二種外務員(証券外務員)資格ガイド
どんな資格・スキル
証券の販売・勧誘といった証券業務を行う人を「証券外務員」といいます。証券外務員として活動するためには、証券外務員試験に合格し、日本証券業協会に登録することが法律で義務づけられています。
証券外務員資格には一種と二種があります。二種は一種と異なり、先物取引・オプション取引などリスクの高い金融商品の証券業務が行えないほか、信用取引についても制限がありますが、その一方で誰でも受験できるというメリットがあります。
資格・スキルの活かし方
証券会社や銀行など金融業界を目指す人は、受験にあたって資格や年齢制限のない「二種外務員資格」をとっておくと就・転職の際、非常に有利です。
それ以外にも、たとえば派遣社員として銀行・証券会社のコールセンターで働きたい人、証券仲介業や金融アナリストを目指す人、あるいは金融機関のクライアントを担当するシステムエンジニアなどにもおすすめの資格です。
気になる将来は?
かつては銀行・証券・保険・郵便局がそれぞれ販売できる金融商品について厳格な区別がありました。しかし金融の自由化に伴い、最近では1つの金融機関であらゆる金融サービスを提供するようになってきています。
また消費者の側にも「金利の低い銀行や郵便局にお金を預けているよりも、多少リスクがあっても高いリターンが期待できる株式や投資信託に資金を積極的に投資したい」という人が増えてきています。
このような2つの大きな潮流を受け、証券業務が行える人材へのニーズはますます高まっていくといえるでしょう。
試験データ
項目 | 内容 |
---|---|
資格・試験名 | 証券外務員(外務員資格試験) |
試験日 |
【外務員資格試験】 |
試験区分 | 民間資格 |
主催団体 | 日本証券業協会 |
受験資格 | 特になし |
合格率 | 二種:66.5% 一種:66.1% ※2018年度 |
出題内容・形式 | ■二種外務員資格試験(120分) ・問題数:合計70問(○×方式50問、五肢選択方式20問) ・出題形式 ○×方式及び五肢選択方式(語句選択方式、計算問題) ・出題科目 (1)法令・諸規則 ・金融商品取引法及び関係法令 ・金融商品の勧誘・販売に関係する法律 ・協会定款・諸規則 ・取引所定款・諸規則 (2)商品業務 ・株式業務 ・債券業務 ・投資信託及び投資法人に関する業務 ・付随業務 (3)関連科目 ・証券市場の基礎知識 ・株式会社法概論 ・経済・金融・財政の常識 ・財務諸表と企業分析 ・証券税制 ・セールス業務 ■一種外務員資格試験(160分) ・問題数:合計100問(○×方式70問、五肢選択方式30問) ・出題形式 ○×方式及び五肢選択方式(語句選択方式、計算問題) ・試験科目 二種外務員資格試験の試験科目(1)(2)(3)に加え、デリバティブ取引が一種の試験科目です。 |
検定料 | 13,860円(税込) |
問い合わせ先 |
プロメトリック株式会社 https://www.prometric-jp.com/examinee/test_list/archives/17 【外務員資格試験のお問い合わせ】 TEL:03-6658-9408 ※9:00~18:00(土日・祝日・年末年始休業を除く) |