ITパスポート試験の試験日、申込方法や受験料、合格発表などについてご紹介します！

ITパスポート試験の試験日は？

試験は全国で随時実施されている！

まずは、ITパスポート試験の試験日等について解説します。
ITパスポート試験の試験は、全国統一で行われるのではなく、各受験会場ごとに随時実施されています。

【ITパスポート試験日概要】
実施都道府県：47都道府県
試験会場：各都道府県に複数個所
実施頻度：月に2回～3回
実施曜日：主に金・土・日（会場によっては他曜日も実施）
1日の実施回数：1回～3回（会場により異なる）
試験時間：120分
受験者数定員：定員数あり（会場により定員数が異なる）

ITパスポート試験は、試験会場によって実施日が異なるため、まずは受験したい会場を決め、その会場の試験実施日時から、希望する日時の申込をすることになります。

試験実施会場や、試験実施日時、定員数については「ITパスポート試験公式サイト」で確認することができます。
各都道府県の「試験開催状況一覧」は定期的に更新されているため、定員数の空き状況も確認ができ便利です。
ただし、2020年6月5日以降は新型コロナウィルス感染拡大防止対策の中、試験が実施されています。
そのため、記載されている定員数よりも少ない人数しか受け入れない可能性もあるかもしれません。「試験開催状況一覧」の「空席数」が感染拡大防止を加味しているかどうかについては明記されていないため、万が一定員に入れなかったときのことも考えておいた方が良いでしょう。
また、「試験開催状況一覧」では、3か月先までの試験実施予定も確認ができるため、先々の予定も立てやすいでしょう。
受験したい時期や会場が決まっている場合は、開催状況を確認し、早めに申込を済ませておくと安心できそうです。

試験時間は、どの会場でも120分と決まっています。
この120分の試験を、日に1回しか実施しない場合もあれば、2回や3回実施されることもあるので、比較的自分の都合にあった時間帯を選びやすいかもしれません。
ちなみに、3回実施される場合は「午前・午後・夕方」の時間帯で1日が3分割されています。
この点についても「試験開催状況一覧」に記載されていますので、希望する会場で希望の時間帯を受験できるか、前もって確認しておくことをおすすめします。

なお、申し込んだ試験時間に間に合わず、遅刻をしてしまったとしても途中入室は可能なようです。
ただし、その場合でも試験終了時間を遅らせることはできないようなので、試験時間が短くなります。確実に遅刻をせず入室できる時間帯を選んでおいた方が良いでしょう。

ITパスポート試験の申込方法は？受験料はどのくらい？

Webから申し込む！受験料は7,500円！

次に、ITパスポート試験の申込方法と受験料について解説します。

・申込方法：Web申込のみ（郵便・電話・FAX・窓口等はすべて不可）
・受験料：7,500円（税込）

ITパスポート試験の申込と受験については、以下の手順で行います。

①試験問題の非開示（漏洩しないこと）への同意
②利用者IDの登録（1年以内に受験した・IDの登録をした場合は不要）
③公式HPから受験申込手続き
④試験当日に確認表（または受験番号・利用者ID・確認コードの控え）・写真付き本人確認証（有効期限内のものに限る）・試験中不要なものを収納する鞄（試験に必要なパソコンやマウス、メモ用紙やシャープペンシルは会場に設置）を持参

以下では、事前の登録・手続きが必要な「②利用者IDの登録」と「③公式HPから受験申込手続き」について、詳しく解説します。

【②利用者登録IDの登録】
（1）公式HP内を「利用者情報の登録・変更・削除」→「初めて利用される方へ（利用者IDが未登録の方へ）」と進み、「受験申込み」のリンクから登録画面へ遷移する
（2）利用規定に同意し、必要事項を入力する
（3）登録したメールアドレスに届く「仮ID・仮パスワード」を使って2時間以内にログインをする
（4）「利用者情報登録」に必要事項を入力し、利用者IDを取得する

【③公式HPからの受験申込手続き】
（1）受験申込ページから利用者メニューへとログインする
（2）希望する「試験会場・試験日時（申込翌日～3か月先まで）」を選択する
（3）アンケートに回答する
（4）申込内容の確認画面で内容の確認をする
（5）支払い方法（クレジットカード決済・バウチャー・コンビニ払い）を選択する（詳しくは後述）
（6）支払いを実行する（コンビニ払いの場合は、支払いが完了するまでの間、座席は仮確保となる）
（7）申込完了後、登録メールアドレスへ「確認票」の発行通知が届く
（8）確認票をダウンロード・プリントアウトし、試験当日持参する（プリントアウトができない場合は「受験番号・利用者ID・確認コードの控え」を持参）

次に、各支払い方法についてそれぞれ解説します。

【クレジットカード決済】
クレジットカードでの即時決済が可能です。
決済時点で座席が確保されます。
領収書は申込完了日よりダウンロードが可能となります。

【バウチャー】
支払い方法の1つであるバウチャーとは、試験申込の前売りチケットのようなもののようです。
1つの購入者IDを取得することで、一度に1枚～9,999枚までまとめて購入でき、銀行振込で一括支払いをします。
学校や企業など、複数人で受験する場合に、バウチャーを利用すれば各々で支払いをする必要がありません。
ただし、バウチャーで受験した受験者は、受験の成績表がバウチャー購入者へ通知されることに同意しなければならず、同意しない場合はバウチャーで購入したチケット番号の利用ができません。
入金後、座席が確保されます。
領収書はチケット発行の通知後、購入者のみダウンロードが可能となります。

【コンビニ払い】
コンビニ払いの場合、振込手数料187円が必要となります（受験者負担）。入金後、座席が確保されます。領収書は入金後1週間程度でダウンロード可能となります。

申込方法や支払い方法をさらに詳しく知りたい方は、「ITパスポート試験公式サイト」をご確認ください。

ITパスポート試験の合格発表はどのように行われる？

ホームページで合格者が発表され、合格証書が簡易書留で届く！

最後に、ITパスポートの合格発表方法について解説します。

・試験後に試験結果が確認できる（この時点では合否は不明）

・試験後から「試験結果レポート」のダウンロードが可能となる（試験終了から1年間可能）

・合否は経済産業大臣によって判定される

・受験日翌月中旬の正午に、公式HPへ合格者受験番号が公表される

・合格発表の約1か月後に、合格証書（情報処理技術者試験合格証書）が簡易書留で発送される
　（再交付は不可）

・合格者受験番号が官報へ掲載される

・不合格者への通知等は一切行われない

合格証書とは別に「合格証明書（ITパスポート試験に合格したことを機構が理事長名で証明・発行）」を発行したい場合は、合格者が自ら申請しなければなりません。
以下の手順で行います。

・合格発表の約2週間後から発行が可能になる

・「情報処理推進機構」のHPより、
　「情報処理技術者試験合格証明書交付申請書」をプリントアウトし、必要事項を記入する

・交付手数料700円を、郵便局窓口または郵便局ATMから振込み、
　「受領書」または「ご利用明細書」を受け取る

・「受領書」または「ご利用明細書」のコピーを申請書に貼り付ける

・合格証明書の郵送先と、昼間に連絡が取れる電話番号を書いた用紙を同封して郵送する

・入金確認後、約1週間ほどで合格証明書が郵送される

まとめ

ITパスポート試験は、IT社会で働く上で必要とされる、IT基礎知識を習得していることを証明する国家資格です。

国家資格ということもあってか、試験日や試験時間の仕組み、合格発表にいたるまでの手順はやや複雑かもしれません。
しかし、全国統一でないことにより、忙しい学生の方や社会人の方でも受験がしやすく、経済産業大臣に認められ、官報に受験番号が載るなど、魅力的な点も多くあります。
事前確認をしっかり行い、余裕を持って準備に取り組まれると良いでしょう。

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