高度情報処理技術者試験に区分される最高難度の試験。業界内の評価が高い資格です。
プロジェクトマネージャ試験
ぷろじぇくとまねーじゃしけん
高度IT人材として専門分野をもち、システム開発プロジェクトの責任者としてプロジェクト計画を立案し、必要となる要員や資源を確保し、計画した予算、納期、品質の達成について責任をもってプロジェクトを管理・運営する者に対し、その能力を有することを認定するための試験です。 プロジェクトマネージャ試験の講座を探す
- 試験区分
- 国家資格
- 主催団体
- 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA) (経済産業省管轄)
- 受験資格
- 年齢や国籍等を含め受験する上での制限はありません。また、どの試験区分からでも受験いただけます。
- 合格率
- 14.1%(2019年春期合計)
- 出題内容・形式
- ・出題形式:多肢選択式(四肢択一)
・出題範囲:
【午前T】
共通知識
【午前U】
専門知識:
1.技術要素(セキュリティ)
2.開発技術(システム開発技術・ソフトウェア開発管理技術)
3.プロジェクトマネジメント(プロジェクトマネジメント)
4.サービスマネジメント(サービスマネジメント)
5.システム戦略(システム企画)
6.企業と法務(法務)
【午後】
・出題形式:記述式
・出題範囲:
1.プロジェクトの立ち上げ・計画に関すること
プロジェクト、プロジェクトの目標、組織の戦略と価値創成、プロジェクトマネジメント、マネジメントプロセスの修整、プロジェクトの環境、プロジェクトライフサイクル、プロジェクトの制約、個人システム化計画の作成と承認、プロジェクト憲章の作成、ステークホルダの特定、プロジェクトチームの編成、システム開発方針の設定、プロジェクト全体計画(プロジェクト計画及びプロジェクトマネジメント計画)の作成、スコープの定義、要求事項と優先度、WBSの作成、活動の定義、資源の見積もり、プロジェクト組織の定義、活動の順序付け、活動期間の見積り、スケジュールの作成、コストの見積り、予算の作成、リスクの特定、リスクの評価、品質の計画、調達の計画、コミュニケーションの計画、関連法規・標準 など
2.プロジェクトの実行・管理に関すること
プロジェクト作業の指揮、ステークホルダのマネジメント、プロジェクトチームの開発、リスクへの対応、品質保証の遂行、供給者の選定、情報の配布、プロジェクト作業の管理、変更の管理、スコープの管理、資源の管理、プロジェクトチームのマネジメント、スケジュールの管理、コストの管理、リスクの管理、品質管理の遂行、調達の運営管理、コミュニケーションのマネジメント、マネジメントプロセスの改善、機密・契約の管理、プロジェクトに関する内部統制 など
3.プロジェクトの終結に関すること
プロジェクトフェーズ又はプロジェクトの終結、プロジェクト評価指標と評価手法、プロジェクトの完了基準、プロジェクト計画と実績の差異分析、検収結果の評価、契約遵守状況評価、得た教訓の収集、プロジェクト完了報告の取りまとめ など - 日程
-
【2023年(令和5年度)秋期試験】
試験:2023年10月8日(日)
- 検定料
- 7,500円
- 問い合わせ先
- IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)情報処理技術者試験センター
https://www.ipa.go.jp/
〒113-8663 東京都文京区本駒込2-28-8
文京グリーンコートセンターオフィス15階
TEL:03-5978-7600
受付時間 : 9:30 〜 18:15 ※土・日・祝日は休業。
(年末年始(12月29日から1月3日まで)を除く) - 補足情報
- 試験の合格者には資格手当などの報奨金制度を設ける企業があるほか、就職の際に評価対象とされるなど、多くの企業から認められています。