介護食の知識が身につけられるおすすめ講座を紹介します。高齢者の毎日の楽しみとして重要な食事。加齢に伴って若い頃と同じように何でも食べることは難しくなります。そんな要介護者にも毎日おいしい食事をしてもらうために活かせる介護食の知識について、またどのように学べばよいかを紹介します。
▼もくじ
要介護者の食事「介護食」を作るうえで気をつけるべきことは?
介護食の知識を身につけるなら、講座受講がおすすめ
介護食のおすすめ通信講座
要介護者の食事「介護食」を作るうえで気をつけるべきことは?
噛みやすさ、飲み込みやすさを意識する
年を重ねて高齢になると、食材を噛む力や飲み込む力が低下していきます。
かたいものを噛んで食べることやたくさんのものを一気に飲み込むことが難しくなり、誤嚥のリスクも高まります。
できる限り食べやすい、飲み込みやすい食事を用意することが求められます。
そのため、調理の際に以下のような工夫をすることが重要です。
- 可能な限り柔らかく、食べやすい食材を選ぶ
- 食材を細かく切る
- しっかり煮込むなど、柔らかく調理する
- とろみをつけるなど、飲み込みやすい工夫をする
噛む力や飲み込む力は人によって異なるため、それぞれの方に適した調理をおこなうと良いでしょう。
栄養バランスよく食材を選ぶ
加齢に伴い、多くの場合で食欲も減退していきます。
咀嚼、嚥下の力も落ちることでますます食事の量が減少し、栄養不足に陥ってしまうことも少なくありません。
栄養不足は体力の低下、体調の悪化に直結します。
要介護者に健康に過ごしてもらうためにも、栄養バランスの取れた食材を使用することが大切です。
特定の栄養素を摂取するためには、繊維質な野菜など、要介護者が食べづらい食材を使用しなくてはならないこともあります。
実際に高齢者は、噛みづらい食材に多く含まれるたんぱく質や食物繊維が不足しがちな傾向にあります。
その場合は特に調理方法に注意し、食べやすくする工夫をしておくことが重要になります。
食事を楽しんでもらう
栄養の摂取のみならず、食生活を楽しく感じてもらうことも食事の大きな役割です。
食事がおいしい、毎日の食事が楽しみだと感じられれば、日々の生活にも活力が生まれてきます。
特に活発に活動することが難しい高齢者には、食事が生きがいということも少なくないようです。
その食事を楽しめないと、精神的不調の要因となることもあるでしょう。
身体の衰えによって思うように食事できずストレスに感じてしまうこともあります。
そうすると、食事そのものが億劫になり、栄養不足につながる原因にもなります。
また、食べやすさや栄養のみを重視した食事だと、要介護者がおいしく感じられないこともあります。
食べやすいことはもとより、味や見た目で食事を楽しんでもらうことも重要です。
介護食の知識を身につけるなら、講座受講がおすすめ
介護食の知識を身につけて要介護者の食事作りに活かしたい方は、介護食の資格講座を受講すると効率的です。
介護食の講座では、以下のように介護食を作っていくうえで求められる知識・スキルを体系的に学ぶことができます。
- 食べやすい食事を作るための具体的な調理方法
- 高齢者に必要な栄養素や、食事介助の知識
- おいしく食べやすい介護食の豊富なレシピ
学習を進める中で添削指導も受けられるため、確実に知識を身につけられることが講座受講のメリットです。
通信講座であれば、都合に合う時間に、自分のペースで学習を進められます。
介護や家事、仕事に忙しい中でも空いた時間を有効に活用したいとお考えの方にはピッタリでしょう。
書店でレシピ集を購入することも一つの方法ですが、基礎から学んでおくことで要介護者の状態に合わせて調理方法を変えていくなど、状況に合わせて対応しやすくなるでしょう。
家庭での食事作りのみならず、介護の仕事でも活かすことができます。
また、修了することで資格も取得することができます。
資格を取得すれば、介護関連や調理関係の仕事への就職・転職にも活かすことができるでしょう。
介護食のおすすめ通信講座
介護食アドバイザー養成通信講座(東京カルチャーセンター)
好きな料理を食べやすくおいしい介護食にする、ユニバーサルレシピを学べる!
介護食と聞いて多くの方が想像するような流動食などではなく、カレーなど普段食卓に登場するメニューを噛みやすく飲み込みやすく工夫して調理できる知識が身につきます。
「家族で一緒の料理を食べたい」「要介護者が好きな食事を食べさせて喜ばせたい」とお考えの方に是非学んでいただきたい講座です。
介護食アドバイザー 資格取得講座(資格のキャリカレ / キャリアカレッジジャパン)
介護食の不安をすべて解消!3ヶ月でスキルが身につく
介護食の調理のコツやテクニックが基礎から身につけられる資格講座。
写真でビジュアルから学べる教材で、無理なく学べることも魅力です。