簿記検定に「初級」試験が新設されることが日本商工会議所より発表されました。「初級」試験は2017年度より実施。簿記の初心者を対象としたネット試験で、簿記の基礎知識などが問われる内容になるということです。一方、現在実施されている「4級」については2016年度をもって終了となります。
日商簿記「初級」について
「初級」実施の目的は!?
日商簿記検定で新しい試験(級)が実施されるのは、1961年以来、56年ぶり。今回の「初級」の創設には、初心者が取り組みやすい入門的な級を設けることで、より多くの方に簿記学習への一歩を踏み出してほしいというねらいがあります。
簿記初学者向けの入門級としては「4級」がありましたが、こちらは小規模商店の経理事務を想定しており、対象者がやや限られています。
新しく実施される「初級」では、試験内容を簿記の基本原理や企業の日常業務における実践的な簿記の知識を問うものに。経理・会計担当者のみではなく、業種・職種を問わず多くの方の受験を促す内容になっています。
初心者にもチャレンジしやすい!簿記の基礎を問う試験内容
試験項目は3級に比べて内容がしぼられ、簿記の基本用語や複式簿記の仕組みの理解など、簿記の基礎を問われる試験になります。試験時間は3級・2級が120分であるのに対し、初級は40分と短く設定されています。
試験は、受験から採点、合否判定までをインターネット上で行なうネット試験で実施。企業・教育機関などで受験できます。(※試験会場は商工会議所による認定が必要で、個人の自宅での受験は不可となっています。)
試験の詳細について
◇受験資格:特になし。どなたでも受験できます
◇合格基準:100点満点で70点以上で合格
◇試験時間:40分
◇試験方式:試験の実施から採点、合否判定までをインターネット上で行う「ネット試験」にて施行
◇試験会場:商工会議所ネット試験施行機関(各地商工会議所および各地商工会議所が認定した試験会場。)
◇試験日:試験施行機関が日時を決定
◇受験料:2,160円(税込)
参考URL
▼「日商簿記 初級」の創設について(日本商工会議所 HP)
https://www.kentei.ne.jp/15028
経理・財務系なら「USCPA(米国公認会計士)」もおすすめ!
年収水準高め!グローバル企業で活躍できる英語力と会計知識を身につけてキャリアアップ。
USCPA(米国公認会計士)ガイドへ>>