登録販売者には向き・不向きがある
登録販売者は資格を取得し、就職先が見つかれば誰でもなれる仕事ですが、適性として向き不向きがあります。
以下に登録販売者に向いている人、向いていない人の特徴を挙げていきましょう。
登録販売者に向いている人はどんな人?
社交的で向上心のある人は登録販売者の適性が高い
登録販売者に向いている人は、「社交的で向上心のある人」です。
医薬品の購入や相談を希望するお客様を相手に、症状のヒアリングや適切な医薬品の提案、薬の情報提供をするのが登録販売者の仕事です。
積極的に人と交流し、医薬品についての知識を習得する意欲のある人が登録販売者に適しているといえるでしょう。
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登録販売者に向いていない人とは?
自己中心的で人との関わりを好まない人
逆に、登録販売者に向いていない人は、「自己中心的で人との関わりを好まない人」です。
まず、目標達成のために、自分の都合を押しつけるような人は、お客様のニーズを満たすことが難しいでしょう。
客離れを起こしかねず、店舗の評判が失墜してしまうおそれもあります。
また、人と関わりたくないために、目に触れない場所で作業を続けるような人も、登録販売者には向いていないでしょう。
登録販売者の適性をチェック!
ここからは、登録販売者の適性がチェックできる項目を7つ紹介します。
登録販売者を目指している方は、自分がどれくらい当てはまるか、ぜひチェックしてみてください。
接客や販売・営業の経験がある
登録販売者は接客業の側面が大きな仕事です。
店舗の医薬品の売上に貢献するためにも、接客スキルは欠かせません。
接客・販売・営業など、お客様とコミュニケーションを取る仕事の経験がある方は、即戦力として活躍できるでしょう。
誰とでも隔たりなく話ができる
医薬品を求めるお客様は、老若男女あらゆる方がいらっしゃいます。
登録販売者がお客様を選別して接客するということはできません。
誰とでも隔たりなく話ができることは、大きな適性の1つといえるでしょう。
医薬品に興味がある
登録販売者は医薬品を扱う仕事です。医薬品についての知識がなければ務まらないでしょう。
医薬品に興味関心があることは、知識を深められるポイントになります。
例えば、薬局やドラッグストアによっては漢方を取り扱うところもあります。
漢方に興味がある方は、積極的に漢方の知識も身につけることができるでしょう。
勉強やスキルアップを続ける意欲がある
医薬品は、次々と新商品が出てくる分野です。
また、医薬品にまつわる法改正もあるため、お客様に有用な情報を届けるためにも、医薬品について勉強する意欲は欠かせません。
登録販売者の資格取得後も医薬品について勉強を続けることで、より一層お客様に役立つ存在でいられるでしょう。
責任感が強い
薬を買いに来る方は、何らかの不安や不調を抱えています。
そのような状態の時に、不適切な接客をされたらどうでしょうか。
お客様は勧められた薬に納得できず、勤めている薬局やドラッグストアへの信頼も失ってしまうかもしれません。
また、的確なアドバイスをしないと、身体の不調がさらに進んでしまうおそれもあります。
医薬品の知識をしっかりと身につけ、間違った情報を伝えないという責任感の強い方は、登録販売者に向いているでしょう。
周りの人と協調できる
登録販売者は店舗などのチーム制の組織のなかで働きます。
また、店舗は365日かつ長時間営業しているというところも多いでしょう。
担当者が不在の時、または自分が不在の時には、それぞれの業務を引き継ぐという場面が多々あります。
自分勝手に働くのではなく、周りのスタッフと協調しながら働ける人は、登録販売者の適性があるといえるでしょう。
体を動かすのが好き/体力がある
登録販売者は基本的に立ち仕事です。
医薬品をはじめとする商品の売場作りや品出し、レジなど、全身を使った業務が多く、時には重たい物を持つこともあります。
体を動かすのが好き、体力に自信があるという方は、登録販売者に適したタイプといえます。
登録販売者に必要なスキル・能力
お客様とのコミュニケーションスキル
登録販売者は、薬を必要とするお客様が、どのようなことに困ったり悩んだりしているのか、それに対してどのような解決策を提案したらよいのかを考えなければなりません。
お客様との対話に必要なコミュニケーションスキルは、登録販売者にとって重要な能力です。
医薬品は専門知識がなければ選別や判断ができない商品です。お客様にわかりやすく、かみ砕いて伝える意識が大切でしょう。
関連記事 登録販売者に求められること
従業員とのコミュニケーションスキル
登録販売者は、お客様だけでなく、従業員とのコミュニケーションスキルも大切です。
例えば、正社員の登録販売者であれば、パートやアルバイトスタッフに業務の指示や依頼をすることも多いでしょう。
指示や依頼に快く応じてもらうには、依頼の出し方の工夫や日々の信頼関係の構築が欠かせません。
幅広い医薬品の知識
登録販売者にいちばん重要ともいえるスキルは、幅広い医薬品の知識です。
お客様はあらゆる症状を訴えて医薬品を買いに来店されます。
かぜ薬については詳しいけれど、それ以外の薬についてはわからない……というのは、登録販売者という医薬品のプロとして、あってはならないことでしょう。
少なくとも、店舗で取り扱う医薬品については、すべて把握しておく必要があります。
正確な業務遂行スキル
登録販売者は医薬品の接客販売以外にも担当する業務があります。
例えば、レジ業務であれば金銭授受の際にミスをすると、お客様・店舗双方に迷惑をかけることになります。
正確性を求められる業務も多いため、ミスなく慎重に業務を遂行するスキルが重要となるでしょう。
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