基本情報技術者試験の勉強時間は?
約200時間が目安
基本情報技術者試験合格に必要な勉強時間は約200時間と言われています。
仮に1日3時間前後の勉強を毎日続けたとしても、最低でも2ヶ月はかかるという計算です。
もちろん受験生の方が社会人である場合などは毎日必ず勉強できるとも限らないので、それ以上の勉強期間を確保する必要はあるでしょう。
ただし上記の勉強時間は、受験生の方が非IT業界にいらっしゃる場合などを想定しています。
事前にIT関連の知識がある方であれば、合計50時間程度の勉強で合格できる可能性もあります。
基本情報技術者試験は独学でも合格可能?
可能だが難易度は高い
「独学では絶対に合格できない」ということはありません。
基本情報技術者試験の参考書やテキストなども出版されているため、きちんとそれらを活用できれば合格可能性はあるでしょう。
しかし基本情報技術者試験の合格率が20〜30%であることを考えると決して簡単なことではありません。
独学の場合はわからない部分があっても自力で解決しなければなりませんし、モチベーションの維持も重要となります。
また、先述の通りすでにIT関連の知識を持っていらっしゃる方であれば、ある程度短期間での勉強で合格することも視野に入りますが、そうでない方は勉強すべき範囲が広いため必然的に難易度は上昇するでしょう。
とはいえ、独学には「費用を安くできる」「自分のペースで勉強できる」という良い面もあります。そうした良い面との兼ね合いも考慮しながら「独学すべきか?」ということを決めると良いかもしれません。
基本情報技術者試験の独学で勉強する上で必要なこと
学習計画を綿密に立てる
独学で基本情報技術者試験の勉強に取り組む場合、学習計画を綿密に立てる必要があります。
先述の通り、試験合格に必要な勉強時間は約200時間が目安です。
これだけの時間を目標も決めずに漠然と勉強に費やしたとしてもなかなか学習効果は見込めません。
さらに、漠然とした勉強になってしまうと「あとどのくらい勉強すれば合格できるのだろう?」というゴールまでのイメージが湧かず、モチベーションの低下に繋がる恐れもあります。
こうしたことを回避するためにも、独学するにあたって必ず目標を最初に決めましょう。
「基本情報技術者試験で〇〇点を獲得する」というようなもので構いません。
目標が決まることで「その目標を達成するためには、どの範囲をどのくらい勉強しなければならないのか?」ということが分かります。
ここを細かく決めていくことで、日々自分がやるべき学習計画が完成していくのです。
インプットだけでなくアウトプットもしっかりする
基本情報技術者試験に合格するためには知識のインプットは欠かせません。
特に非IT業界にいらっしゃる方が受験する場合、ほぼイチから勉強する必要があるため時間をかけてじっくりと勉強を進めていくことが重要になるでしょう。
とはいえ単純に知識をインプットするだけでは、学んだことを本番の試験で活かせるかどうかは分かりません。
自分自身では覚えたつもりだとしても、本番の試験で知識を上手に活用できなかったということも考えられます。そのような事態への対策として、インプットと合わせてアウトプットも行いましょう。
市販の問題集や過去問などで演習を行い、インプットした知識をきちんと問題の中で活用できているか確認することが大切です。
通信講座での学習もおすすめ
このように、受験生の方自身で学習計画を立てて日々勉強できるのであれば独学でも問題ないでしょう。
しかし全員がそのようにできるとは限りません。
勉強へのモチベーション管理が苦手という方もいますし、非IT業界の方が未経験から知識を覚えていくというのはなかなか大変だと考えられます。
もしご自身が「独学は苦手」というように感じていらっしゃるのであれば、通信講座での学習を検討してみても良いかもしれません。
通信講座の場合は、基本情報技術者試験に必要な知識を体系的に指導してもらえることができるため、どこから勉強すれば良いのかが分からないというような方でも安心して勉強に取り組めます。
質問対応などの手厚いサポートもあるため、独学の時よりも疑問を解決しやすくモチベーションの維持にも繋がるでしょう。
まとめ
基本情報技術者試験は合格率が低い難関試験です。
しかし合格できれば就職や転職などの際に自身のスキルをアピールできるため、キャリアアップに繋がる可能性は大きいでしょう。
そうした意味で資格を取得しておくことがアドバンテージになります。
難関ではありますが、決して合格不可能というわけではありません。
自分には独学と通信講座のどちらが合っているのかをきちんと見極め、自分に合った勉強法を見つけることができれば合格可能性は上がるでしょう。