CADとは、設計・製図をサポートするソフトで、習得すると設計・製図や図面のトレースが初めての方でも、図面を正確に描くことができるようになります。
CADは建築や機械などに関連する業務のイメージがありますが、アパレル関係やオフィスデザイン、インテリアなどの空間デザインの際にも広く使用されています。
CADには多くの種類がありますが、中でも多くの企業で利用されているのが、世界的に使用されている有名な「AutoCAD」、とフリーソフトで導入しやすい「Jw_cad」になります。 他にも「VectorWorks」「SolidWorks」「Catia」「I-DEAS」「Pro/ENGINEER」「IronCAD」などがあります。
凡用CADと専用CAD
CADには大きく分けると「AutoCAD」「Jw-cad」のように汎用性が高い「汎用CAD」と、業界のニーズに合わせて開発された「専用CAD」に分類されます。 未経験から就職を目指す方は、まずは汎用CADである「AutoCAD」や「Jw-CAD」を学ぶことをおすすめします。
一般的に知られているCADの資格試験をご紹介します。必ずしも取得しなければいけない資格ではありませんが、資格取得を目標とすることで勉強するモチベーションが保てたり、就職でのアピールも可能です。
- CAD利用技術者試験
- 広く知られるCADの試験。2級と1級があります。トレース、建築、機会とそれぞれ試験が分かれていて試験を選ぶことができます。
- 建築CAD検定試験
- 1993年に誕生した日本初の建築CADの資格試験。建築用図面をCADを使って描く技量を測る試験であり、実践型の実技試験です。級は準1級・2級・3級・4級の4つです。
- オートデスク認定資格プログラム
- オートデスク社のAutoCAD/AutoCAD LTを利用し、主に製図業務に従事しているCADオペレーター(実務経験1年未満)を対象とした試験。基本的な知識と作図業務の能力が必要とされます。