住宅用太陽光発電システムの施工における技術者制度
PV施工技術者
ぴーぶいせこうぎじゅつしゃ
PV施工技術者認定試験とは、住宅用の太陽光発電システム(PV)の施工品質向上と施工人材の育成を目的に「一般社団法人太陽光発電協会(JPEA)」が実施。住宅用太陽光発電システムの施工技術者の知識・技能を評価します。PVの施工には、システム本体の設計・施工技術のほかに、屋根構造や建築基準法、周辺機器といった総合的な基礎知識が必要となります。
同協会は、社会的ニーズなどに応じて見直しを行い、制度の国家資格化を目指しています。
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- 試験区分
- 民間資格
- 主催団体
- 一般社団法人太陽光発電協会(JPEA)
- 受験資格
- ア)太陽光発電システムメーカーが自社製品の施工を行う技術者を対象に発行しているID取得者、
イ)「住宅用太陽光発電システム設置工事に関する研修事業」の修了者
ウ)JPEAがこの研修事業と同等の研修を行う者として認めた研修機関の研修を修了した者。 - 合格率
- 60〜75%程度
- 出題内容・形式
- ・試験方法:マークシートによる5肢択一形式(50問)
・試験範囲:
1.太陽光発電システムの基礎知識
2.太陽電池の知識
3.太陽電池モジュール以外の構成機器
4.施工に関わる住宅屋根の基礎知識
5.太陽光発電システムの導入手順と現場調査と設置前確認
6.太陽光発電システムの設計/太陽電池アレイ用架台の設計
7.安全作業準備と作業前注意事項
8.施工・設置に関わる分類
9.太陽電池モジュールの屋根への設置工事
10.電気機器関連の設置工事
11.点検と維持管理
12.関連法規
13.系統連系手続き - 日程
- -
- 検定料
- 4,400円(税込)
- 問い合わせ先
- 太陽光発電協会(JPEA)
PV施工技術者制度運営センター
http://www.jcot.jp/
〒105-0004 東京都港区新橋 2-12-17 新橋 I-Nビル8F
TEL:03-6205-4530 FAX:03-6268-8566
E-mail:jcot@jpea.gr.jp - 補足情報
- PV施工技術者は太陽光発電施工者とも呼ばれ、太陽光発電設置業者や量販店等、太陽光発電パネルの販売や設置を請け負っている会社で求められている人材です。国や地方自治体などが補助金制度や減税措置など、太陽光発電の導入拡大策を行う一方、節電やエコの観点からも導入する家庭は増加傾向にあり、それを担う人材へのニーズはますます高まっています。
住宅用太陽光発電システムは、設置に対する補助金交付事業や買取制度等の普及施策により導入件数が飛躍的に増加しており、今後も更なる増加が期待されています。これに伴い、設置者が安心して太陽光発電システムを設置できるよう、良質な施工技術者の確保と増員が急務となっています。