よく聞く『心理カウンセラー』って実際どんな仕事なの?
ストレス社会と言われる現代、厚生労働省の調査では働く人の約6割が強い不安、悩み、ストレスを感じているとの結果が出ており、人の心に寄り添う『心理カウンセラー』の活躍が期待されています。
そこで今回は、社会人経験を経て心理カウンセラーに転身後、現在では心理カウンセラー養成学校の講師も務める阿久津まどか先生に直撃インタビュー。一児の母でもある阿久津先生に心理カウンセラーのお仕事やそのやりがいについてうかがいました。
プロフィール
阿久津 まどか先生
専門分野:働く女性のメンタルヘルス、家族間コミュニケーション
APC心理相談室長として、心理カウンセリングを行うほか、学院講師として後進の育成に力を注いでいる。また、企業や団体などでの講演活動も行っている。プライベートでは一児の母。
日本女性心身医学会々員 / 厚生労働省所轄 中災防登録心理相談員 /(社)日本産業カウンセラー協会認定 産業カウンセラー
心理カウンセラーは、
クライアントだけでなく自分の心とも向き合うお仕事。
ー阿久津先生のお仕事内容を教えてください。
心理カウンセラーとしては、職場や家庭の悩みを抱える成人の方を対象に相談を受けています。
また、当センターが主催するカウンセリング講座の講師として、実際のカウンセリングで行われている手法を、実例を用いてわかりやすくお話ししています。
他にも、企業や団体などでメンタルヘルスに関する講演活動もしています。特に最近では、保育園や子育てサークルなどで子供の発達心理についてお話ししたりしています。
ー"カウンセリング"のゴール(目標)はどこにあるのでしょうか?
カウンセリングは医療と違って病気の方を対象としているのではなく、「もっとより良く生きたい」という気持ちが強いからこそ悩んでしまう方が対象となります。
もともとが病気でないので、ゴールは今よりもっとより良く生きられるための「自己成長」や「自己実現」なんです。
なので、その方ひとりひとり、ゴールが違います。どのような姿がその方にとって「よりよく生きる」姿になるのか、初めにクライアントと目標設定を行います。
ー働く上で、大切にしていることを教えてください。
理論や技術の勉強だけでなく、感受性を磨くことも心がけています。
カウンセリングの理論や技術を勉強し知識を増やすことももちろん必要ですが、それだけではなく、自分自身が生活の中で体験したことをどう感じ、どう考えるか、ということも勉強となります。
好奇心をもって様々な事柄にチャレンジしたり、小説や映画を見て感受性を磨いています。
ーお仕事のやりがいを感じる瞬間は?
カウンセリングを終えられた方が、「ここへ来て良かった。楽に生きられるようになった。」と明るい表情で帰られた時にやりがいを感じます。
また、カウンセリングの仕事は、クライアントと向き合いながら、実は自分自身とも向き合う仕事です。
仕事をしながら、自分自身も自己成長することができます。
ー反対に、ここは大変だなと思うところは?
医療と違って、人の心は目に見えるデータとして現れてきません。よって会話で問題をつきとめて解決に結びつける難しさがあります。
また、様々な悩みを抱えた方がいらっしゃるので、ただ単に話を聞くだけでなくその方に応じたかかわり方が求められます。自分自身の対応力や柔軟性が問われる場面が多いですね。
■後半に続く
結婚・出産しても働きたい!私が心理カウンセラーになった訳【阿久津さんインタビュー後編】
取材協力
母体は25年の歴史と被災者のケアなどで実績のあるAPC心理クリニック。
4000件以上の面接から、毎年常に最新の技法が学べ、即戦力のカウンセラーを養成します。質の高い講師陣とステップアップ方式の学習スタイルでカリキュラムを構成してるため、相談者の役に立つ技法が短期間で効率よく学べます。
ワンポイントレッスン付きの説明会も開催中。詳しくはHPへ!
HP:http://www.apc-shinri.com/
心理カウンセラーが目指せる!おすすめスクール
【通信スクール】
メンタルケアカウンセラー(R)やメンタルケア心理士(R)が目指せる!
TERADA医療福祉カレッジ/通信
メンタルケア・アドバイザーとして活躍できて、あなた自身の悩みも解決!
がくぶん
【通学スクール】
母体は25年の歴史がある心理クリニック!即戦力のカウンセラーへ
APC心理教育学院