取りやすい国家資格の厳選4つを紹介します。どんな国家資格が取りやすいのかについても解説しています。取得のメリットやおすすめの勉強方法も。国家資格でキャリアアップしたい方は参考にしてみてくださいね。
▼もくじ
取りやすい!おすすめ国家資格4選
├宅地建物取引士(宅建士)
├キャリアコンサルタント
├FP(ファイナンシャルプランナー)
└調理師
国家資格とはどんな資格?
どんな国家資格が取りやすい?
国家資格は役に立つの?取得のメリット
国家資格のおすすめの勉強方法
取りやすい!おすすめ国家資格4つを紹介
宅地建物取引士(宅建士)
宅地建物取引士(宅建士) は、公平に不動産のやり取りができるように知識を身につけたことを証明する資格で、不動産業界や金融業界で幅広く活かすことができます。
特に不動産の取引には欠かせない存在で、不動産の関連会社へ5人に1人は必ず配置する必要があります。
受験資格に制限はなく、合格率も約15%と他の国家資格と比較すれば高い水準です。そのため、比較的取得が簡単な国家資格であるといえるでしょう。
法律などに関する多くの知識を必要としますが、全問マーク形式のため、しっかり試験対策を行なえば資格取得初心者も取り組みやすいでしょう。
▼宅地建物取引士(宅建士)のおすすめスクール
資格スクール大栄(通学/全国)
試験合格に絶対の自信!資格スクール大栄でキャリアを切り拓く!
日本不動産学院大阪(通学/関西)
【宅建資格指導歴51年】老舗校ならではの合格方法があります!
資格講座メダリストクラブ/通信講座(通信)
現役大学講師と弁護士による臨場感溢れるライブ配信授業!
大栄のオンライン講座(通信)
挫折させない通信講座!通学のような手厚いサポート!
キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタントは名称独占資格で、主に新卒者や転職者の進路相談に乗る仕事をします。
職業相談の実務経験がない方も、厚生労働省が定める講習を150時間受けることで国家試験の受験資格を得ることができます。
平成28年3月まで行われていた、キャリアコンサルタント能力評価試験の受験資格である養成講座の修了者も対象です。
試験はマーク方式の学科問題と記述論文、ロールプレイングと口頭試問の面接です。
2021年厚生労働大臣の認可を受け資格認定試験を行っている、キャリアコンサルティング協議会での合格率は64%でした。
このように合格率が高く、目指しやすい国家資格であるといえるでしょう。
▼キャリアコンサルタントのおすすめスクール
ヒューマンアカデミー/通学(通学/全国)
最短3ヶ月で専門家を目指す!手厚い就業支援も!
リカレント/LIVE通信(通信)
ハイブリッド授業システムで合格へ導く!
FP(ファイナンシャルプランナー)
ファイナンシャルプランナーは、お金に関する様々な知識を持ち、家計などに関するアドバイスを行うことができる国家資格です。
税金や相続、不動産、保険等の相談に対し、助言を行います。
3級の受験はファイナンシャルプランナー業務に携わっている、または従事しようとしている人が必要条件のため、比較的ハードルが低くおすすめです。
日本FP協会で2021年5月に実施された試験の合格率は、学科が約83%、実技は約77%でした。
同年月にきんざいで行われた学科では約48%、実技試験で個人資産相談業務を選択した場合は約60%、生保顧客資産相談業務を選択した場合は約48%という結果です。
合格率に差がある理由は、後者が法人申し込みが多い点と実技試験の専門性が高いからといわれています。
幅広い分野で活かせるにもかかわらず、難易度は比較的低いため、資格取得が初めての方にもおすすめできる国家資格といえるでしょう。
▼FP(ファイナンシャルプランナー)のおすすめスクール
大栄のオンライン講座(通信)
挫折させない通信講座!通学のような手厚いサポート!
資格講座メダリストクラブ/通信講座(通信)
実務経験豊かな講師陣が合格へと導きます!
調理師
調理師は料理やその衛生管理に対する一定の技術がある者として認められた国家資格です。
保有していなくても飲食店に勤めることはできますが、衛生管理の観点からも、飲食店には調理師資格保持者の設置義務が定められています。
有資格者のみを対象とした求人も多くあるため、飲食業に携わっていきたい方には取得をおすすめします。
試験も難関ではなく、合格率は60%前後といわれています。
2年間以上調理業務に従事して調理師試験への受験資格を得てから試験に合格するルートの他、養成施設へ入学・卒業したのちに居住地の都道府県知事に申請することでも資格が得られます。
後者の場合は試験へ合格する必要はなく、国家資格を取得できます。
▼調理師のおすすめスクール
学校法人服部学園 服部栄養専門学校(通学/関東)
卒業と同時に調理師資格取得可能!
国家資格とはどんな資格?
国の法律で規定された資格
法律に基づいて定められており、能力を証明された資格が国家資格です。
国に指定された組織で実施される試験に合格することで、国家資格保有者となります。
※資格取得に申請が必要な資格もあります
特定の分野に知見があると国が認めているため、信頼性の高い資格といえるでしょう。
さらに詳しくは以下の4つに分類されます。
- 資格がなければ業務に関われない業務独占資格
- 保持していなければ自称できない名称独占資格
- スキルを判定する技能検定
- 特定事業に配置必須の設置義務資格
民間資格との違いは?
国家資格の基準は、法律に基づいているか否かです。
国家資格は法律に定められた基準で能力を審査され、民間資格は民間団体・協会・企業・公益法人がそれぞれ独自の水準で審査します。
例えば介護福祉士は国家資格ですが、ケアマネージャーは民間資格になります。
介護福祉士は国家試験の受験、ケアマネジャーは民間試験の受験が必要になっています。
試験の管轄が異なるだけで民間資格でも広く認められた資格も多く存在します。
民間資格だからといって「取っても無意味」ということはありませんので留意しておきましょう。
どんな国家資格が取りやすい?
受験資格のハードルが高くない
国家試験の受験資格が厳しくない国家資格を選びましょう。
例えば消防官や警察官は、一定基準の身長や体重、視力、体力等のポテンシャルが受験資格に含まれます。
薬剤師は大学で薬学の正規過程を修了し卒業 した者(卒業見込みを含む) のみが受けられると定められており、決まった学歴が必要になります。
また、資格によっては取得のために特定の業務の実務経験が必要な場合もあります。
一方で、学歴や実務経験が受験資格に含まれず、誰でも国家試験の受験が可能な資格も複数存在します。
そういった資格であれば、学習や試験対策ができればどなたでも取得を目指すことが可能といえるでしょう。
受験資格のハードルが低く、今後頑張れば実現可能そうなものの取得を目指しましょう。
試験の難易度が比較的低い、合格率が高い
合格率が高い国家資格は、比較的難易度が低く取得しやすいといえます。
合格の難易度が高い資格はそのぶん価値も高いといえますが、取得までに何年も勉強することが必要になる場合も少なくありません。
そのため、国家資格を直近の就職や転職に活かしたいとお考えの方には、合格率が比較的高い資格を目指すことをおすすめします。
不動産業界などで広く活かせる宅建士の資格などは、1日の勉強時間にもよりますが平均半年ほどで十分合格を目指すことができます。
養成施設で必要科目を履修すれば試験なしで取れる
養成施設に入学し、必須科目を履修すれば卒業と同時に取得可能な国家資格もあり、こちらも比較的取得しやすいといえるでしょう。
例えば栄養士は厚生労働大臣認定の養成施設で 必須課程を履修し卒業すれば、申請できます。
専用の免許申請書を居住の都道府県庁に出し許可が下りれば、資格取得完了です。
測量士補は国土交通大臣の登録を受けた養成施設で、1年以上必要な専門知識と技能を習得すれば必要要件を満たします。
申請書に必要事項を記入し、国土地理院総務課試験登録係へ提出し審査に通れば合格です。
養成施設に通うための学費が必要にはなりますが、しっかり通えば確実に資格が取得できます。
国家資格は役に立つの?取得のメリット
その資格がないと働けない仕事に就職できる
業務独占資格は、有資格者のみが特定の業務を行うことを認められているため、資格を取得した人のみがその職業に就くことが可能になります。
業務独占資格として定められているものとしては、医師や看護師、薬剤師、弁護士、美容師、建築士などが挙げられます。
業務独占資格がかかわる職業は社会において重要な役割を担うニーズの高いものが多く、取得することで就職に直結するといえるでしょう。
取得の難易度が高い資格も多くありますが、その努力に見合う恩恵がある資格であるといえます。
社会的信頼を得て、キャリアアップや就職・転職に役立つ
社会的信用度が高く、キャリアアップや就職、転職の武器になります。
今働いている会社での業務に保有資格が直結する場合、その国家資格を持っていることは大きな評価対象となるでしょう。
資格取得までに身につけた知識やスキルを用いて活躍できることの証明となるため、その業界に就職・転職を行う際もメリットとなります。
中には資格取得者以外は応募できない求人などもあるでしょう。
また、取得した国家資格が直接業務と関わらない業種への転職を希望する場合も、国に認められた資格を取得していることで社会的信用をアピールすることができます。
資格手当で収入のアップも目指せる
業種によっては、資格の取得で手当を支給される場合もあります。
持っているだけで毎月1千円〜5万円程度が普段の月給にプラスで支給されるようになる場合や、資格試験の合格時に報酬として5千円〜20万円程度が支給される場合もあるようです。
資格手当の金額は、資格の種類や企業によって大きく異なりますが、今の給料に少しでもプラスされれば趣味や娯楽に充てる余裕もでき、更に豊かな生活ができるかもしれません。
国家資格のおすすめの勉強方法
学校に通う
国家資格取得に向けて、独学では不安という方はスクールへの通学で学習することも手段のひとつになるでしょう。
スクールでは合格に向けた様々なサポートが用意されています。
「どこからどのように学習すればいいのかわからない」という初学者の方には強い味方となるでしょう。
試験に向けてスケジュールを管理してもらえる他、不明点があれば対面で都度確認できたり、同じ目標を持った仲間と切磋琢磨しながら勉強に励んだりできます。
通学の時間が必要にはなりますが、学習の習慣がつきやすく、合格への近道といえるのではないでしょうか。
通信講座を受講する
国家資格は通信講座でも合格を目指すことが可能です。
宅建士やFPなどの資格は多くの通信講座が用意されています。
通信講座での学習は自由度が高く、空いた時間で行うことができることが大きなメリットです。
不規則な生活の方や、仕事や家事のスキマ時間を活かして勉強したい方には恩恵が大きいでしょう。
最短で試験合格を目指せるよう、要点をまとめたカリキュラムで効率よく学習することができ、忙しい中で国家資格を取得したい方におすすめです。