キャリアコンサルタントとは、就・転職やキャリア開発を考えている人に対して、その人の適性や希望に応じた仕事を探したり、希望の職種に就くために必要な経験などのアドバイスをする専門家のこと。
活躍している方は、30〜50代が中心です。自身のキャリア、人生経験を活かすことができ、かつ一生続けられる仕事であることから、別業界から転身する方が多いのが大きな特徴です。
「自分の経験を活かして働きたい!」「働きたい方の支援をしたい!」そんな思いのある方にぴったりのお仕事なんです。
「標準レベルキャリアコンサルタント」に位置する10の民間資格が1つの国家資格へ移行しました。
国家資格になったからといって警戒する必要はありません。未経験の方でも、養成講座を受講して、国家試験に合格すればキャリアコンサルタントの国家資格を取得することができます!
難しく思われがちなキャリアコンサルタントですが、簡単に言えばキャリアプランを一緒に考えてあげたり、必要なスキルなどのアドバイスをしたりと、働く人をサポートするのが基本的な役割です。
企業におけるキャリアコンサルタントは、相談を受けて社員の能力開発やキャリア開発の支援を行ったり、社員のモチベーションアップに努めたり、といった役割があります。
履修分野などに基づいたキャリアカウンセリングや、学生が就職活動を進めるにあたって必要な求人の紹介やエントリーシート・履歴書の添削といったサポートを行います。
人材ビジネスでは、求職者の希望する職種や条件、適正に応じた就業先の紹介が主な役割です。履歴書や面接のアドバイスのほか、面接日程の調整なども行います。
ハローワークなどの場で「どんな仕事が向いているか?」「キャリアアップに必要なことは?」といった転職の相談を受けたり、適職探しなどを行います。
未経験からキャリアコンサルタント国家試験を受けるには、厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了することが必要です。国家試験は年3回実施されます。
厚生労働大臣が認定するキャリアコンサルタント養成講習が、順次開講しています。キャリアコンサルタントは社会人に人気の高い資格であることから、受講しやすいように一部通信講座として自宅学習がカリキュラムに含まれている講習が多いようです。
認定を受けている養成講習であれば、修了することで国家資格の受験資格が取得できます。ただし、実施機関によって同時に目指せる民間資格は異なりますので、事前に資料などで確認しておきましょう。
資格・試験名 | キャリアコンサルタント国家試験 |
---|---|
主催団体 | 厚生労働省 |
受験資格 | (1)厚生労働省が認定する講習の課程を修了した方が対象。
(2)労働者の職業の選択、職業生活設計、職業能力開発および向上のいずれかに関する相談について3年以上の経験を有する方。実務経験について、受験資格として認められるかは個別判断となる。 (3)キャリア・コンサルティング技能検定1級または2級の学科試験または実技試験に合格した方 (4)上記の項目と同等以上の能力を有する方 |
検定料 | 学科試験:8,900円
実技試験:29,900円 |
問い合わせ先 | 特定非営利活動法人キャリア・コンサルティング協議会 特定非営利活動法人日本キャリア開発協会 |