浴衣が着られるようになったら、いよいよ浴衣でお出かけ!
ですが、浴衣でのお出かけには、歩き方、階段の上り下り、椅子に座るときなど、いつもと同じようにできず戸惑うこともいっぱい。せっかくの美しい浴衣姿も、所作がもたついては残念な印象になってしまいます。
今回は、浴衣初心者さん必見!浴衣でお出かけの前にチェックしたいことや、浴衣姿での立ち居振る舞いについて取り上げていきます。
※【浴衣美人のすすめ 前編】「自分で浴衣を着られるようになるには?(着付け・着こなし入門)」はこちら
お出かけ前のチェックポイント
浴衣でお出かけの前に。初心者さんがそろえたい小物や、浴衣を着付ける前にチェックしたいことをまとめました。
1.髪型
髪型は、うなじが出るように、アップスタイルなど涼しげなまとめ髪にするのがオススメです。コサージュやかんざしで華やかにするのもいいでしょう。
浴衣で腕を思い切り上げて浴衣を着崩したり、メイクや整髪料で浴衣を汚したりないように、メイク・ヘアセットは、浴衣を着る前に済ませておきましょう。
2.ネイル
ネイルやペディキュアを塗るなら、浴衣の地の色・柄の色、帯の色などに合わせたカラーを選ぶのがオススメ。自分で塗るなら前日までに済ませておいた方が慌てずにすみます。
3.履き物
下駄や草履を用意しましょう。鼻緒が固いようなら、出かける前にもみほぐしてやわらかくしておきましょう。できれば、お出かけの2〜3日前に履きならしておくとベターです。
4.小物
バッグは小ぶりなものの方が浴衣姿に似合います。巾着やかごバックなどがあると尚良いでしょう。
ハンカチや扇子があれば持っていきましょう。万一、帯がゆるんできた時にたたんだハンカチやセンスを挟むと応急処置になります。
5.浴衣を着付けるときに
腰ひもなど、着付けに必要なものは手の届くところにまとめておきます。着付けの途中でむやみに歩き回ったり、ムリにかがんだりすると着崩してしまう原因になりかねません。事前にしっかり準備して、落ち着いて着付けましょう。できれば、浴衣の裾の位置やラインを確認できる全身鏡の前で着つけるのが1番です。
浴衣姿でお出かけするときの立ち居振る舞い
浴衣姿でのお出かけでは、歩くとき、階段の上り下りなど、いつもと同じように動けずに焦ってしまうことも。いざという時に困らないように、浴衣姿での所作について覚えておきましょう。
6.歩き方・階段の上り下り
歩幅を小さくして、内股で歩きましょう。背をスッと伸ばした方が美しく見えます。また、階段を上り下りするときは、浴衣の裾を少し持ち上げながら、体を階段に向かって斜めに向けて上り下りしましょう。
7.椅子に座るとき
背もたれで帯をくずさないように、浅く腰掛けましょう。
8.手を伸ばすとき、手を上げるとき
袖から二の腕が出ないように、伸ばしたい手の方の袖をもう片方の手を添えて押さえましょう。
9.車の乗り降り
車に乗るときは、手荷物を先に入れてしまい、シートに浅く腰掛けてから頭を車内に入れ、体をねじって足を入れます。 降りるときはこの逆の流れです。
10.トイレの行き方
浴衣の裾を持ち上げて、帯の上の部分に挟みこむと邪魔になりにくいです。また、トイレを出る前に、帯やおはしょりがくずれていないか、裾が乱れていないか必ずチェックしましょう。
浴衣でお出かけしたいところ♪
浴衣を着られるようになって、浴衣姿での立ち居振る舞いを頭に入れたら、いよいよ浴衣でお出かけ。
定番の花火大会や夏祭りはもちろん、浴衣を着てカフェでお茶会したり、下町をお散歩したりもおすすめです。
観光名所や飲食店、遊園地、水族館、映画館など、浴衣で訪れると割引や特典を受けられる施設も多いので近くにないかチェックしてみましょう。
ぜひ、自分で浴衣を着られるようになって、女子力アップしながら、この夏をいっそう楽しみましょう。
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