ウェブデザイン技能検定2級の難易度・合格率は?
合格率は30~40%!
ウェブデザイン技能検定2級の合格率は30%~40%、これはおおよそ2人に1人が合格する割合です。
合格率が60%~70%の3級に比べると、やや難易度の高い試験といえるでしょう。
ウェブデザイン技能検定2級は、毎年約1,500人が受験しますが、受験資格が設けられており誰でも受験できるわけではありません。
受験資格
- ウェブデザイナーとして2年以上の実務経験を持っていること
- 職業高校、短大等を卒業していること
- 大学を卒業していること
- 高度職業訓練を修了していること
- ウェブデザイン技能検定3級に合格していること
実務経験のない初学者の方であれば、まずは3級の試験に合格している必要があります。
もしもまだ3級に合格していないのであれば、3級に合格するか、その他の資格に該当していなければなりません。
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ウェブデザイン技能検定2級の合格基準
ウェブデザイン技能検定2級は、知識が問われる学科試験(筆記テスト)と、実務能力が問われる実技試験(実技テスト)の2つで行われます。
ウェブデザイン技能検定は、学科試験と実技試験のどちらも一定の力が要求されます。学科試験・実技試験のそれぞれで、100点満点中70点以上を取らなければなりません。
つまり、どちらかだけが高得点でも合格はできないということです。
ウェブデザイン技能検定2級は難易度が毎年変わりやすく、必ず2人に1人が合格できるとは限りません。自分が受験する年の難易度は受験してみなければわからないため、どんな問題が出ても回答できるよう、しっかりと勉強して臨むとよいでしょう。
ウェブデザイン技能検定2級の試験内容とは?
学科試験(10科目)と実技試験がある!
次に、ウェブデザイン技能検定2級の試験内容について解説します。
1級・3級と同様に、大きく「学科試験(10科目)」と「実技試験(1科目)」に分かれます。
具体的な試験内容については下記のとおりです。
出題範囲
【学科試験(各等級共通)】
(1)インターネット概論
(1-1.インターネット/1-2.ネットワーク技術/1-3.インターネットにおける標準規格・関連規格と動向/1-4. ウェブブラウジング/1-5. ワールドワイドウェブ(WWW)セキュリティ技術/1-6.インターネット最新動向と事例)
(2)ワールドワイドウェブ(WWW)法務
(2-1.知的財産権とインターネット/2-2.インターネットに関わる法令等)
(3)ウェブデザイン技術
(3-1. ハイパテキストマーク付け言語および拡張可能なハイパテキストマーク付け言語(HTML・XHTML)とそのコーディング技術/3-2.スタイルシート(CSS)とそのコーディング技術/3-3.スクリプト/3-4.サーバサイドアプリケーション)
(4)ウェブ基準
(5)ウェブビジュアルデザイン
(5-1.ページデザインおよびレイアウト/5-2.マルチメディアと動的表現)
(6)ウェブインフォメーションデザイン
(6-1.インフォメーションデザイン/6-2.インタフェースデザイン/6-3.ユーザビリティ/6-4.各種データベースとの連携によるダイナミックなサイトデザイン)
(7)アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン
(8)ウェブサイト設計・構築技術
(9)ウェブサイト運用・管理技術
(10)安全衛生・作業環境構築
【実技試験】
・ウェブサイト構築(ウェブサイトデザイン、ウェブサイト運用管理)
出題形式
【学科試験】
・マークシート式の筆記試験
・多岐選択法(複数の選択肢から正しいものを選ぶ)・新技法(記述の正誤を解答)
【実技試験】
・問題文にそって実際にウェブデザインを行う
・課題選択方式(2つの問題から1問を選ぶ)
ウェブデザイン技能検定2級 学科・実技の試験対策について
学科試験は過去3年分程度の過去問題をとき、実技試験は時間も意識して取り組む!
次に、ウェブデザイン技能検定2級の試験対策について解説します。
試験対策は、学科試験と実技試験それぞれで異なります。
学科試験
勉強開始時期:試験の1ヶ月前くらい
勉強時間:1日1時間程度(受験者の知識量によってはそれ以上)
勉強方法:過去問を中心とした勉強
ポイント:過去問で自分の実力を測りながら、足りない点を参考書などで補う
注意点:過去問は古いものだと出題内容が現代にあっていないことがあるため、3年以内のものがよい
学科試験は、主に暗記をすることになります。
そのため既存知識の量によって勉強時間を増やすとよいでしょう。
過去問は特定非営利活動法人 インターネットスキル認定普及協会のホームページから、過去3年分がダウンロードすることができます。
この過去問を解くことで、知識を吸収するだけでなく、今のご自身のレベルを測ることがポイントです。レベルが足りないと感じた部分は、別途参考書などを使って知識の定着を計るとよいでしょう。
過去問を繰り返し解く
また、過去問を解いておくことで、実際の問題文に慣れるというメリットがあります。
知識があっても、問題文に慣れていなければ何を聞かれているかを理解するのに時間がかかり、慌てて実力を発揮できないといったことがあるかもしれません。
さらに、注意点としては「過去問は過去3年ほどのものを使う」ということです。
あまり古い過去問を解いても、実際の試験では最新のHTMLやCSSについて出題されます。
過去問が古すぎると、試験で役立つ知識を得られないことがある、ということも知っておきましょう。
実技試験の勉強方法
勉強開始時期:試験の1習慣前くらい
勉強時間:1日1時間~2時間程度(受験者のスキルによってはそれ以上)
勉強方法:過去問を中心とした勉強
ポイント:本番同様に時間を計りながら過去問を解く
注意点:学科試験と同様で、過去問は3年以内のものがよい
実技試験は技術面について試されます。
そのため、試験1週間前くらいからできるだけたくさん過去問を解いて、技術を磨いておくことが推奨されます。
やはり、学科試験と同じように、あまり古い過去問だと意味がないため、過去3年間ほどの過去問を中心に勉強するとよいでしょう。
また、実技試験の勉強では、本番同様に時間を計りながら取り組むとよいといわれています。
本番では緊張したり、慣れない環境で手間取ったりするとも考えられます。
できるだけ短い時間で正確な回答ができるよう、日頃から練習しておきましょう。
ウェブデザイン技能検定2級の実技試験は、毎年似た問題が出題されるともいわれています。
過去問パターンをしっかりと身につけることを目的とすれば、試験対策はさほど困難ではないかもしれません。
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まとめ
ウェブデザイン技能検定2級の難易度や合格率、試験内容や試験対策についてご紹介をしてきました。
学科試験が10科目があり、実技試験もあります。
学科、実技それぞれで70点以上の点数を獲得しなければなりません。
70点以上の点を取れるようにするためには、過去問題を3年分程度解きながら傾向を把握し、実技試験も時間を計測しながら行うなどの対策が必要といえるでしょう。