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宅建登録講習とは?5問免除を受けて有利に宅建合格を目指そう!

宅地建物取引士資格試験」には、登録講習機関がおこなう講習(登録講習)を修了した場合、試験の一部(問46〜問50の5問)を免除するという制度があります。
この講習を受講できるのは宅地建物取引業者の従業者に限られますが、試験の受験対策になることはもちろん、上述のとおり宅建試験の試験問題が5問免除されますので、宅建業者の従業者の方で宅建試験の受験を検討されている方にはおすすめの講習となっています。
今回は、その登録講習の内容や受講条件などを解説していきますので、ぜひご一読ください。

更新日:2023-09-29(公開日:2021-06-10)

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この記事を監修したのは

宅建講座 講師:大澤 茂雄 氏

宅建講座 講師:大澤 茂雄

宅建登録講習とは?

宅建登録講習とは?5問免除を受けて有利に宅建合格を目指そう!のイメージ

宅建登録講習とは、知識習得や業務適正化を図る講習

宅建登録講習とは、宅地建物取引業法16条第3項および同法施行規則第10条の2の規定に基づく法定の講習で、国土交通大臣の登録を受けた登録講習期間で実施する講習です。

目的
講習の目的は、宅地建物取引業に従事する者を対象として、宅地取引業に関する必要な知識の習得と、業務の適正化や資質の向上を図ることを目的とした内容になっています。

流れ
講習は、所定時間の通信講座とスクーリングでの授業を受ける必要があります。
さらに、修了試験に合格することで、以後3年間有効となる登録講習修了者証明書が交付される流れとなっています。

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宅建登録講習の恩恵「5問免除」の制度

試験で有利になる制度

宅建登録講習を修了することで、知識の習得などだけではなく、宅地建物取引士資格試験を受験する際に試験が有利になる「5問免除」の制度も設けられています。

試験面の恩恵
宅建試験は通常は全50問の試験問題で構成されています。
宅建登録講習を受講し登録講習修了者証明書を交付されている場合は、50問中5問が正解している扱いとなり免除される仕組みとなっています。
この場合、試験時間自体も10分短縮されます。

勉強時間面の恩恵
5問免除により合格ラインが5問分引き下がることはもちろんですが、5問に該当する出題範囲を勉強する時間も短縮され、他の問題の勉強に充てることができるため、5問の点数だけではない恩恵も含まれているといえるでしょう。

合格率
例年の結果を見ても、講習の修了者は一般の受験者と比べ、宅建試験の合格率は5%~7%程度高くなっており、確実に試験に有利となっていることがわかっています。

注意点
5問免除の期間は、交付された登録講習修了者証明書に基づいて3年の有効期限がありますので、注意が必要です。

免除される項目

免除となるのは、以下出題範囲の2項目に該当する5問です。

■出題範囲:宅地建物取引業法施行規則 第8条第1号
・項目:土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること

■出題範囲:宅地建物取引業法施行規則 第8条第5号
・項目:宅地及び建物の需給に関する法令及び実務に関すること

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宅建登録講習を受講するための必要条件

宅建業の従事者であること

受講メリットが多い宅建登録者講習ですが、講習を受講するためには必要条件を満たしている必要があります。

まずは前提として、登録講習の受講者対象は宅建業法により「宅地建物取引業に従事する者」と定められております。

併せて、現在の勤務先より「従業者証明書」を発行してもらい、提出が必要となります。

注意点
従事者証明書は最大で5年以内の有効期間を設けることができますが、登録講習修了日まで従事していることも必須条件となります。

そのため、従事者証明書の有効期間が残っていても、講習前や受講中に退職してしまっていると対象者ではなくなり、講習を修了できませんので注意しましょう。

登録講習の詳細については、下記のサイトをご確認ください。
一般社団法人 不動産適正取引推進機構「登録講習について」
国土交通省「宅地建物取引士の登録について」

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宅建登録講習を受けている人は合格率が高い

合格率の差は約7%

「5問免除」の制度が試験に有利になることをご説明しましたが、実際のところ、どれくらいの効果があるのでしょうか。
過去6年間に実施された試験結果をもとに、一般受験者と登録講習修了者の合格率をグラフにまとめてみました。

宅建試験の試験結果推移のイメージ

一般受験者の合格率は、およそ13%~17%で推移しています。
一方、登録講習修了者の場合、2020年12月度実施分を除き、およそ20%~23%で推移していることがわかりました。
両者の差は約7%と、登録講習修了者の方が高い合格率を誇ります。

やはり、登録講習を修了して5問免除制度を利用するのは、試験に有利といえるでしょう。
これから資格取得を考えている方は、登録講習の受講を検討されてみてはいかがでしょうか。

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スクールで学ぶなら!宅建士(宅地建物取引士)のおすすめスクール

独学での資格取得も可能な宅建士ですが、初学者から合格を目指すなら合格実績のあるカリキュラムやサポートのあるスクールや通信講座の利用もおすすめです。

大栄のオンライン講座(通信)

ココがポイント!通学スクールの合格メソッドを完全凝縮した挫折させない通信講座

スクールホームページ:
大栄のオンライン講座

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TOP宅建学院(通学/関東)

ココがポイント!知識ゼロ・経験ゼロから「短期で一発合格者」続出

スクールホームページ:
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資格講座メダリストクラブ

日本不動産学院大阪(通学/関西)

ココがポイント!指導歴50年以上の老舗「不動産資格の専門校」

スクールホームページ:
日本不動産学院大阪

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まとめ

以上が宅建登録講習の紹介となります。
5問免除制度を利用するメリットについても、おわかりいただけたのではないでしょうか。

これから宅建試験の受験をお考えの方は、登録講習の受講を検討されてみてはいかがでしょうか。

宅建試験の詳細については、下記のサイトをご確認ください。
一般社団法人 不動産適正取引推進機構「宅建試験」

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監修者プロフィール

この記事を監修したのは

大澤 茂雄 氏

宅建講座 講師:大澤 茂雄

1986(昭和61)年、日本大学法学部卒業。
1987(昭和62)年に宅建試験に合格。
1989(平成元)年に大手資格専門学校にて宅建士講座を担当。
講師歴は30年を超える。
主催する『宅建ダイナマイト合格スクール』で、「おーさわ校長の宅建受験講座★バブルの香り」を運営。
宅建試験の問題集などをはじめとした著書も多数。

【宅建ダイナマイト合格スクール】
大澤 茂雄氏を中心に運営されている宅建受験講座団体。
2004年(平成16年)に結成。
宅建ダイナマイト受験倶楽部から、2012年(平成24年)に「宅建ダイナマイト合格スクール」に名称変更し、現在に至る。
わかりやすい講義で人気を博している。

>> 【宅建ダイナマイト合格スクール】のホームページはこちらから

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