薬膳アドバイザーとは?
日本中医食養学会が認定する民間資格!
「薬膳アドバイザー」とは、日本中医食養学会が認定した人に与えられる民間資格です。
薬膳師初級の薬膳知識を習得し、ご家庭の食事から季節にあわせて簡単に薬膳料理を作れるようになります。
「薬膳アドバイザー」の取得には、日本中医学院で行われる薬膳初級講座を40時間以上受講するか、日本中医食養学会に登録している教育施設で指定のカリキュラムを、40時間以上受講する事が必要です。
講座は、日本中医食養学会及び日本中医学院の講師により行われます。
40時間以上受講した上で、日本中医学会へ申請すると認定証書が発行されます。
通学が難しい方には、通信講座での資格取得も可能です。
日本中医学院が提携している「薬膳アドバイザー養成通信講座」を修了することで取得できます
無試験で得られる資格なので、すでに飲食店などで働いており、すぐに証明書が必要な方に向いています。
薬膳アドバイザーと薬膳コーディネーターの違い
インターネットで「薬膳 資格」と検索すると、「薬膳アドバイザー」と共に「薬膳コーディネーター」がヒットします。
薬膳アドバイザーも薬膳コーディネーターも国家資格ではなく、民間資格です。
資格認定団体が異なりますが「薬膳の知識を得て生活に生かし体質改善を図る」という目的は同じです。
また、両資格とも規定の講座を受講すれば無試験で取得可能です。
「薬膳アドバイザー」の認定団体:
日本中医食養学会となっています。
薬膳アドバイザー養成講座の修了証を取得すると上位資格である中医薬膳指導員と国際中医薬膳師の取得が可能になります。
「薬膳コーディネーター」の認定団体:
本草薬膳学院となっています。
本草薬膳学院は、中国薬膳分野の最高権威機関である中国薬膳研究会に認可され、2002年創立されました。
薬膳コーディネーター取得後は、本草薬膳学院へ編入が可能となり、更に上位資格取得を目指すことが可能となります。
薬膳アドバイザーの資格取得の方法は?
薬膳初級講座を受講
日本中医食養学会では、薬膳を基礎から学ぶ講座「薬膳初級講座」を年に一度、東京の日本中医学院にて開講しています。毎年、5月から翌年の1月までが開講時期となっています。
この講座では、薬膳を組み立てるために必要な中医学の基礎知識や、漢方の理論を用いて体調や症状や季節に合わせたレシピづくり(弁証施膳)を解りやすく指導されます。
この薬膳初級講座を40時間以上履修する事により、日本中医食養学会が認定する「薬膳アドバイザー」の資格が取得できます。
また、60時間以上履修し講座終了時には、修了証書が発行され、「中医薬膳指導員」「中医薬膳調理師」の認定試験受験資格が得られます。
薬膳アドバイザーには上位資格もあり!
薬膳アドバイザー上位資格には、「中医薬膳指導員」「中医薬膳調理師」があります。
これらを取得後、「国際中医薬膳師」「国際薬膳調理師」取得への道も開かれます。
◎中医薬膳指導員(日本中医食養学会認定)
「中医薬膳指導員」とは、中医営養学(※)、薬膳学(食材と季節と体のバランスについて)を履修し、基本的な弁証施膳が出来る方に授与される資格です。
◎中医薬膳調理師(日本中医食養学会認定)
「中医薬膳調理師」とは、調理師の資格を有し中医営養学、薬膳学を履修し、基本的な弁証施膳の調理に携わる方に授与される資格です。
中医薬膳指導員と中医薬膳調理師の資格取得には、それぞれ「中医薬膳指導員認定試験」「中医薬膳調理師認定試験」に合格する必要があります。
これらの受験資格は、「薬膳初級講座」または日本中医食養学会に登録している機関で、指定のカリキュラムに沿った薬膳講習を60時間以上履修することです。
履修科目は、中医基礎理論(概論、陰陽・五行学説、気・血・津液・精、蔵象学説、病因・病機)、診断学、臓腑弁証、中薬学、方剤学、中医営養学、中医薬膳学、季節の薬膳、弁証施膳です。試験は毎年3月に行われています。
※「営養」とは食物の消化吸収から体内で利用されまでの過程。食物により健康促進・疾病予防するという考え
◎国際中医薬膳師(中国中医薬研究促進会認定)
「国際中医薬膳師」とは、日本における薬膳師の最高位資格です。国際中医薬膳師の資格取得には、国際中医薬膳師能力認定試験の合格が必要です。
受験資格は、以下の3点です。
・中医薬膳指導員・中医薬膳調理師の資格
・日本中医食養学会が主催する「国際中医薬膳師受験対策基礎講座」を30時間修了
・日本中医学院が主催する「国際中医薬膳師上級コース」を30時間修了
◎国際薬膳調理師(中国中医薬研究促進会認定)
「国際薬膳調理師」とは、薬膳の国際資格ですが、日本が定めた「調理師」の資格とは異なりますが、資格取得に当たり、調理師の資格が必要です。
資格取得には国際薬膳調理師能力認定試験に合格する必要があり、受験資格は、以下の4点です。
・中医薬膳指導員・中医薬膳調理師の資格
・日本中医食養学会が主催する「国際中医薬膳師受験対策基礎講座」を30時間修了
・日本中医学院が主催する「国際中医薬膳師上級コース」を10時間修了
・調理師の資格
尚、「国際中医薬膳師」「国際薬膳調理師」は、中国政府が直轄する中国中医薬研究促進会が能力認定試験を行い、認定証書を発行している資格です。
中国中医薬研究促進会とは中国伝統医学に関する最も権威ある学術研究団体。日本では調印に基づき、日本中医学院が能力認定試験を年2回実施しています。
薬膳アドバイザー資格はどのような場面で活かせるの?
食や体に関する職種であれば知識・スキルを活かせる!
薬膳アドバイザーは、カリキュラムに沿った薬膳講習を規定の時間受け、申請することによって誰でも取得可能です。
このため、どのような職業であっても活躍するチャンスが広がります。
特に薬膳の資格は栄養士、薬剤師、鍼灸師、飲食店経営者、料理教室講師、スポーツトレーナーなど食や体に関する職種で役に立ちます。
薬膳の知識を得ることでプラスαな情報を発信する事ができ、同業者の中で差別化を図りアピールポイントになります。
薬膳アドバイザーの資格取得を目指すなら
日本中医学院の「薬膳初級講座」、もしくは日本中医食養学会の指定講座を受講!
薬膳アドバイザーの資格取得するための講座は、通学と通信の2つの方法があります。
通学の場合は、日本中医学院の「薬膳初級講座」を受講するか、日本中医食養学会に登録している教育機関で規定のカリキュラムに沿った薬膳講座を受講するかになります。
この登録機関には2018年時点で全国20校が加盟しています。
日本中医学院の薬膳初級講座は1年に1回のみの開講ですが、登録機関の薬膳講座は教室ごとに詳細が異なるので問い合わせをしましょう。
通学の最大の利点は、講師と対面しわからない事をすぐに質問できる事です。
通信の場合は、日本中医食養学会の認可を受けているのは東京カルチャーセンター(日本フローラルアート)のみです。
東京カルチャーセンターの「 薬膳アドバイザー養成通信講座」は、受講期間の目安は4ヶ月、受講料は39,800円(税込・一括払い)となっています。
通信で学ぶ最大の利点は、費用が抑えられ、空いている時間を利用して勉強できる事です。
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通信講座で漢方・薬膳の資格取得を目指せるおすすめスクール
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月々3,450円で薬膳の知識を身につけられる
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