サイバーセキュリティ分野で新国家資格「情報処理安全確保支援士(仮称)」の創設が検討されています。 新しい国家資格の創立が検討される背景と、今後の動きを見ていきます。
国家資格創立の背景は?
政府機関や企業などのサイバーセキュリティ対策を強化するため、環境整備と人材育成が目的です。
私たちの生活になくてはならない存在となった、インターネット。
便利な一方で、コンピューターへの不正侵入やデータの改ざん、情報漏えいなどの問題も起こっています。2015年5月には、日本年金機構の個人情報流出問題も発覚し、政府機関や企業などのサイバーセキュリティー対策の強化が急務となっています。
現在もサイバーセキュリティーの知識や技能を測る試験や国家資格はありますが、一度合格すれば更新する必要がなく、日々進歩していくサイバー技術に対応できないとの声もありました。
この現状を打破するべく、「情報処理安全確保支援士」の創立が検討されています。
「情報処理安全確保支援士」ってどんな資格?
提出されている法案では、企業の情報システムを設計、開発、運⽤するための、必要な情報セキュリティに関する高度な知識・技能を身に付けた人材であることを証明する資格とされています。
資格は3年ごとの更新が必要となり、資格保持者は登録簿に登録されます。更新時には講習受講が義務付けられ、未受講者は登録が取り消される予定です。大切な情報に関わる仕事ですので、弁護士のように業務上知りえた秘密の保持義務も課され、破った場合は罰されます。
資格保持者が管理されることで、企業も安心して人材を活用できる同時に、資格保持者の地位や待遇の向上も期待されています。
今後の動きは?
現在開会中の通常国会に法案が提出されており、現在審議中です。平成29年度には第一回試験の実施、東京オリンピック・パラリピンピックのある平成32年までには、3万人以上の有資格者を確保することが目指されています。
情報処理技術者試験の合格者など、同等または同等以上の資格や実務経験を持つ方には、試験の免除も検討されています。
今後も必要不可欠である情報セキュリティ分野の資格。最新情報が入り次第、シカク情報部でもお伝えします。
■追記(2016年10月):「情報処理安全確保支援士」試験が2017年4月に実施されることが決まりました。受験手数料は5700円となっています。
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