レストランサービス技能検定は料飲サービスに関する唯一の国家資格
レストランサービス技能検定
れすとらんさーびすぎのうけんてい
レストランサービス技能検定は職業能力開発促進法に基づき行われているもので、厚生労働省管轄の国家資格です。試験は指定試験機関として社団法人日本ホテル・レストランサービス技能協会(通称HRS)が実施しています。料飲サービスの接客に特化した試験で、料飲サービスのプロとして、料飲サービスに関する資格としては唯一の国家資格です。ウェイターやウェイトレス、ホテルの支配人や経営者など、レストラン関係者の地位、スキルの向上を目的としています。
- 試験区分
- 国家資格
- 主催団体
- 厚生労働省
- 受験資格
- ■3級の受検資格
・3級の学科試験の受検資格を有する者は、次の各号のいずれかに該当する者とする。
@学校教育法による大学においてレストラン等における規定の料飲サービスに関する学科を修めて卒業した者。
A学校教育法による短期大学又は専門学校においてレストラン等における規定の料飲サービスに関する学科を修めて卒業した者。
B学校教育法による高等学校においてレストラン等における料飲サービスに関する学科を修めて卒業した者。
C職業能力開発促進法施行規則第9条に定める応用課程又は専門課程の高度職業訓練(これらに相当する職業訓練を含む)においてレストラン等における料飲サービスに関する訓練を修了した者。
D職業能力開発促進法施行規則第9条に定める普通課程及び短期課程の普通職業訓練(これらに相当する職業訓練を含む。)においてレストラン等における料飲サービスに関する訓練を修了した者。
E前各号に掲げる学科を修めて卒業する見込みのある者又は職業訓練を修了する見込みのある者で、一般社団法人日本ホテル・レストランサービス技能協会会長が認めた者。
Fレストラン等における料飲サービス業務に関し1年以上の実務経験を有する者。
※3級の実技試験の受検資格を有する者は、1級、2級又は3級の学科試験に合格した者とする。
ただし、学科試験に合格した日の翌日から起算して2年を経過する日の属する年度の末日までに行われる実技試験を受検する場合に限るものとする。
■2級・1級の受検資格 ( )内は1級受験者の必要とされる実務経験年数
・2級(1級)の学科試験の受検資格を有する者は、次の各号のいずれかに該当する者とする。
@学校教育法による大学においてレストラン等における規定の料飲サービスに関する学科を修めて卒業した者。
(1級受験者はその後当該サービス業務に関し8年以上の実務の経験を有する者。)
A学校教育法による短期大学又は専門学校においてレストラン等における規定の料飲サービスに関する学科を修めて卒業した者で、その後当該サービス業務に関し1年以上の実務の経験を有する者。
(1級受験者は9年以上の実務経験)
B学校教育法による高等学校においてレストラン等における料飲サービスに関する学科を修めて卒業した者で、その後当該サービス業務に関し2年以上の実務の経験を有する者。
(1級受験者は10年以上の実務の経験)
Cレストラン等における料飲サービス業務に関し3年以上の実務の経験を有する者。
(1級受験者は11年以上の実務の経験)
Dレストランサービスに係る3級の技能検定(1級受験者はレストランサービス職種技能検定2級)に合格した者で、その後2年以上の実務の経験を有する者。
(1級受験者は4年以上の実務の経験)
E料飲接遇サービス技能審査において3級の技能審査(1級受験者は2級)に合格した者で、その後2年以上の実務の経験を有する者。
(1級受験者は4年以上の実務の経験)
F職業能力開発促進法施行規則第9条に定める応用課程又は専門課程の高度職業訓練(これらに相当する職業訓練を含む。)においてレストラン等における料飲サービスに関する訓練を修了した者で、その後当該サービス業務に関し1年以上の実務の経験を有する者。
(1級受験者は9年以上の実務の経験)
G職業能力開発促進法施行規則第9条に定める普通課程の普通職業訓練(総訓練時間が2,800時間以上の者に限りこれらに相当する職業訓練を含む。)においてレストラン等における料飲サービスに関する訓練を修了した者で、その後当該サービス業務に関し1年以上の実務の経験を有する者。
(1級受験者は9年以上の実務の経験)
H職業能力開発促進法施行規則第9条に定める短期課程の普通職業訓練(これらに相当する職業訓練を含む。)においてレストラン等における料飲サービスに関する訓練を修了した者で、当該訓練を修了した後2年以上の実務の経験を有する者。
(1級受験者は10年以上の実務の経験)
※2級の実技試験の受検資格を有する者は、1級又は2級の学科試験に合格した者とする。
ただし、学科試験に合格した日の翌日から起算して2年を経過する日の属する年度の末日までに行われる実技試験を受検する場合に限るものとする。
※1級の実技試験の受検資格を有する者は、1級の学科試験に合格した者とする。
ただし、学科試験に合格した日の翌日から起算して2年を経過する日の属する年度の末日までに行われる実技試験を受検する場合に限るものとする。 - 合格率
- 非公開
- 出題内容・形式
- ■3級〜1級 ※1級は文中の( )内参照。
【学科試験】科目と試験範囲
1.食品衛生及び公衆衛生
・食品衛生に関する一般的な知識
・公衆衛生に関する一般的な知識
2.料飲一般
・食品に関する一般的(詳細)な知識
・西洋料理に使用される食材
・西洋料理の調理法
・飲料の種類及び特徴
・宴会の種類及び運営
・レストランサービスの種類、準備及び方法
3.レストランサービス
・レストランサービスに関する一般的(詳細)な知識
4.食文化
・食文化に関する一般的(詳細)な知識
5.施設の管理等
・レストランにおける施設とその取り扱い
6.苦情への対応
・苦情への対応に関する詳細な知識
7.関係法規
・食品衛生法(昭和22年法律第233号)関係法令のうちレストランサースに関する部分
8.安全衛生
・安全衛生に関する詳細な知識
【実技試験】
1.レストランサービス作業
・接客マナー
・テーブルサービス
※正しい接客ができること
(1級はこれらにワゴンサービスが追加) - 日程
-
【2021年度 学科試験(1・2・3級)】
試験:2021年8月18日(水)
締切:2021年5月31日(月)
【2021年度 実技試験(1・2・3級)】
試験:2021年10月〜11月
締切:2021年9月30日(木)
- 検定料
- 学科:各6,500円
実技:
1級 23,500円
2級 10,500円
3級 8,000円 - 問い合わせ先
- 社団法人 日本ホテル・レストランサービス技能協会
http://www.hrs.or.jp/
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-3-11 飯田橋ばんらいビル6F
TEL:03-5226-6811 - 補足情報
- レストランサービス技能検定は料飲サービスのプロとして、料飲サービスに関する資格としては唯一の国家資格です。ホテルやレストランに関わる知識・スキル以外にも、接客に関する知識や技能も証明できる資格ですので、接客業に関わる就転職するにあたっては有利になる資格と言えます。
レストランサービス技能検定に関連する試験を調べる
- レストランサービス技能検定に関連する試験一覧
- 販売士
- 貿易実務検定
- 消費生活アドバイザー
- キャリアコンサルティング技能検定
- IWPAウエディングプランナー日本資格試験
- PMP(R)
- 統計検定
- コトPOPマイスター検定
- GCDF-Japanキャリアカウンセラー
- キャリアコンサルタント国家試験
- レストランサービス技能検定を含む目的一覧
- 個性的な資格