ポルトガル語資格ガイド
どんな言語?
かつて世界中に植民地を持っていた歴史を反映してポルトガル語は世界中で使われています。ポルトガル本国はもちろん、ブラジルやマカオ、アフリカの一部の国で第一言語として使用されています。ポルトガルは歴史的にも日本と関わりが深く、日本語の中にもポルトガル語が起源となった言葉がかなりあります。「カルタ」「おてんば」「おんぶ」「合羽」「カステラ」「こんぺいとう」「さぼてん」「てんぷら」「ばってら」「ぶらんこ」などはその一例です。
ことわざ
「盲目の世界では片目の人は王様になる」(少しでも知っている方が、何も知らないよりはいい)
「キャラバンは進む、犬は吠える」(立派な仕事(キャラバン)を成し遂げるなら、つまらない批判(犬)は気にするな)
「非の打ち所のない馬が欲しい者は、馬なしですませ」(世の中に、完璧なものはない)
お国柄・お人柄
ポルトガルの人々の気質を表す言葉として有名なのが「サウダージ(SAUDADE)」です。これは、懐かしさ、郷愁、人恋しい想いを表す言葉です。また、手先が器用で勤勉な点など、日本人の気質とどこか近い所があるといいます。文化的にも日本から大きな影響を受けており、日本の文物もかなり持ち込まれているほか、調度品や生活用具などにも影響が見られます。