追記(2024年3月):現在保育士試験は年2回実施されております。また、地域限定保育士も神奈川県で実施される予定です。
政府は2014年10月の国家戦略特区諮問会議にて、特区として指定した地域について通常は年1回である保育士試験を年2回に増やすこと、試験を受けた都府県内で通用する「地域限定保育士」(仮称)資格を新しく創設することを決定しました。2015年春からの実施を目指しています。
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保育士試験の年2回化と新しい資格について
保育士試験・資格はどう変わる!?
現状では、保育士試験は年1回の実施となっており、試験日程・出題される問題も全国一律となっています。そこに、東京圏、関西圏など指定した地域で年2回目の試験を追加で実施し、2回目の試験の合格者には「地域限定保育士」の資格を授与するとしています。
追加される年2回目の試験について、試験問題を県で独自につくるのか、全国で統一するかなど、具体的な実施方法については今後詰められていく見通しです。
※2016年の情報はこちら
>>保育士試験、2016年は年2回実施が全国へ拡大!日程・科目免除についての情報も
「地域限定保育士」資格とは!?これまでの「保育士」資格との違いは?
「地域限定保育士」は、試験を受けた都府県内のみで保育士として仕事に就けるものとして新しく創設される予定の資格です。最初は就職する地域の制限がありますが、3年間「地域限定保育士」として活躍したのちは全国で働けるとされています。
通常の「保育士」資格と違い、取得直後は仕事ができる地域が限られますが、3年働いたのちは「保育士」資格取得者と変わらず全国で働けるようになります。
保育士試験が年2回になる地域について
神奈川県の黒岩知事は、もともと保育士試験の実施を年2回に増やすことを国に求めており、まずは神奈川県が試験の年2回実施に踏み切る見込みです。また、大阪府の松井知事も、地域限定保育士制度を活用する考えを示しています。
東京都も試験の年2回化を検討しており、制度の詳細が決まってから導入を判断するとしています。
地域限定保育士制度は、すでに特区として指定されている東京圏、関西圏などのエリアのほか、今後新たに指定する地域にも適用される方針です。
新しい制度にはまだ定まっていない箇所も多く、特に追加される年2回目の試験について、問題作成や試験会場確保の予算をどうするのか、都府県の負担が大きくなると新たに制度を導入する自治体が出てこないのではないかという懸念点もあります。
地域限定保育士制度を含む国家戦略特区法改正案は、閣議決定を通し、現在会期中の国会に提出される見込みです。今後の動向についても注目したいと思います。
■追記1■
2015年2月25日、神奈川県の黒岩知事が2015年度より「地域限定保育士」制度を活用する方針を示しました。地域限定保育士制度を含む「国家戦略特区法改正案」は2014年11月の衆議院解散に伴い審議未了のまま廃案となっていましたが、今国会であらためて改正法案が提出される予定です。
■追記2■
2015年4月3日、神奈川県、大阪府、沖縄県、千葉県(成田市)で2015年度より「地域限定保育士」試験を行うことが発表されました。これらの対象地域以外にお住まいの方でも受験が可能です。
■追記3■
2015年9月7日、仙台市でも「地域限定保育士」を導入する計画が決まりました。2016年度より試験を実施する予定です。
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参考URL
2014年10月10日実施 第9回国家戦略特別区域諮問会議・議事要旨
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc/dai9/gijiyoushi.pdf
※地域限定保育士に関する詳細は8ページ下部〜9ページ。
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