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ベビーシッターになるには

ベビーシッターになるには|仕事内容と資格の種類

仕事や急用で家を留守にしなければならない両親に代わって、子どもを引き受け世話をするのがベビーシッタ-の仕事。出産後に職場復帰する女性の増加や、世帯の核家族化で、シッターは育児のプロとして注目を集めています。

更新日:2020-12-15(公開日:2017-09-04)

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ACCEL JAPAN アンバサダー 岡田結実
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ベビーシッターになる方法とは

ベビーシッターになるには?資格は必要?

ベビーシッターになるには、法律的には資格は必要ありません。しかし、保育士や幼稚園教諭、また看護師や助産師の資格があればベビーシッターを頼む人に信用されやすくなります。また、公益社団法人全国保育サービス協会が実施している「ベビーシッター資格認定試験」に合格し「認定ベビーシッター」になっておくことも、信頼されるベビーシッターになるには有益なことでしょう。「認定ベビーシッター」になるには、「研修IとII」または「居宅訪問型保育基礎研修」を受講修了し、認定試験に合格してから登録する必要があります。また、保育士を養成する大学や短期大学・専門学校にベビーシッターの養成課程がある場合もあります。他人に子供を預ける際は信頼できる人に預けたいと思う人が多いので、何らかの資格はとっておいた方がよいでしょう。

ベビーシッターの将来性は?

保育園の不足が叫ばれる中、ベビーシッターへの期待は高まっています。保育園に入れない場合や保育園に入っていても病気で保育園に通えない場合に利用するという選択肢も広まっています。ベビーシッターは日本では欧米ほどにはまだ普及していない制度ですが、これからは需要も認知度も広まるでしょう。また、ベビーシッターは子供にマンツーマンでしっかりと向き合えるという点でのメリットも期待されています。例えば、楽器の演奏や語学など、特技があるベビーシッターの存在はありがたがられます。また、ベビーシッターの仕事には年齢制限がありません。子育て経験が生きるばかりか、豊かな人間性がプラスにとらえられる仕事です。

ベビーシッターの仕事を探すには

ベビーシッターの仕事をするには、ベビーシッターの派遣会社に登録をするという方法があります。派遣会社は、ベビーシッターを多数抱えており、その案件ごとにふさわしい人を派遣します。未経験でも資格がなくても受け入れてもらえるところはありますが、研修などで在宅保育に関する知識を学ぶことが重要です。また、ベビーシッターの事業で開業する人もいます。特別な認可もいらないベビーシッターの開業ですが、子供の育児や健康に対する知識を深く学んでおくことが社会から求められています。また、子供がけがしてしまった時や伺うお宅のものを壊してしまった時などのために、損害賠償保険に入るなど万が一の時に備えることも忘れてはなりません。

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ベビーシッター資格の種類

ベビーシッターの資格には下記のようなものがあります。働くには資格は持っていた方が有利です。ベビーシッターを目指すなら、資格取得を目指すところから始めてみるといいでしょう。

●認定ベビーシッター
社団法人全国ベビーシッター協会が主催する認定試験に合格すると、資格を取得できます。ベビーシッターとして「一定水準以上の能力」を保有しているとみなされます。

●ベビーシッター(JADP認定)
日本能力開発推進協会(JADP)主催の試験です。子育てに関する基礎知識や子ども教育に関する職業能力、保育マインドに関する基礎知識、子ども教育に関する職業能力の程度を審査されます。

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ベビーシッターの仕事内容

こんな時はベビーシッターの出番

ベビーシッターを頼む親の事情としては、仕事の都合や保育園に子供が入れない場合、また一対一で子供にしっかり向き合って保育してもらうことを望んでいる場合などがあります。また、兄弟・姉妹や親自体が病気になってしまいその子の世話をするのが難しくなった時もベビーシッターに頼むことがあります。そればかりではなく、育児疲れを解消するためのリフレッシュ休暇が欲しい場合、また新生児の育児をサポートして欲しい場合、また保育園・幼稚園へのお迎えに親が行けない場合などにもベビーシッターの出番があります。ベビーシッターには、親は利用日や利用時間のほか、子供にどんな世話を望むのか、またアレルギーの有無や子供の特徴などについても細かく伝えられます。

ベビーシッターの働き方

ベビーシッターは、何らかの理由で子供の世話を必要としているお宅に伺って、そのお宅で子供をみるという場合が一般的です。他には託児所やキッズルームなどに就職して働いているベビーシッターもいます。しかし、大半の人はベビーシッター派遣会社に登録して仕事をしています。この他にも、学業や主婦業の空き時間を見つけてアルバイト感覚で働いたり、本業とシッターのかけもちで仕事をしたりと、働く日数や時間は自分のライフスタイルにあわせやすいです。最近はレストランやホテル、デパートなどでもベビーシッターのニーズがあるため、活躍の場はますます広がっています。

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保育士との違い

保育士は国家資格であり、保育園で働くには必須の資格です。この資格はベビーシッターになりたい際にも有利に働くので、とっておいて損はないでしょう。保育園で働く保育士の場合は、多くは多数の子供を相手に保育をします。ベビーシッターの場合の多くは、一人を相手にしているので、この点が保育士の仕事と大きく異なります。また、親は保育士を選べませんが、ベビーシッターの場合は、どんな人に来てほしいというような要望をある程度出すことができます。親や子供に信頼されれば、次の機会に再度依頼されるということもあるでしょう。雇用形態としては、保育士が正社員雇用も多いのに比べ、ベビーシッターは派遣社員・パート・アルバイトとしての雇用が多いです。

ベビーシッターの一日

約束の時間の少し前にお宅にお伺いするところから、ベビーシッターの仕事がはじまります。そして親などの依頼者から子供についての情報をもらいます。例えば、どういう保育をしてほしいのかということ、また緊急連絡先や子供の健康状態、使ってほしい保育の用具(オムツやミルク、おもちゃなど)の確認も行います。依頼者から子供を預かり、依頼者が外出すると、依頼された内容の保育を行います。子供の年齢によって、お絵かきや絵本の読み聞かせなどの遊びを工夫します。子供が小学生の場合、宿題を一緒にやってあげるなどのこともします。依頼者が帰宅すれば、預かっている間の子供の情報を記録したものを渡したり、その日の子供の様子を報告したりして勤務が終わります。

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ベビーシッターに向いている人とは

子供を預かる責任を理解している人

子供を保育するというのは、責任重大な仕事です。子供は予想もしない行動をとったり、安全に対しての理解が未発達であったりするものです。そういう意味で、子供の安全を第一に考えることができる人は、ベビーシッターに向いています。また、留守中のお宅を守るということも重要な仕事です。高い倫理観を持って、やってはいけないことをしないという気持ちも求められます。一人の人間の命を守るには、注意力や判断力も必要です。ベビーシッターに関する資格をとり、育児のことについて勉強しておくことはベビーシッターにとって有益なことです。また、登録している派遣会社の研修にも必要に応じて参加することが必要です。

子供が好きな人

ベビーシッターは子供を預かる仕事ですから、子供好きな人が向いています。その子供に合わせた保育をしてあげたいと思う心が大きい人には、やりがいが大きい仕事でしょう。子供と深く関わることができるこのベビーシッターという仕事は、子供のためになりたいという気持ちがある人にとっては理想の仕事です。子供に笑顔でいてもらうにはどうしたらよいのかを心得ている人にも向いています。ただし、子供が危険なことをしようとするなど、叱らなくてはいけない場面もあるでしょう。なるべくそうした場面にならないように経験を重ねていくことが必要ですが、適切な叱り方を心得ているということもとても重要です。また、この仕事には、子供のペースに合わせてあげるための忍耐力も必要です。

子育て経験がある人

自分の子供の子育て経験は、ベビーシッターの仕事に大きく役立てることができます。子供の命を自分が預かっているという重圧感は、子供を育てたことがある人なら誰でも感じたことがあるでしょう。ベビーシッターに子供を預ける親も同じです。日々命を守る重圧感を感じながらも、ベビーシッターに子供を預けなくてはならないという事情を抱えているのです。そんな親達の気持ちが分かるのもまた子育て経験がある人でしょう。依頼者である親とうまくコミュニケーションをとりながら子供を預かることができる人が求められています。子育て経験がなくてもベビーシッターにはなれますが、研修などだけで子育ての全てを学ぶのは限界があります。その場合は、育児について常に勉強するという姿勢が重要になってくるでしょう。

体力がある人

子供を相手にするという仕事に共通して言えるのが、「体力」が必要であるという問題です。だっこが必要な年齢の子を相手にする場合はもちろんのこと、子供は元気なものなので、そのテンションについていける体力があれば育児はぐっとしやすくなります。体力は、日々の生活の仕方によってもついたりつかなかったりするので、体力に自信がない人は食事や睡眠の状況を見直すことも有益でしょう。また、子供を相手にするのですからいつも笑顔でいられる人もベビーシッターに向いています。子供は明るい笑顔の人が大好きです。子供に好かれると、仕事をうまく進めることができます。そういう意味では、子供に好かれるようなユーモアのセンスがある人もベビーシッターには向いているでしょう。

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