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ITパスポート試験の資格取得は就職・転職時に有利?メリット、履歴書への書き方などをご紹介します!

IT系企業への就職または転職を考えている方であれば「ITパスポート試験」をご存知の方は多いかもしれません。
では、このITパスポート試験は、取得することで就職・転職時にどのように有利になるのでしょうか?
今回はその具体的なメリットや、履歴書の書き方などについてご紹介します。

更新日:2023-11-01(公開日:2020-09-18)

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ACCEL JAPAN アンバサダー 岡田結実
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ITパスポート試験の資格は就職・転職時に有利になる?

ITパスポート試験の資格取得は就職・転職時に有利?メリット、履歴書への書き方などをご紹介します!のイメージ

「ITに関する基礎知識を習得している」という証明になるので有利!

それでは、まず、ITパスポート試験の資格は就職・転職時に有利になるのかという話からしていきます。
IT系の資格もいろいろありますが、中でもITパスポート試験では初歩の基礎知識からやや専門的な内容まで幅広い知識が出題されます。
そのため、IT資格の中では難易度も低めで、比較的取得しやすい資格と言えるでしょう。
しかし、合格するためにはやはりきちんと勉強する必要があります。

就職活動
就職活動においては自分自身をアピールし、自分の能力や向上心を売り込むことで採用するメリットを企業側に感じてもらうことが重要です。
ITの資格試験は技術者向けのもので、事務職や営業職などを目指す人には関係ないといったイメージを持たれている方も多いかもしれません。
しかし、IT化が加速する現代社会においては、事務系や技術系などの業種・職種を問わず、どのような仕事においてもITの基礎知識が必要と言われています。

基礎的な知識の証明に
ITパスポート試験の資格を取得しておくことで、ITの基礎的な知識を持ち基本操作ができること、技術を持っていることの証明になります。
就職面接などの場では資格を保有しているという事実はもちろん、受験に至るまでの背景やどのように工夫して学習したか、さらには今後の目標までを関連付けて意識の高さをアピールすることを心がけましょう。

ITについては継続的な学習を!
また、ITに関することは社会人になってからも継続的に学習を続けていく必要があります。
IT関連は非常に移り変わりが早く、それに伴い技術も更新されていくからです。
ITパスポート試験で大きくは変わらない基礎的な部分を身につけておくことで、それ以降も苦手意識を持つことなくその学習に取り組めるという利点があるでしょう。
さらに、このITパスポート試験を事前に取得しておけば、その苦手意識を持っていないことを就職活動の段階で知ってもらうことができ、ITに対する探究心があることをアピールする材料にもなると言えるでしょう。

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ITパスポート試験の資格取得の3つのメリット

(1)ITだけではなく、幅広い分野の基礎知識が取得可能!

ここからは、ITパスポート試験の資格を取得する3つのメリットについてお話していきます。

まず、1つめは「ITだけではなく、幅広い分野の基礎知識が取得可能」であることです。

ITパスポート試験では、ITに関する基礎知識や技術などが幅広い分野から出題されるため、資格を取得するために学習することでITに関する知識が深まります。
さらに、ITパスポート試験に向けて学習することで、ITに関する知識だけではなく、企業活動、経営戦略、会計、法務など、実際にITを活用する上で前提とされる幅広い知識をバランスよく習得することができるでしょう。
その内容には以下のようなものがあります。

情報セキュリティや情報モラルに関する知識が身につく
ITを学ぶ上で必須である情報セキュリティに関する基礎知識を身につけることができます。
これによってインターネットや電子メール、社内システムなどを利用する際、機密情報の漏えいリスクやウイルス感染など、さまざまなリスクがあることを理解できるようになるでしょう。

企業コンプライアンスや法令遵守に貢献する正しい知識が身につく
知的財産権などに関する法律や企業コンプライアンスに関する知識が身につけることができます。
そうすることで著作権侵害や商標権侵害などの法令違反や、個人情報の漏えいなどのリスクが理解できるようになり、企業コンプライアンス向上や法令遵守に貢献することができるでしょう。

経営戦略や財務など、経営全般に関する基礎知識が身につく
「SWOT分析」や「BSC」などの経営全般に関する知識や、財務諸表・損益分岐点分析などの会計や財務に関する知識を身につけることができます。
これらを身につけることで、ITを活用した業務の課題を把握したり、それを解決したりする力が養われ、業務改善につなげることがでしょう。

業務に必要なITの基礎知識が身につく
パソコンの操作に関する知識だけではなく、情報システムやネットワーク、データベースなどのITの基礎知識を体系的に身につけることができます。
これにより顧客や社内の情報システム部門、IT企業などとの円滑なコミュニケーションに役立つはずです。

(2)資格取得を推奨している企業もある!

メリットの2つめは「資格取得を推奨している企業もある」ということです。

たとえ同じ組織、同じ部署に属していたとしても、ITに関する知識やスキルは人によって差があります。
日常的にパソコンなどに詳しいという方もいれば、実務で使う機能以外はほとんど分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

社員にも一定水準のIT知識を求めている
IT関連の分野は技術の進歩がとても早く、新しい技術が生まれ、新たな常識が次々と誕生します。
そのため、ITに関することは常に勉強し続ける必要があるのです。
しかし、知識やスキルに差があるように、IT関連に対する興味や関心、姿勢にも人それぞれ差があります。
企業としてはそれでは不都合なことも業務上で出てくるため、できるだけ多くの社員に一定水準以上の知識を身につけてもらう方法を考える必要があります。
そこで、その手段の一つとして用いられるのが「資格取得の推奨」です。

資格取得の推奨
企業に就職する前に取得しておくことで基礎的な知識・スキルを持っていると判断されることが多いのですが、未取得の場合は、企業から受験料の補助が受けられる場合もあります。
また、取得者の場合は考課に加味される企業もあるようです。
その他にもITパスポート試験もしくは、同等の知識を持っていることを証明できる資格を取得していることが昇進の条件となっている場合もあるようです。

このように、企業自体がITパスポート試験資格の取得を奨励してこともありますので、前もって取得しておくメリットは十分にあると言えるでしょう。

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ITパスポート試験の資格取得後の履歴書への書き方は?

正式名称で資格・主催団体を記載する!

ここまでITパスポート試験はITに関する基礎知識やスキルを証明するための国家資格であることをご紹介しました。
当然、この資格は履歴書の資格欄に記載することができます。
IT基礎知識だけではなく、マネジメントやストラテジ系、経営に関する内容まで、非常に幅広い知識を問われる試験に合格したと証明できるものですので、ITパスポート試験に合格したら正しく履歴書に記入しましょう。

履歴書への記入方法

ここからは、履歴書への記入の仕方をご説明します。
まず基本のポイントを3つ押さえましょう。
その3つは「ITパスポートは“免許・資格欄”に記入する」、「資格名・主催団体名は正式名称で書く」、「取得日付は合格証書に書かれている日付を正しく書く」です。

「免許・資格欄」に記入する
資格を履歴書に記入する際には、記入欄を間違えないことが鉄則です。どれほどていねいに書いたところで、記入欄を間違えているような履歴書を出すようでは注意力がないと判断され、マイナスの評価になってしまいます。

資格名・主催団体名は正式名称で書く
また、資格を履歴書に記入する場合は、どのような資格であれ、正式名称で書くことが大切です。
世の中の資格の多くは略称で呼ばれており、正式名称だと思っていたものが実際とは異なる場合があります。履歴書に記載する際には正式名称をしっかりと確認し、間違いのないように記入しましょう。
ITパスポートの正式名称は「ITパスポート試験」です。

取得日付は合格証書の日付を正しく書く
履歴書には正式名称で書くことが必要であるのと同様に、資格取得日を正しく記入する項目があります。ITパスポート試験を記入する場合は、「合格証書に書かれている日付を記入」しましょう。
合格証書は、試験日から約2ヶ月後、合格発表の約1ヶ月後に手元に届きます。
履歴書を書く際は合格証書に記載されている日付を確認してから履歴書に記入することをおすすめします。
過失であっても記入する日付が実際のものと異なる場合、詐欺として認識されてしまうことがあるようです。
日付の記入に誤りがないかしっかり確認しましょう。

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まとめ

今回は、ITパスポート試験について、就職・転職時に有利になることや、取得することで得られるメリットがあることなどをお話してきました。

ITが社会生活において当たり前に利用・活用され、目覚ましい発達を遂げていく現代、ITに関する知識は業種・職種を問わず社会人に必要なものとなっています。
ITパスポート試験はそれらの基礎となる部分を学ぶことができ、取得することでその知識やスキルを証明することができる資格です。
また、ITに関するものだけでなく、企業活動や経営戦略、会計、法務など、実際にITを活用する上で前提とされる幅広い知識を習得できる内容であるため、社会生活を送る上でも、さらに上位資格を目指す上でも役に立つと言われています。
IT関連の資格の中では比較的難易度が低く、多くのメリットを得られるITパスポート試験。
取得しておいて損はない資格であると言えるでしょう。

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