eco検定(環境社会検定試験)資格ガイド
どんな仕事・資格?
『環境に対する幅広い知識と社会の中で率先して環境問題に取り組む姿勢を証明する“人づくり”、そして環境と経済を両立させた「持続可能な社会」を目指す』という目的で東京商工会議所が新設した資格です。合格者は、環境に対する知識をもって、それを行動に結びつけている人=エコピープルと認定されます。仕事に、直接的に結びつく資格ではありませんが、社会に対する責任感の強さを証明する資格であることは間違いないでしょう。
活躍の場
企業の社会的責任が問われる昨今、その対応策、また環境ビジネスへの展開に向けてなど、環境に対する幅広い知識を活用する場は広がってきています。また環境保全に積極的な企業や団体への就職を希望する学生であれば、資格取得が環境問題への意識の高さをアピールするひとつの材料になるでしょう。エコピープルを求めているのは、誰よりも地球です。そのことに気づき始めた社会、今後活躍の場はますます広がるでしょう。
気になる将来は?
東京商工会議所では、エコピープルへの様々なサポートシステムを構想中。環境と「衣食住」、「経営」といった専門的な学習プログラムを創り、様々な団体や行政とリンクし、より高度な試験制度を確立、有資格者が企業や地域社会で活躍できるようなシステムを整備していくとのこと。それによって、様々な分野に特化したエコピープルが誕生し、地域社会や企業で注目され、環境問題のプロとして求められる存在となるでしょう。
試験データ
項目 | 内容 |
---|---|
資格・試験名 | eco検定(環境社会検定試験(R)) |
試験日 |
【[第37回]2024年11月試験】 |
試験区分 | 公的資格 |
主催団体 | 東京商工会議所検定センター |
受験資格 | 学歴・年齢・性別・国籍による制限はありません。 |
合格率 | 73.3% (2018年度) |
出題内容・形式 | 出題形式:マークシートによる選択問題 出題項目:(公式テキストより主な項目を抜粋) 1.持続可能な社会に向けて 2.地球を知る 1)地球の基礎知識 2)いま地球で起きていること 3.環境問題を知る 1)地球温暖化 2)エネルギー 3)生物多様性・自然共生社会 4)地球環境問題 5)循環型社会(廃棄物処理、リサイクル制度) 6)地域環境問題 7)化学物質 8)震災関連・放射性物質 4.持続可能な社会に向けたアプローチ 5.各主体の役割・活動 1)パブリックセクター(国際機関、政府、自治体など) 2)企業の環境への取り組み 3)個人の活動 4)NPO、主体を超えた連携 |
検定料 | 5,500円(税込) |
問い合わせ先 |
東京商工会議所検定センター https://kentei.tokyo-cci.or.jp/inquiry.html 〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-2-2 TEL:050-3150-8559 (土日・祝休日・年末年始を除く 10:00~18:00) |