介護事務実務士の基本情報
介護事務実務士の資格とは?
介護保険制度の導入以来、福祉施設では介護保険請求事務が重要な業務となっています。
この介護保険請求事務の一定の実務能力を認定するのが、「介護事務実務士」の資格です。
求められる職場は、訪問介護ステーション、介護老人保健施設、在宅介護サービス事業所、デイサービスなどの福祉施設はもちろん、長期療養型病床を有する医療機関などもあります。
介護事務実務士の試験、その難易度は?
合格率は約70%、難易度は低めです
介護事務実務士の試験内容を紹介します。
●学科(20問)
1.介護保険法および関連法規
2.介護保険制度 居宅サービス・施設サービス
3.介護報酬の請求
●明細書作成(3問)
・介護給付明細書の作成
・介護報酬明細書作成:1.居宅サービス 2.施設サービスより3問
直近の平均合格率は、67.5%ほどですので、きちんと学習しておけば合格できるレベルでしょう。
介護事務実務士 資格取得の方法
資格取得の方法は2つ
資格取得には2つの方法があります。
1.協会指定校での受験
受験料:7,700円
2.指定校で講座を受講
医療福祉情報実務能力協会指定校の介護事務教育課程を修了すると、介護事務実務士™が授与されます。
※指定校受講修了による認定証発行手数料:3,100円 ※認定審査料込
※実務能力認定試験合格者 認定証発行手数料資格証カード 発行手数料1,540円
【教育指定校 通信講座(教育附属校)】
・ヒューマンアカデミー株式会社
おすすめは指定の通信講座受講 無試験で介護事務実務士資格取得可能
介護事務実務士は指定の通信講座を受講することで、無試験で資格を取得することが可能です。
たとえば、ヒューマンアカデミーの【通信】介護保険請求事務講座を受講すれば、約4ヶ月で修了し取得できます。
介護事務実務士 資格取得にかかる費用
講座受講料・期間
介護事務実務士の資格取得のための講座は下記になります。
ヒューマンアカデミー 介護保険請求事務講座
現場で使用される介護事務コンピューターを体験できるソフトを使って、即戦力となる専門家を育てる実践的プログラムです。
講座を修了すると同時に「介護事務実務士」資格を取得できます。
試験を受けずとも本講座の修了だけで、医療福祉情報実務能力協会認定の「介護事務実務士®」の資格申請が可能。協会より介護事務に関するある一定レベルの知識があると認められ資格を取得できます。
●通信
・入学金: 0円
・受講料: 35,000円(税込)
・受講期間:約4ヶ月
介護事務実務士 資格の活かし方
介護事務実務士でスキルアップ
さまざまな医療機関、福祉施設で活躍することができます。
具体的な仕事は、利用者様への応対、受付、診断書・証明書作成、レセプト作成などのほか、ケアマネジャーの業務のサポートもおこないます。
なお、介護業界で求められている人材の多くは、ヘルパーの仕事も事務の仕事もできる方です。
福祉施設でホームヘルパーとして働いている方で、スキルアップのために取得すれば、待遇面での優遇やキャリアップにつながるでしょう。
【活躍できる主な職場】
・ヘルパーステーション
・訪問看護ステーション
・デイサービスセンター
・ショートステイ
・グループホーム
・特別養護老人ホーム
・老人保健施設
・病院の療養病床
介護事務実務士の主催団体は?
主催団体は『特定非営利活動法人 医療福祉情報実務能力協会(略称:MEDIN(メッドイン))』です
介護事務実務士の資格を主催している団体は、『特定非営利活動法人 医療福祉情報実務能力協会(略称:MEDIN(メッドイン))』です。
こちらの協会では医療機関・福祉施設における人材の能力、質の向上を図り、医療機関・福祉施設経営を支えるスタッフをマルチスペシャリストへと育成することを目指しています。
マルチスペシャリストとは、単一事務作業を行うスタッフではなく、常に効率、採算、コストを重視しながら、公共利益へつなげる認識を持つ人材です。
このようなスペシャリストを世に輩出することによって、医療・福祉・心理業界従事者の地位の向上を図るため、“資格授与によるスキルアップ援助”を行っています。
『医療福祉情報実務能力協会』の事業とは?
●実務能力試験事業
医療福祉分野で活躍する人材のためのスキルアップと地位向上、人材実務能力研鑚のために、実務能力レベルに合わせて以下の能力を認定しています。
・調剤情報実務能力認定試験(称号:調剤事務実務士™)
・薬剤情報担当者®
・医療情報実務能力検定試験1級・2級(称号:医療事務実務士™1級・2級)
・認定医師秘書™(医師事務作業補助業務実務能力認定試験)
・医療秘書情報実務能力検定試験 1級・2級(称号:医療秘書管理実務士™1級・2級)
・メンタルケア心理士®認定試験
・メンタルケア心理専門士®認定試験
・介護情報実務能力認定試験(称号:介護事務実務士™)
・メディカルケアワーカー®(看護助手)検定試験 1級・2級
・認定福祉理容介護師®、認定福祉美容介護師®
・認定福祉理美容介護助師
・メンタルケアカウンセラー®
・認定歯科助手™
・医事コンオペレーター™
・電子カルテオペレーター™
●学会支援
実務能力検定試験において知識レベルを認められた人材に、生涯学習として知識研鑽を行うための学会大会や、研究・論文発表、医療・福祉・心理に関わる人材との情報交換・交流をおこなっています。
●実務能力研究事業
医療福祉関連実務能力向上のための研究グループを組織し、研究会を開催。
また、協会内に理事会にて許可した賛助会員は、ワーキンググループを設置し研究会を発足できます。
介護事務実務士の試験情報
- 主催団体
- 都道府県知事認証特定非営利活動法人 医療福祉情報実務能力協会(略称:MEDIN(メッドイン))
- 試験区分
- 民間資格
- 受験資格
- 特になし
- 合格率
- 67.5%
- 出題内容・形式
-
【学科】 20問
(1)介護保険法および関連法規
(2)介護保険制度
居宅サービス・施設サービス
(3)介護報酬の請求
【明細書作成】 3問
介護給付明細書の作成
介護報酬明細書作成:1.居宅サービス 2.施設サービスより3問 - 日程
- -
- 検定料
- 7,700円
- 問い合わせ先
- 都道府県知事認証特定非営利活動法人 医療福祉情報実務能力協会事務局
http://www.medin.gr.jp/
東京都新宿区西新宿3-2-27 オーチュー第7ビル4F
TEL:03-5326-7784 - 補足情報
- 介護事務実務士試験は、以前は在宅試験での受験が可能でしたが、平成28年度より教育指定校および団体受験のみの受付となっています。
介護事務(ケアクラーク)の資格を目指せるおすすめスクール&通信講座
医療事務協会/通信(通信)
ココがポイント!未経験者にやさしいオリジナルテキストで即戦力スキルを短期間で習得
スクールホームページ:
>>医療事務協会/通信
ヒューマンアカデミー / 通信講座
ココがポイント!修了と同時に全国医療福祉教育協会認定資格「介護事務士」が取得できる!
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医療事務協会(通学/全国)
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>>医療事務協会