【2023年最新版】Webデザイナーの年収(給料・収入)は?
平均年収は「約480万円」
厚生労働省が提供する職業情報サイト「JobTag」のデータによると、Webデザイナーの平均年収は「約480万円」です。(2023年4月時点で公開されているデータです)
国税庁の発表によると、2021年12月時点における民間の平均年収は「443万円」ですので、比較するとWebデザイナーの平均年収は高めということが分かります。
参考 Webデザイナー|職業情報提供サイト(日本版O-NET)(愛称:job tag(じょぶたぐ))
参考 令和3年分 民間給与実態統計調査|国税庁
Webデザイナーの平均月収は「約25万円」
厚生労働省が「JobTag」内で公開しているデータによると、2021年度におけるWebデザイナーの平均月収は、「約25万円」です。ただし、この金額はあくまでも平均です。詳しくは後述しますが、Webデザイナーは年齢を重ねて経験を積んでいくにつれて給与もアップする傾向があります。
新卒・20代のWebデザイナーは年収いくら?
厚生労働省が実施している賃金構造基本統計調査の結果によると、新卒Webデザイナーの平均年収(2022年時点)は、大学卒業の場合には「約228万円」です。
Webデザイナーの平均年収は学歴によっても違いがみられ、専門学校卒業の場合には「約212万円」、高専・短大卒業の場合には「約202万円」、高校卒業の場合には「約181万円」となっています。
東京は「約527万円」北海道は「約350万円」など地域差がある
Webデザイナーの平均年収には地域差もみられます。Webデザイナーの全国平均の年収は、前述の「約480万円」ですが、例えば東京都の平均年収は「約527万円」、北海道であれば「約350万円」といった具合です。主な地域とWebデザイナーの平均年収の額は以下の通りです。
都道府県 | 平均年収 |
---|---|
北海道 | 約350万円 |
青森県 | 約336万円 |
宮城県 | 約316万円 |
茨城県 | 約552万円 |
東京都 | 約527万円 |
神奈川県 | 約444万円 |
新潟県 | 約337万円 |
山梨県 | 約380万円 |
愛知県 | 約425万円 |
京都府 | 約538万円 |
大阪府 | 約444万円 |
島根県 | 約427万円 |
広島県 | 約577万円 |
香川県 | 約468万円 |
高知県 | 約332万円 |
福岡県 | 約439万円 |
熊本県 | 約318万円 |
鹿児島県 | 約336万円 |
沖縄県 | 約321万円 |
(「JobTag」の検索結果より引用)
Webデザイナーの平均年収は低い?
「Webデザイナーの平均年収は低い」という声を、ネット上などで目にしたことはないでしょうか?なぜ、Webデザイナーの平均年収は低いといわれているのでしょう。その理由を解説します。
Webデザイナーの平均年収が低いといわれる理由
「Web業界には、年齢が若いWebデザイナーが多い」というのが、Webデザイナーの平均年収が低いといわれる1つの理由です。Web業界の歴史はまだ浅く、ここ20年ほどの間に急速に拡大しました。そんなWeb業界で働くWebデザイナーの多くは、20代や30代といった比較的若い年代なのです。JobTagのデータによると、Webデザイナーとして就業している方の平均年齢は38.3歳となっています。
年齢が上がるほど、「高いスキルを身につけている」と期待されるWebデザイナーの世界。当然、年齢と経験を重ねたWebデザイナーほど、年収がアップしていく傾向があります。20代のWebデザイナーの平均年収はおよそ250万円から300万円、30代では350万円から450万円弱、40代以上になると500万円を稼ぐWebデザイナーも存在します。
Webデザイナーの平均年収が低いといわれるもう1つの理由が、「Webデザイナーを雇用する会社が比較的若いため」です。Webデザイナーが主に働く企業としては、Web広告企業が挙げられますが、こうした企業の中には社員の平均年齢や設立年数が若い中小企業が多くみられます。受注単価が低く、たくさんの仕事を請け負わなければならない中小企業の場合、経験の浅いWebデザイナーを雇用することも多いものです。その結果、Webデザイナー全体の平均年収が下がる傾向があるのです。
高収入を目指す方法
コーディングスキルを身につける
Webデザイナーとして高収入を目指すのであれば、「コーディング」はぜひ身につけておきたいスキルです。コーディングとは、Webサイトをデザイン通りに表示させたり動かしたりするために、コンピューターに分かるように命令を書く作業のことです。コーディングを身につけたWebデザイナーは、Webサイトのデザインから制作まで一貫して請け負えるようになり、仕事の幅が広がります。
コーディングに必要な言語は、「HTML」や「CSS」、「JavaScript」、「jQuery」など。これらの言語を扱いコーディングを行うWebデザイナーの中には、年収が400万円を超える方もいます。
経験を積んでジョブチェンジする
Webデザイナーとしての経験を積んでジョブチェンジすることも、高収入を目指す方法の1つです。例えば、「C言語」や「Java」、「PHP」などのプログラミング言語を学んでプログラマーにジョブチェンジする。Webデザイナーの経験を活かして、よりユーザーに寄り添ったデザインを行うUI/UXデザイナーにジョブチェンジする、などの進路が考えられます。
Webデザイナーからのジョブチェンジを希望しても現在の会社では叶わない場合には、転職を視野に入れてみるのもよいでしょう。転職をしてジョブチェンジすることで、収入アップが実現する可能性もあります。
Webディレクター
Webデザイナーからキャリアアップして、Webディレクターを目指すのもよいでしょう。JobTagのデータによると、Webディレクターの平均年収は「約580万円」です。
Webディレクターは、Webサイト制作の受注や企画を行ったり、進行の管理などを担ったりする責任者です。時には自らWebデザインを行うこともあります。クライアントとのやり取り、制作スタッフの統括なども行わなくてはならないため、コミュニケーションスキルやマネジメントスキルなども求められます。Webデザイナーと比べると「責任者」としての側面が強く、さまざまな能力が必要とされるため、Webディレクターの平均年収は高めに設定されている傾向があります。
グラフィックデザイナー
Webデザイナーだけではなく、グラフィックデザイナーのスキルも身につけておくと、仕事の幅が広がることでしょう。JobTagでは、グラフィックデザイナーの平均年収は「約480万円」と紹介されています。
グラフィックデザイナーとは、広告や雑誌、新聞、商品のパッケージ、会社や各種サービスのロゴなど、主に印刷媒体(紙媒体)のデザインをする仕事です。グラフィックデザイナーとして仕事をするためには、Webデザインでも使用するAdobeのソフト「Illustrator」や「Photoshop」の他、「InDesign」というDTPソフトも扱えるようにしておきましょう。
コピーライター
コピーライターの平均年収は、Webデザイナーの平均年収よりも高い傾向があります。JobTagによると、コピーライターの平均年収は「約698万円」です。
コピーライターは、各種サービスや商品などの魅力、特徴を言葉で表現する仕事です。人の心を動かすキャッチフレーズを考えて、「使ってみようかな」、「買ってみようかな」といった意欲を呼び起こします。文章力はもちろんのこと、クライアントの要望を的確に汲み取る理解力やコミュニケーションスキル、情報収集能力なども必要です。
Webデザイナーが年収1,000万円を目指すことは可能?
フリーランスであれば、年収1,000万円以上も目指せる!
会社に所属せずフリーランスとして働いているWebデザイナーの中には、年収1,000万円以上を稼ぐ方もいます。上で述べた通り、会社員のWebデザイナーの場合、平均年収は約480万円ですが、フリーランスのWebデザイナーであれば、自分の裁量で仕事を増やすこともできますし、稼ぎは全て自分のものにできるため、大幅な収入アップも目指せるのです。
とはいえ、「フリーランスになれば、全ての方が年収1,000万円稼げる」、というほど簡単なことではありません。フリーランスのWebデザイナーとして年収アップを目指すのであれば、以下にご紹介する3つのポイントを押さえておきましょう。
(1)高いスキルと豊富な知識を持っている
フリーランスのWebデザイナーとして大きく稼ぐためには、高いスキルと豊富な知識を持っていることは大前提です。Webデザインのスキルはもちろんのこと、Webサイトを通じての集客に欠かせないSEOの知見、コーディングやプログラミングスキル、WordPressの構築など、Web制作に関する仕事の全てを一人で請け負えるだけのスキルと知識を身につけておく必要があります。
(2)サイト作成など多くの実績を用意している
会社が仕事を取ってきてくれる会社員のWebデザイナーとは異なり、フリーランスのWebデザイナーは自分で仕事を獲得する必要があります。フリーランスとして案件を獲得し続けるためには、それまでに積み重ねてきた実績を武器に、自分を売り込まなければなりません。
「私は過去にこのようなWebサイトを作り、このような効果が得られました」という実績を、クライアントに具体的に説明できるようにしておきましょう。確かな実績を積み重ねてきたWebデザイナーであれば、「高い報酬を支払ってでもこの人に依頼したい!」と、クライアントの心を動かすことができるでしょう。
(3)人脈を使って仕事の間口を増やす
人脈を使って仕事の間口を増やすことも、フリーランスのWebデザイナーが年収を増やすためには大切です。フリーランス協会が公表している「フリーランス白書2023」のデータでも、「最も収入が得られる仕事の獲得経路」は「人脈」が33.6%でトップという結果が出ています。
会社員時代の同僚や知り合い、同業の企業や関連会社の社員、プライベートの友人・知人など、Webデザインの仕事はどこから舞い込むか分かりません。今まで築いてきた縁を大切に、より多くの人と質の高いコミュニケーションを取れるように心がけましょう。
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まとめ
高収入を目指すにはスキルアップが必須!
Webデザイナーとして年収アップを目指すためには、高いスキルと経験が必要です。さらには、常に最新の情報を仕入れて知識をアップデートし、Web業界の進化の速さについていく前向きな姿勢も求められます。
このように、幅広い知識やスキルが求められるWebデザイナーの世界。「これからWebデザイナーの勉強を始めたい」という方は、全て独学で習得するのは難しいこともあるかもしれません。スクールや通信講座では、初心者でも学びやすいコースが豊富に用意されていますので、検討されてみるのもよいのではないでしょうか。