日本の古くからの伝統である着付け。初詣や子どもの入学式、結婚式など着付けができると嬉しいイベントは意外とたくさんあります。「習ったことの効果をすぐに発揮できる」と人気の高い習い事ですが、多くの人が始めるときに迷うのが教室選び。 「自分で着付けたい」「資格をとって着付師になりたい」など着付けの目的は人それぞれなので、目的に合わせた教室選びが重要です。
女性の憧れの職業である「着付師」は、実は初心者から目指せる職業です。着付師の養成講座は自分ではなく人に着付ける「他装」がメインとなり難易度が高いように感じますが、基礎から徐々に実践的な技術を学んでいく教室がほとんどなので安心できます。着付師として活躍できる場は、美容関係・式場・着物販売店など幅広く、手に職をつけたい方や副業として着付けの技術を身につけたい方にも最適です。
着付け技能検定 | 平成21年から厚生労働省の認可を受ける国家資格です。1級・2級の二つのレベルあり、受験資格はそれぞれ1級が5年、2級が3年の実務経験が必須となります。国家試験の受験のための対策講座も誕生しています。 |
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きもの免許 | ハクビ総合学院で取得できる文部科学省認可団体が推薦・京都きもの芸術文化協会が発行している免許です。5級〜1級まであり、4級は「きもの国際免許」1・3級は看板を取得でき、自宅で教室を開けます。 |
着付け師 | 長沼静きもの学院で取得できる日本和装教育協会認定の資格。着付師の資格は3級から1級まであり、すべて1年で着付師養成科を受講・資格取得を目指すことができます。実践的な和装の技術が求められます。 |
着付講師認定証 | 三級は普段着の着物を美しく着る「中等科」、二級はフォーマルな着物を学ぶ「高等科」、一級は自装と他装の技術が身に付く「研究科」の認定試験を受験・合格すると取得できます。 |
きもの講師 | 長沼静きもの学院で取得できる日本和装教育協会認定の資格です。3級・2級・準1級・1級・師範級資格があり、準1級で教室開設、師範級取得で師範の看板で教室開設できます。段階的に資格を取得していきます。 |
着物着付け講師 | 彩華文化学院で取得できる全日本きもの振興会の資格です。5級は全7回の授業で取得できるため、初心者の方や短期で資格取得を目指す方でも安心して学べます。 |
プロ着付け修了証 | 美保姿きもの学院で取得できる全日本着装コンサルタント協会の資格です。24回の授業で、美容室や式場で他装の技術が求められる「着せ付け」を学ぶことできます。また、同学校で着装講師や経営修士認定も取得が可能です。 |
着付けの資格は国家資格である「着付け技能検定」以外はすべて民間の資格。上記の資格以外にも「花嫁着付師認定証」「きものアドバイザー」や「公認きものコンサルタント資格」などたくさんの資格があります。
習い事や趣味で着付けを学ぶ時とは違い、プロを目指すのなら自分の目標や目的に合った講座選びが重要になります。
活躍の場によっては着付けの素早さや臨機応変な対応を求められる場合や、着物に対する深い知識が必要になることもあります。
そのため、「自分はどんな就職先で働きたいんだろう?」「こんな技術を身につけたい」「このレベルまで着付けができるようになりたい!」など具体的なプランを受講前に立てておくことが大切です。
また、上級資格になると受講料も確認しておきたいですよね。授業料の他に資格の検定料・受験料や認定料、維持費などが必要になる資格もあります。段階的に資格を取っていく場合はそれぞれの資格にお金がかかり、最終的に多額の受講料を払うことになることも!目標の資格を取得するまでにかかる金額は必ず、資料請求や無料体験で確認しておくことが後悔しないための秘訣です。
何歳からでも始められる和の習い事として、幅広い年代の方々に人気の着付け。着付けの教室は少人数制やマンツーマン授業が多く、初心者の方やブランクのある方でも安心して着付けの技術を身につけられるのが特長です。あなたも持っている着物を着てお出かけしてみませんか?
着付けの講座は、教室やコースによって期間も費用も様々です。特定のイベントに向けて習いたいという方は、短期間で着付けが習得できるショートレッスンがおすすめ!じっくり学びながら色々な着こなしを習得したいという方には、基礎だけでなく応用編としていろいろな帯の結び方にも挑戦できるコースもあります。
講座の受講料だけで教室を選んでしまうと、道具や着物の用意でお金がかかったり、実際着物を着るときに「あれ?どうやるんだっけ?」と十分な技術が身に付かないことも…。
学べることや講師の教え方も教室ごとに違うので、複数の学校を比べたり、無料体験に行くのもおすすめです。
定期的に通ってじっくり技術を身につけるなら「モチベーションが維持できる教室」がおすすめ!
特に「教室に通う習い事は続かないかも…」という方は、外出先から直接通える教室選んだり友達を誘ってみるなど工夫してみると良いかもしれません!
仕事でキャビンアテンダントをしているのですが「日本女性ならでのはおもてなしをしてほしい」と言われて着付けを習い始めました。
長沼静きもの学院の振替自由な制度や休学制度を使って、忙しくても無理なく着付けを学べています。
着付けを始めてからはお客様から接客が上品だと言われる機会が増えて驚いています。
「娘の結婚式で私自身で白無垢を着せたい…。」
これが着付けを習い始めた動機です。
当初、腰ひも一本もまともに結べない状態であり、何度も気持ちが折れかかることもありましたが、先生から、「あきらめてはだめ」との強い後押しを頂き、不器用な私でもなんとか無事、娘の結婚式を迎えることができました。