電気工事士1種と2種の業務範囲による違いとは?
第1種の業務範囲
1種では最大電力500キロワットまでの大規模な電気工作物の工事を行うことができます。
幅広い現場で活躍できる
1種では2種の範囲に加えて、戸建やマンション、工場、ビル、大型商業施設など、幅広い現場にて工事作業を行うことができます。
第2種の業務範囲
2種の資格でできる作業は600ボルト以下で受電する一般家庭用設備の工事に限定されており、
2種電気工事士の資格を取得すると「一般用電気工作物の電気工事の作業に従事することができる。」と定められています。
建築と鉄道の電気工事などを行える
屋内配線工事・外線の配線工事などの「建築電気工事」と、変電設備工事や線路工事駅の設備工事などの「鉄道電気工事」があります。
2種では、一般的な住宅や小規模のお店、事業所などの施設にて工事作業を行うことができます。
電気工事士1種と2種の試験難易度による違いとは?
実技試験の難易度に大きな差はない
電気工事士第1種と2種の試験難易度の違いですが、冒頭でもお伝えした通り第1種の方が難易度が高いと言えます。
過去数年の合格率を見ると、
1種の平均合格率
●筆記試験:平均40%
●実技試験:平均60%
2種の平均合格率
●筆記試験:平均60%
●実技試験:平均70%
となっています。
1種の筆記試験の難易度が高いことがおわかりいただけるかと思いますが、実技試験の合格率にはそこまでの差がありません。
電気工事士1種の免状交付とは?
1種は免状交付を受ける必要がある
電気工事士1種2種共に受験資格はありませんが、1種は資格を取得したことの証明となる免状の交付を受ける必要があります。
免状交付の条件
(1)電気工事の実務経験5年以上
(2)電気工事士の実務経験3年以上+大学または高等専門学校で所定の課程を修め卒業していること
上記の2つのうち、いずれかを満たす必要があります。
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まとめ
電気工事士1種と2種では扱うことができる電気工作物に違いがあり、工事作業を行える現場も異なることがわかりました。
実技試験に大きな違いはない
また、筆記試験では1種の方が2種よりも合格率が低く難易度が高いものの、実技試験では合格率に大きな差がないこともわかりました。
既に電気工事士2種をお持ちの方は1種を、電気工事士を目指されている方は電気工事士2種の資格取得を検討されてみてはいかがでしょうか?