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【2022年】ウェブデザイン技能検定1級の難易度や試験対策を解説します!

【2022年】ウェブデザイン技能検定1級の難易度や試験対策を解説します!

ウェブデザイン技能検定1級は、Webデザインの中で唯一の国家資格であり、最上級となるレベルの資格です。
ウェブデザインを学ぶ人の中には、いつかはウェブデザイン技能検定1級を取得したいと思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、ウェブデザイン技能検定1級の難易度と試験対策について解説します。
ウェブデザイン技能検定1級は、難しい試験ではありますが、しっかりと準備をすれば合格はできるはずです。
ぜひ参考にしてください。

更新日:2023-03-09(公開日:2020-07-29)

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ウェブデザイン技能検定1級の難易度・合格率は?

ウェブデザイン技能検定1級の難易度と試験対策を紹介!のイメージ

合格率は10~20%で難度が高い資格

ウェブデザイン技能検定1級は、難易度の高い試験です。合格率は約10~20%ほどと言われています。
これは、単に知識や基本的なスキルがあるだけでは足りず、一人でサイトアップからサービスインまでできることや、他人を教育できるほどの知識を有した人が求められているためです。
さらに、ウェブデザイン技能検定1級には、高度な受験資格があります。受験資格は以下の通りです。

ウェブデザイン技能検定1級の受験資格

  • 実務経験が7年以上ある者
  • 職業高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校を卒業、または普通職業訓練を修了後、実務経験が5年以上ある者
  • 大学を卒業後、実務経験が3年以上ある者
  • 高度職業訓練を修了後、実務経験が1年以上ある者
  • 技能検定2級に合格後、実務経験が2年以上ある者

ウェブデザイン技能検定1級は、上記の内どれかを満たしていれば受験が可能です。
しかし、どの受験資格にも実務経験が含まれているため、受験できる人の数が2級・3級に比べると少なくなります。
その中で、合格率が約10~20%ほどしかないことからも、いかに難しい試験であるかがわかります。
特に、これまで実務経験がなく、初学者として3級・2級と合格をされてきた方は、2級合格後に2年以上の実務経験が必要とされています。
資格試験では、下位等級に合格すれば次の等級へ進める、というものが多いですが、ウェブデザイン技能検定1級についてはそれだけでは足りないということです。
また、これまでウェブデザイン関連の仕事をしてきたデザイナーやコーダー、フロントエンジニア、バックエンドエンジニアにも難しい試験内容であるといわれています。
それだけ高い技術力と、広く深い知識が要求される試験であるということです。
しかし、それだけ難しい分、合格すれば肩書だけでなく、大きな自信も得ることができるでしょう。

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ウェブデザイン技能検定1級の試験日程

2023年の試験日程

2023年度の試験日程は2月下旬に発表される予定です。発表され次第こちらのページでもご紹介します。

2022年 第3回試験※1級学科試験、2級、3級のみ

項目3級2級1級学科
試験日2022年11月27日(日)
試験地域
  • 北海道
  • 宮城県
  • 埼玉県
  • 東京都
  • 神奈川県
  • 愛知県
  • 大阪府
  • 岡山県
  • 福岡県
  • 鹿児島県
  • 沖縄県
  • 北海道
  • 宮城県
  • 埼玉県
  • 東京都
  • 神奈川県
  • 愛知県
  • 大阪府
  • 福岡県
  • 沖縄県
  • 東京都
  • 大阪府
  • 福岡県
合格発表日2022年12月26日(月)

2022年 第4回試験※1級実技、2級、3級のみ

項目3級2級1級実技
試験日2023年2月19日(日)
試験地域
  • 宮城県
  • 埼玉県
  • 東京都
  • 神奈川県
  • 愛知県
  • 大阪府
  • 岡山県
  • 広島県
  • 福岡県
  • 沖縄県
  • 宮城県
  • 埼玉県
  • 東京都
  • 神奈川県
  • 愛知県
  • 大阪府
  • 福岡県
  • 沖縄県
  • 東京都
  • 大阪府
合格発表日2023年3月25日(木)

上記の予定は変更になる可能性があります。
変更などは「特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会」のホームページでご確認ください。

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ウェブデザイン技能検定1級の試験内容とは?

学科試験(10科目)と実技試験がある!

次に、ウェブデザイン技能検定1級の試験内容について解説いたします。
2級・3級と同様に学科試験と実技試験で判定されます。
まずは、学科試験の内容についてご紹介します。

学科(10科目)試験形式:マーク式の筆記試験

1.インターネット概論
1-1.インターネット
  • インターネットの仕組み
  • ワールドワイドウェブ(WWW)
  • 通信プロトコル(HTTP)
  • その他インターネットについて詳細な知識を有すること
1-2.ネットワーク技術
  • アクセス方式
  • ネットワーク接続法
  • サーバ
  • クライアントモデル
  • 端末
  • 接続機器
  • その他インターネットに関わるネットワーク技術について詳細な知識を有すること
1-3.インターネットにおける標準規格・関連規格と動向
  • 日本産業規格(JIS)
  • 国際標準化機構(ISO)
  • ワールドワイドウェブコンソーシアム(W3C:World Wide Web Consortium)
  • インターネット技術タスクフォース(IETF:Internet Engineering Task Force)
  • 欧州電子計算機工業会(ECMA:ECMA International)
  • ウェブ・ハイパテキスト
  • アプリケーション
  • テクノロジー
  • ワーキング・グループ(WHATWG:Web Hypertext Application TechnologyWorking Group)
  • その他のウェブデザインに関わる各種規格、技術動向について詳細な知識を有すること
1-4.ウェブブラウジング
ウェブブラウジング技術やウェブ表示端末、各種端末に向けてウェブサイトを表示するための技術について詳細な知識を有すること
  • ブラウジング
  • 端末
  • ウェブブラウザの種類と仕様
  • サービス
  • データベースとの連携
  • 認証サービス
  • 携帯端末
  • 家電製品
1-5.ワールドワイドウェブ(WWW)セキュリティ技術
ワールドワイドウェブ(WWW)における各種セキュリティ技術、各種法令、各種セキュリティおよびマルウェア等の攻撃について詳細な知識を有すること
  • ウェブブラウザの種類と各種仕様
  • 公開鍵暗号基盤(PKI)
  • ファイル転送
  • 不正アクセス行為の禁止等に関する法律
  • 個人情報の保護に関する法律
  • インターネットにおける不正アクセスの種類・方法
  • マルウェアの攻撃方法
  • 対処・対策方法
1-6.インターネット最新動向と事例
  • インターネット及びワールドワイドウェブ(WWW)に関わる各種最新動向について詳細な知識を有すること
  • ウェブサイトを利用したビジネスモデルについて一般的な知識を有すること
  • ウェブデザインに関る最新事例について詳細な知識を有すること
2.ワールドワイドウェブ(WWW)法務
2-1.知的財産権とインターネット
ワールドワイドウェブ(WWW)及びウェブ構築に関わる知的財産権および関連する権利について一般的な知識を有すること
  • 産業財産権
  • 著作権
  • その他の権利
2-2.インターネットに関わる法令等
電気通信事業法、インターネットに関わる法令について一般的な知識を有すること
  • プロバイダ責任制限法
  • 消費者保護基本法
  • 不当景品類及び不当表示防止法
  • 訪問販売法
  • 特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律
3.ウェブデザイン技術
3-1. ハイパテキストマーク付け言語および拡張可能なハイパテキストマーク付け言語(HTML・XHTML)とそのコーディング技術
記述言語、ハイパテキストマーク付け言語における各種タグおよびコーディングについて詳細な知識を有すること
  • ハイパテキストマーク付け言語(HTML)
  • 拡張可能なハイパテキストマーク付け言語(XHTML)
  • 拡張可能なマーク付け言語(XML)
  • その他関連する言語等
3-2.スタイルシート(CSS)とそのコーディング技術
  • スタイルシート(CSS)のスタイルおよびコーディング、利用について詳細な知識を有すること
  • スタイルシート(CSS)のレベル、各ウェブブラウザの対応状況に関して詳細な知識を有すること
3-3.スクリプト
エクマスクリプト(ECMAScript)のコーディングおよびシステムについて一般的な知識を有すること
  • ブックマークレット
  • 文書オブジェクトモデル(DOM)
  • Ajax(Asynchronous JavaScript + XML)
  • ライブラリ
3-4.サーバサイドアプリケーション
サーバサイドアプリケーションおよびスクリプトについて一般的な知識を有すること
  • サーバおよびクライアントにおけるスクリプトとプログラム
  • コモンゲートウェイインタフェー(CGI)
  • アクティブサーバページ(ASP)
  • ハイパテキストプロセッサ(PHP)
  • ジャバサーバページ(JSP)
4.ウェブ基準
  • 各種ウェブ標準に基づいたウェブサイトの構築手法について一般的な知識を有すること
5.ウェブビジュアルデザイン
5-1.ページデザインおよびレイアウト
ページデザインについての詳細な知識、サイト構築についての一般的な知識を有すること
  • テキストの種類と利用
  • 著作権
  • 画像(イメージ) データの種類と加工・利用
  • ウェブカラーデザイン
  • 構成について
  • レイアウト手法
5-2.マルチメディアと動的表現
マルチメディアデータに関わる各項目についての詳細な知識、マルチメディアデータを利用したウェブサイトのコンテンツデザイン、サイト構築について一般的な知識を有すること
  • マルチメディアデータの種類(動画、音声、アニメーション等)
  • マルチメディアデータの作成と加工
  • 組込
  • 配信
6.ウェブインフォメーションデザイン
6-1.インフォメーションデザイン
ウェブサイト構築を目的とした情報デザイン手法について詳細な知識を有すること
  • 情報の構造化
  • サイトマップの構成と設計
  • ゾーニング
6-2.インタフェースデザイン
ユーザに配慮し目的に合致したインタフェースに関する要件、ユーザモデルに応じたデザイン手法についての詳細な知識を有すること
  • ナビゲーション
  • インタラクション
  • グラフィカルユーザインタフェース
6-3.ユーザビリティ
ウェブサイト構築におけるユーザビリティに関するデザイン手法について一般的な知識を有すること
  • 人間工学
  • ISO9241-11
  • ユーザ工学(ユーザビリティエンジニアリング)
  • ユーザビリティ評価
6-4.各種データベースとの連携によるダイナミックなサイトデザイン
ウェブサイト構築におけるデータベースおよびウェブプログラミングに関る一般的な知識を有すること
  • ・データベース言語SQL
  • ・各リレーショナルデータベースマネジメントシステム(RDBMS)
  • アクティブサーバページ(ASP)
  • ・各ウェブプログラミング言語によるデータベースの操作
7.アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン
ウェブサイト構築におけるアクセシビリティに配慮したデザイン手法及びユニバーサルデザイン手法について、さらに以下を用いたウェブサイトの構築及びページデザインについて詳細な知識を有すること
  • ウェブコンテンツJIS(JIS X 8341-3)
  • ウェブコンテンツアクセシビリティガイドライン
  • ユニバーサルデザイン
  • 各種補助ソフトウェアとインタフェース
8.ウェブサイト設計・構築技術
各種ウェブサイト構築に関わる詳細な知識を有すること
  • サービスサイト
  • イーコマースサイト
  • イーラーニングサイト
  • アフィリエイト
  • バナー広告のタイプと作成
  • ブログ(blog)サービス、サイトデザインおよび運用
  • ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)サイトのデザインおよび運用
  • 課金・決済サービス
各種設計・構築技術において一般的な知識を有すること
  • コミュニケーション
  • コンサルティング
  • 企画
  • プランニング
  • サイト設計
  • サイト構築
  • システムデバック
9.ウェブサイト運用・管理技術
各種ウェブサイト運用・管理技術において、詳細な知識を有すること
  • サイト管理
  • システム保守
  • セキュリティ管理
  • アクセスログの管理
  • 分析評価
10.安全衛生・作業環境構築
右記のほか、労働安全衛生法関連法令(ウェブデザイン作業に関わる部分に限る)について詳細な知識を有すること
  • 機械、器工具、原材料等の危険性又は有害性及びこれらの取扱い方法
  • 安全装置、有害物抑制装置又は保護具の性能及び取扱い方法
  • 作業手順
  • 作業開始時の点検
  • ウェブデザイン作業に関して発生するおそれのある疾病の原因及び予防
  • 人間工学に配慮したコンテンツの設計、配信
  • VDT作業等に適した作業環境の設定
  • 整理整頓および清潔の保持
  • 事故時等における応急措置及び退避
  • その他ウェブデザイン作業に関わる安全又は衛生のために必要なこと。

実技試験形式:問題文にそって実際にWebデザインを制作する

ウェブサイト構築

  • ・ウェブサイト設計・計画
    ウェブサイト構築に関する、設計・計画(設計・計画・情報デザイン)ができること

ウェブサイトデザイン

  • ハイパテキストマーク付け言語(HTML)
  • 拡張可能なハイパテキストマーク付け言語(XHTML)
  • スタイルシート(CSS)によるコーディング
  • 画像の作成・加工と利用
  • 画像の作成・加工と利用
  • マルチメディアデータの作成・加工と利用、配信
  • スクリプト・サーバサイドアプリケーションの作成・加工と利用
  • ページデザイン・レイアウト
  • アクセシビリティ

ウェブサイト運用管理
以下のウェブサイト運用・管理に関する作業が出来ること

  • データアップロード
  • 更新・変更
  • チューニング

このように、ウェブデザイン技能検定1級の学科試験は、範囲が非常に広く多岐に渡っています。
数週間や数ヶ月ですべてを網羅することは大変困難といえるでしょう。
ウェブデザイン技能検定1級には、日頃からの知識の積み重ねが欠かせないということがおわかりいただけるかと思います。

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ウェブデザイン技能検定1級の試験対策・勉強法について

学科試験は過去問題を解き、実技は時間を意識した勉強をおこなう!

ウェブデザイン技能検定1級の試験対策は、過去問を解くことです。
ウェブデザイン技能検定では、過去の問題と似た問題が出題されることが多いため、過去問をしっかり解くという勉強法は欠かすことができません。
過去問は、ウェブデザイン技能検定を実施している特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会のホームページでダウンロードすることができます。
過去問を何度も解いて、知識や技術を定着させることはもちろん、過去問を解くことで自分の現状のレベルを知ることも大切といわれています。
常に自分のレベルを把握しながら、足りないところを補っていくことで、知識やスキルが定着するでしょう。

実技試験が受けられるのは学科試験合格者のみ

また、ウェブデザイン技能検定1級は、2級・3級と違って、学科試験に合格した人だけが実技試験に進むことができます。
そのため、まずは学科試験できちんと合格ができるよう、意識しながら学科の過去問に取り組む必要があるようです。
学科試験に合格すれば、実技試験までは3ヶ月弱ほど時間があるので、その間に実技試験の勉強に集中しても良いかもしれません。
さらに、過去問はあまり古いものを使うと最新の情報について学ぶことができません。
非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会のホームページでダウンロード可能な、直近過去3年分の過去問に取り組むとよいでしょう。
なお、ウェブデザイン技能検定1級の実技試験には、「ペーパー実技試験」と「作業実技試験」の2種類があります。
それぞれ時間が定められていますので、日頃から時間を計りながら解くことがおすすめです。

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まとめ

当ページでは、ウェブデザイン技能検定1級の難易度や合格率、試験内容、勉強方法についてご紹介をしてきました。
難易度が高く、試験範囲も広く多岐にわたるため、日頃から学習を進めて知識を定着させて、過去問を解いていくとよいでしょう。実技試験は時間を意識して、実践形式で勉強するのがおすすめです。

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