InDesign・電子書籍資格ガイド
どんな仕事?
Indesignは、Adobe PageMakereに成り代わり開発されたソフトで、現在QuarkXPressに代わり、DTPの標準ソフトになっています。InDesign CS5バージョンからは、DTPのみならず、iPadやiPhoneの発売によりニーズが高まっている電子書籍に対応した機能が充実。既存の紙媒体を電子書籍化する業務、そして新たな電子書籍の企画編集の場で活用されています。
活躍の場
電子書籍は、iPadやiPhone、その他のスマートフォンやPCでも閲覧可能。今後市場規模の拡大が期待される分野です。すでに電子書籍専門の出版社も次々に台頭しており、今後、多くの企業が参入することも表明しています。既存の書籍を電子化することで言えば、紙媒体を取り扱ってきた大手出版関連での求人も増えてきています。フリーのデザイナーも今後はこれらのスキルを身につけ活躍の場を広く求めてくるでしょう。
必要な知識とスキル
まずは、InDesignソフトの習得が必要です。このソフトから電子書籍ファイルのフォーマット形式である「EPUB」や「PDF」に書き出しができます。それらのファイルは、あくまでも配信するための中間データ。その後、販売できる状態に仕上げるためには、ファイルを分解し、再編集、ソースの校正といった作業も生じるため、そういったスキルも必要になってきます。一連の流れを把握し、知識と経験を積むことが必要です。