※自宅学習を含めると受講期間は6ヶ月間が標準です。
サービス提供責任者になるには
これからサービス提供責任者になるには、実務者研修もしくは介護福祉士を取得する必要があります。国家資格である介護福祉士を取得するには、実務経験3年と実務者研修修了が求められま
すので、サービス提供責任者を目指す場合、実務者研修を受講するのが最短ルートです。
※介護職員初任者研修(旧・ホームヘルパー2級)修了+実務経験3年以上を満たしている方もサービス提供者になることができますが、2013年より介護報酬が10%減算されています。
サービス提供責任者の職種は、介護職・ヘルパーよりも給与が高くなる傾向があります。その理由として、介護職との役割の違いが挙げられます。仕事内容は管理に関わることがメインで、利用者とその家族からの相談を受け、サービスの内容・計画を作成したり、担当ヘルパーの管理も行います。訪問介護において、利用者の方と介護職双方から頼りにされるサービス提供責任者は、なくてはならない存在なのです。
サービス提供責任者(サ責)の求人を見ると正社員募集が基本になっていることからもわかるように、訪問介護で正社員を目指す方は実務者研修を受講するのがサービス提供責任者への最短ルートです。ステップアップしたい方、そろそろ正社員として働きたい主婦の方、実務者研修修了を目指しましょう。
介護職・ヘルパーの求人だけでなく、サービス提供責任者を対象とした求人にも応募できるようになりますので、活躍の可能性が広がります。サービス提供責任者の仕事は、サービス全体の管理ということでヘルパーよりも内容的に難しい面もありますが、その分やりがいも大きい仕事です。
ホームヘルパー2級または介護職員初任者研修を取得、かつ実務経験3年以上を満たしている方もサービス提供者になることができますが、介護報酬が10%減算されてしまいます。そのため、基本的には介護福祉士、実務者研修修了、ホームヘルパー1級、介護職員基礎研修修了のいずれかを満たしていることが求人の応募条件になっています。
※ホームヘルパー1級、介護職員基礎研修は2012年度に廃止
実務者研修とは、広い利用者に対する基本的な介護提供能力の修得に加え、医療的ケアに関する知識及び技能の習得を目的として2013年度に新たにスタートした研修です。2017年1月の試験から介護福祉士国家試験の受験に実務者研修修了が義務付けられるため、注目されています。
介護福祉士を前提に設置された研修ですが、実は介護未経験・無資格の方でも受講いただけます。従来の制度では、介護と言えばヘルパー2級の取得が一般的でした。ですが、現在は実務者研修のみ受講した方が初任者研修と実務者研修両方受講することにより一度にまとめて学習でき、費用も安くなる場合が多いことから、今後未経験者の受講も増えそうです。
共通して受講が必要な医療的ケアを除き、保有資格によって科目免除があります。無資格の場合は基本の450時間、初任者研修/ヘルパー2級は320時間、ヘルパー1級は95時間、基礎研修は50時間、と研修時間が短縮されます。
時間数 | 無資格者 | 初任者研修/ヘルパー2級 | ヘルパー1級 | 基礎研修 |
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450時間 +医療ケア(演習) |
320時間 +医療ケア(演習) |
95時間 +医療ケア(演習) |
50時間 +医療ケア(演習) |
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通学+通信の場合 通学日数 |
8日間〜 | 8日間〜 | 8日間〜 | 2日間〜 |