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宅建の偏差値は?どのくらい難しい?試験の難易度や合格率

宅建士は、正式名称を宅地建物取引士といい、不動産会社が公正な不動産取引をおこなうため、宅地建物取引業法により定められた国家資格です。主に不動産を取り扱う会社で、不動産取引における重要事項の説明や、重要事項説明書への記名・押印、契約書への記名・押印などを独占業務として行います。

「宅建士に興味はあるけれど、自分が合格できるか不安…」
「宅建士になりたいけれど、試験の難易度はどれくらい?」

この記事ではそんな方に向けて、宅建の偏差値や難易度、合格率などを解説します。

更新日:2024-07-10(公開日:2024-07-03)

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宅建試験の偏差値はどのくらい?

宅建試験の合格率は大体15%前後です。資格試験の難易度は資格によって大きく異なりますが、国家試験というだけあって宅建試験は難関の印象を受けます。では偏差値に直すと、どれくらいになるのでしょうか。

そもそも偏差値とは

偏差値というのは、ある集団の中での位置づけをわかりやすく示した数値を指します。

高校や大学の偏差値に馴染みがある方は多いのではないでしょうか。高校や大学の模試などの場合、平均点を50として、自分が平均点より上の点数の場合は50以上の数値が、下の点数の場合は50以下の数値がでます。仕組みはおおむね同じです。提供する会社によっても数値は変わるので、正解といえる数値はなく、あくまで目安として見ると良いでしょう。

合格率や勉強時間から見る宅建の偏差値

宅建の偏差値は一般的に『55〜57』あたりだと言われています。

大学で言うと日本大学や駒澤大学などと同程度の偏差値です。また広島大学や大阪公立大学などの国公立の大学もこの辺りの偏差値に入ってきます。私立大学がピンとこなくても、国公立大学と聞けば相応に勉強しないと受からないイメージがありますね。イメージは沸くでしょうか。また大学で最難関と言われる東京大学と同レベルの資格は『司法試験』や『公認会計士』だと言われています

ただし資格試験は試験内容や受験資格などが資格によって様々であり、一概に平均値といえるものは出せません。大学と違い一般的な偏差値というものはないため、あくまでも目安としての数値であり、宅建の偏差値も参考程度にご覧ください。

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宅建試験の概要

宅建士になるためには、まず、宅建業法で定める宅地建物取引士資格試験に合格する必要があります。試験は国土交通大臣より指定試験機関として指定を受けた、一般財団法人不動産適正取引推進機構が都道府県知事の委任のもとに実施しています。

ここでは具体的な試験概要を記載します。

合格率・合格点の推移

宅建試験は、毎年20万人以上が受験する人気の資格であり、ここ数年の受験者数も増加傾向にあります。

合格率は大体15%前後で、合格点の平均は50点中35点前後です。合格基準点は毎年変動するため、合格ラインに達するためには7〜8割、50点中35点〜40点の得点率が安全圏だと考えましょう。

ここ10年の合格率・合格点の推移です。

実施年度 受験者数 合格者 合格率 合格点
令和5年度 233,276 40,025 17.2% 36点
令和4年度 226,048 38,525 17.0% 36点
令和3年度(12月試験) 24,965 3,892 15.6% 34点
令和3年度(10月試験) 209,749 37,579 17.9% 34点
令和2年度(12月試験) 35,261 4,610 13.1% 36点
令和2年度(10月試験) 168,989 29,728 17.6% 38点
令和元年度 220,797 37,481 17.0% 35点
平成30年度 213,993 33,360 15.6% 37点
平成29年度 209,354 32,644 15.6% 35点
平成28年度 198,463 30,589 15.4% 35点
平成27年度 194,926 30,028 15.4% 31点
平成26年度 192,029 33,670 17.5% 32点

(参考:一般財団法人不動産適正取引推進機構『試験実施概況』より)

出題範囲

宅建試験の内容は宅地建物取引業法施行規則の第8条において、以下の通り定められています。

一.土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること。
二.土地及び建物についての権利及び権利の変動に関する法令に関すること。
三.土地及び建物についての法令上の制限に関すること。
四.宅地及び建物についての税に関する法令に関すること。
五.宅地及び建物の需給に関する法令及び実務に関すること。
六.宅地及び建物の価格の評定に関すること。
七.宅地建物取引業法及び同法の関係法令に関すること。

(引用:e-Gov法令検索『宅地建物取引業法施行規則』より)

また、実際の試験概要は以下の通りです。

出題形式 マークシート形式(四肢択一)
出題数 50問(1問1点)
試験科目 ・宅建業法(20問)
・法令上の制限(8問)
・権利関係(14問)
・税金その他(8問)

※問題数は例年の参考数値です。

必要な勉強時間

宅建試験に合格するために必要な勉強時間は一般的に、300〜400時間だといわれています。ただし受験者が不動産や法律系の知識を持っていたり、同種の業界経験がある場合は必要な勉強時間はより短縮されるでしょう。

逆に不動産や法律について今まで触れてこなかった初心者が受験する場合、400時間~600時間の勉強時間が必要だとも言われています。

事前知識にもよりますが、大体学習期間は6ヶ月〜12ヶ月で設計するのがおすすめです。

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宅建試験の難易度は?どのくらい難しい?

宅建試験の合格率は大体15%前後であり、必要な勉強時間も300〜400時間、学習期間は6ヶ月〜12ヶ月と長い間勉強する必要があります。このことから、宅建試験の難易度は比較的高いといえるでしょう。

他の資格との比較

では他の国家試験と比較してみると、宅建の難易度はどの程度でしょうか。

試験名 合格率
司法試験予備試験 3〜4%
司法書士試験 4〜5%
弁理士試験 6〜10%
社会保険労務士試験 6〜7%
行政書士試験 10〜12%
宅地建物取引士資格試験 15〜17%
ファイナンシャルプランナー2級 40~50%

他の士業と比べると15〜17%と合格率は少し高めです。もちろん10人受けたら1~2人しか合格しないということなのでしっかり勉強する必要があるのは変わりませんが、計画的に勉強すれば初心者でも合格することはできるでしょう。
宅建士は行政書士やFP2級と比較されることが多いのですが、合格率で見ると行政書士より難易度は低めで、FP2級よりは高いということですね。もちろん受験者自身の経験や知識によって左右されるので、一概には言えません。

近年難易度は上昇傾向

宅建試験の難易度は近年上昇傾向にあると言われています。公的に難易度が上がったと発表されたわけではありませんが、難易度が上がったといわれる理由を2つ紹介します。

出題形式の変化

宅建試験は基本的にマークシート形式ですが、以前は正しい選択肢を選ぶ、あるいは誤っている選択肢を選ぶという出題が多かったのに対し、近年は正しい選択肢の個数を回答する問題が増えています。

前者であれば、確実に正解もしくは誤答とわかる選択肢を見つければ回答できていたところを、後者の場合全ての問題に対して正誤を判断する必要があるので、難易度が上がったと感じるのでしょう。

合格ラインの上昇

例年7割の得点で合格ラインに乗っていたところが、令和2年度(10月試験)では合格点が38点と跳ね上がりました。10年前には合格点は31〜32点だったことを思うと難易度が上がったと感じる方が多かったのではないでしょうか。

ここ数年も合格点は34点〜36点を推移していて、7割の得点では合格できると言えなくなってきたといえます。

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宅建合格のメリット

毎年20万人以上が受験する宅建試験。では、宅建に合格すると具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

独占業務がある

不動産取引には、宅建士にしか行えない「独占業務」があります。

  • 契約締結前の重要事項の説明
  • 重要事項説明書面への記名
  • 契約内容書面への記名

この3点の業務は、法律により宅建士を通して行うよう定められています。

不動産会社には各事務所に5人につき1人以上の成年の宅建士を置く「設置義務」が課されており、不動産業界への転職には非常に強い資格といえるでしょう。

様々な業界で活かせる

宅建士資格は不動産業界はもちろん、金融業界や建設業界への転職にも有利に働きます。

たとえば、金融機関では不動産を担保にしたローンの貸し出しを行うため、不動産取引を主業務とする宅建士の知識が必要とされます。建設会社については、自社で建築した物件を販売するのであれば、宅建子の存在は必要不可欠です。

このように不動産業界だけではなく、金融業界や建築業界でも宅建資格は生かすことができるでしょう。

実生活で活用できる

また仕事面だけでなく、実生活でも宅建士の知識は役立ちます。

たとえば不動産を購入したい、売却したいという時には宅建士の知識が役立ちます。賃貸の場合でも、物件探しの交渉を有利に進められたり、トラブルを回避できる可能性が高まります。

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宅建に合格するためには

宅建試験に合格するためには、大きく3つの方法があります。

一つ目はスクールに通う方法です。
スクールに通うことで確実に勉強時間を確保することができますし、同じ宅建士を目指す仲間と出会えたり、直接講師に質問できるのは大きなメリットです。何から始めていいかわからない、という初心者の方には特におすすめです。

二つ目は通信教育を受講する方法です。
スクールよりも安価に受講できるところが多く、空き時間に効率的に学習を進めたい人にはおすすめです。講師への質問環境が整っている講座も多く、動画教材のあるところもあるので、よく吟味して選びましょう。

最後は独学で勉強する方法です。
独学で勉強するメリットは何といってもコストが大幅に抑えられることでしょう。金銭的にスクールや通信講座が難しい場合や、計画的にコツコツ学習に取り組める方であれば、独学でも宅建士の資格を取ることは可能でしょう。

それぞれのメリット・デメリットを把握し、自分に合った勉強方法を選ぶことが大切です。

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