特殊メイク資格ガイド
どんな仕事?
映画や舞台、テレビなどにおいて役者に特殊なメイクを施し、年齢や性別を変えたり、モンスターや動物風にアレンジしたり、現実とは違ったものへと変身させる仕事です。一般的なヘアメイクと比べ、その可能性は無限大。実在するものへと変身させるだけでなく、新しい創造物を作り上げることができるというのがこの仕事の醍醐味とも言えるでしょう。脚本や台本をもとに、さまざまな素材を駆使して、役者を変身させるクリエイティブな仕事です。
活躍の場
美容系の各種学校やメイク関連の専門学校を卒業後、特殊メイクも手がける映画やテレビの制作会社、特殊造形の制作会社などに就職し、現場で先輩達の仕事を見て、知識を高め、経験を積んでいくのがプロへの道。その後、独立してフリーの特殊メイクアップアーティストになる人、自ら制作会社やアトリエをはじめる人、さらに見聞を広めるために特殊メイクの本場とも言われるハリウッドへ渡るという人もいます。
必要な知識とスキル
基本的なメイクの知識とスキルはあって当たり前。そこにさらに特殊メイクの知識とスキルが求められます。メイクに使うさまざまな素材の使用方法や技法を身につけておかなければなりません。またクリエイティブな仕事に必要な感性を磨くために、観察力や洞察力も欠かせません。トラブル等を回避し、気持ちよく仕事をするためには、役者さんの立場になって、肌や身体への負担をなるべく軽減するよう配慮するという姿勢も必要です。