高度情報処理技術者試験に含まれるシステム系国家資格
システムアーキテクト試験
しすてむあーきてくとしけん
システムアーキテクト試験とは、経済産業省が実施する情報処理技術者試験の一区分で、試験制度のスキルレベル4(最高高度レベル)にあたる。「情報処理の促進に関する法律」に基づく国家試験です。独立行政法人 情報処理推進機構が実施。高度IT 人材として確立した専門分野をもち,IT ストラテジストによる提案を受けて,情報システム又は組込みシステムの開発に必要となる要件を定義し,それを実現するためのアーキテクチャを設計し,情報システムについては開発を主導する者としての知識・実践能力が要求される。 システムアーキテクト試験の講座を探す
- 試験区分
- 国家資格
- 主催団体
- 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA) (経済産業省管轄)
- 受験資格
- 特にありません。
- 合格率
- 10〜15%程度
- 出題内容・形式
- 【午前T】共通知識
・出題形式:多肢選択式(四肢択一)
・出題範囲:
1.基礎理論
2.コンピュータシステム
3.技術要素
4.開発技術
5.プロジェクトマネジメント
6.サービスマネジメント
7.システム戦略
8.経営戦略
9.企業と法務
【午前U】専門知識
・出題形式:多肢選択式(四肢択一)
・出題範囲:
1.コンピュータシステム(コンピュータ構成要素・システム構成要素)
2.技術要素(データベース・ネットワーク・セキュリティ)
3.開発技術(システム開発技術・ソフトウェア開発管理技術)
4.システム戦略(システム戦略・システム企画)
【午後T・U】
・出題形式:
T:記述式
U:論述式
・出題範囲:
〈情報システム〉
1.契約・合意に関すること
2.企画に関すること
3.要件定義に関すること
4.開発に関すること
5.運用・保守に関すること
6.関連知識
〈組込みシステム〉
1.機能要件の分析,機能仕様の決定に関すること
2.機能仕様を満足させるハードウェアとソフトウェアの要求仕様の決定に関すること
3.組込みシステムに応じた開発手法の決定に関すること
4.汎用的モジュールの利用に関すること - 日程
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【2023年度(令和5年)春期試験】
試験:春期:例年4月第3日曜日 ※令和4年は4月17日(日)に実施
申込:春期 案内書・願書配布……1月上旬から ※2022年は1月11日(火)〜
締切:願書受付終了…例年2月 ※2022年は2月1日(火)まで
- 検定料
- 7,500円(税込)
- 問い合わせ先
- IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)情報処理技術者試験センター
https://www.ipa.go.jp/
〒113-8663 東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス15階
TEL:03-5978-7600 - 補足情報
- 《役割と業務》
「情報システムの開発」情報システム戦略を具体化するための情報システムの構造の設計や、開発に必要となる要件の定義、システム方式の設計及び情報システムを開発する業務に従事し、次の役割を主導的に果たすとともに、下位者を指導する。
「組込みシステムの開発」
組込みシステムの要件を調査・分析し、機能仕様を決定し、ハードウェアとソフトウェアの要求仕様を取りまとめる業務に従事し、次の役割を主導的に果たすとともに、下位者を指導する。