定資格です。介護レクリエーションに関する新しい資格です。
レクリエーション介護士は、介護スタッフや介護事業所からの強い要望から登場した資格です。介護の現場で働いている方はよくご存じだと思いますが、高齢者レクリエーションの担当になった場合、どんなレクを実施すればよいか難しいシチュエーションが多々あります。要介護度や利用者さんの性格によって楽しんでもらえる内容が異なりますし、人数が多い場合、少ない場合などいろんな要素を考慮して計画しなければなりません。レクリエーションの専門知識を習得できる講座を受講することで、レクリエーション実施スキルがあがるだけでなく、資格を取得者として一定のスキルを有することを証明することができます。
レクリエーション介護士2級には受講資格は特にありません。介護業務が未経験の方でも受講・資格取得が可能です。実際に、介護業界でこれから働きたいと考えている方が受講して、就職した例もあります。ただしあくまでレクリエーションに特化した内容なので、介護業務全般に関しては、介護職員初任者研修を受講する必要があります。
レクリエーション介護士には2級・1級の資格があります。「レクリエーション介護士2級」は経験・年齢・資格すべて問わず受講が可能です。全2日の通学講座、もしくは標準3ヶ月程度の通信講座で資格を取得でき、高齢者との円滑なコミュニケーション、レクリエーションの企画・実行ができることがゴールとなります。2016年4月に新設された「レクリエーション介護士1級」に関しては、受講できるのが2級取得者のみとなっており、全4日間の必須講座や選択制のフォローアップ研修・現場実習などを修了する必要があります。2級・1級どちらに関しても講座の修了後に認定試験の実施があり、合格基準を満たすことで資格を取得できます。
レクリエーション介護士2級は、通信講座もしくは通学講座で取得できます。通信講座の場合は、ユーキャンが実施しており約3か月の学習と在宅試験で取得することが可能です。筆記試験は選択式50問で60点以上で合格で、合格すると認定証がもらえます。不合格の場合、無料で再試験が可能ですが、期間を過ぎると受験できなくなるので注意です。
通学講座でレクリエーション介護士2級を取得する場合は、講座を提供している所定の学校を探しましょう。6時間×2日間=12時間が目安となり、2日間で取得を目指せるところが通信講座と違うメリットです。筆記試験は通信と同じく、選択式50問で60点以上で合格です。不合格の場合、その場で認定証はもらえず、かわりに修了証になってしまいます。再試験に合格することで認定証をもらうことが可能ですが、通信講座と違い、有料になるのでご注意ください。
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