最近「ペットシッター」という仕事に注目が集まっています。ペットシッターは飼い主に代わってペットのお世話をするお仕事ですが、近年ペットシッターサービスの需要が増しており、「稼げる仕事」として話題になっています。
なぜペットシッターは稼げるといわれているのか?
ほかのバイトと比較して時給が高いことが上げられます。
都心部の求人だと時給2,000〜3,000円が相場で、日給8,000〜10,000円はもらえるようです。
フルタイムではなく短時間の案件も多いので、副業にしやすく、女性が働きやすいところもメリットです。とはいえ案件ありきなので、地域による差もあるようです。
また、開業については、店舗がなくても自宅で開業できるので開業コストがそこまで高くありません。お客様がリピーターになる可能性が高く、売り上げを積み上げやすいこともポイントです。
ペットシッターとして働くには?
ペットシッターになるには、ペットシッターサービスを行っている会社で働くか、ペットシッター業を開業するかのどちらかになります。ペットシッター業者は全国にあり、求人も一定数でています。
開業は、ペットシッター専門の会社がフランチャイズ展開をしており、そこに加盟する形で行います。従業員1人で運営しているケースも多いです。開業には「動物取扱責任者」の要件を満たさなければならないので、該当する民間資格を取得しましょう。
ペットシッター資格の種類
ペットシッターの仕事をするうえで、必須の資格はありません。ただし、開業するためには東京都福祉保健局が管理する「動物取扱責任者」の要件を満たす必要があります。業務経験者や動物系の学校を卒業している方以外の未経験者は民間資格の取得で要件を満たすことができます。
◎該当資格例
認定ペットシッター(ビジネス教育連盟ペットシッタースクール)
ペットシッター士(NPO 法人日本ペットシッター協会)
愛犬飼育管理士(社団法人ジャパンケネルクラブ)
愛玩動物飼養管理士(公益社団法人日本愛玩動物協会)
※動物取扱責任者の要件を満たすのは、「環境省が知識及び技術を習得していることの証明として認めているもの」に限ります。
動物取扱責任者の要件(外部リンク)
ペットシッター需要増加の背景
・改正動物愛護管理法の施行
2013年、改正動物愛護管理法の施行により、飼い主が犬や猫を最期まで飼育する責務が定められました。動物介護専門の「老犬ホーム」という施設も増えていますが、自宅でのお世話を希望する場合は、ペットシッターにお願いするケースがあるようです。
・1人暮らしでペットを飼う方が増加
1人暮らしでもペットに癒されたい方は多いようです。また、犬や猫だけでなく、うさぎ、ハムスターなどペットは多様化しています。普段はペット優先で生活している方も、どうしても2、3日自宅を留守にしなければならない時には、ペットシッターを利用します。
・コロナウイルス拡大の影響でペット飼育数が増加
新型コロナウイルス禍による在宅時間の増加で、新たに犬や猫を飼い始めた人が増えました。アフターコロナの現在、出社に戻る方も増え、ペットシッターの需要の増加が予想されます。
ペットシッターを目指すには?
「ペットシッター資格の種類」で紹介した資格を目指す、講座で学習するなどの方法があります。
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