フードコーディネーター資格ガイド
どんな仕事・資格?
いま「食」の分野では仕事の細分化、専門化が進んでいます。そんな「食」の世界を、専門の垣根を越えて有機的に結びつけるのがフードコーディネーターの仕事です。料理作りはもちろん、食材の仕入れ、店舗設計、メニュー開発から食のイベント・メディアまで、ありとあらゆるフードビジネスのテーマを取り扱います。受験者は女性の割合が高く、栄養士、調理師の資格をもつ人が多いようです。1級から3級まであり、2級がプロへの入り口のレベルです。
活躍の場
テレビ、雑誌の特集、広告の撮影など、さまざまなメディアで、視覚的な食の演出能力を発揮します。また、食品メーカーやコンビニ、レストランチェーンなどで新商品開発のアドバイザーをつとめることも。もちろん料理教室の講師の仕事もあります。フードコンサルティングなどの会社に所属するほか、個人で仕事をする場合は、レシピコンテストに応募したり、企画を雑誌社に持ち込んだりと、売り込みの努力が必要です。
こんな人が向いています
アート感覚、特に視覚的なセンスが活かせる仕事です。もちろん、栄養士、調理師など、基本的な食の資格も役立ちます。はじめはアシスタントとして撮影準備をしたり、下積みの仕事のくり返しですから、根気強く、しかもとっさの機転が利く人が向いています。肉体的にもハードですが、テーブルセッティングなど、女性らしさを活かせる分野でもあります。パン、フルーツ、健康メニューなど、得意分野があると仕事を受注する上で有利でしょう。
試験データ
項目 | 内容 |
---|---|
資格・試験名 | フードコーディネーター |
試験日 |
【2024年度 フードコーディネーター3級試験】 |
試験区分 | 民間資格 |
主催団体 | 特定非営利活動法人 日本フードコーディネーター協会 |
受験資格 | 3級:中学校卒業以上 2級:フードコーディネーター3級資格認定登録者 1級:フードコーディネーター2級資格認定登録者 |
合格率 | 3級:80%前後 2級:80%前後 1級:20%前後 |
出題内容・形式 | 3級CBT(コンピュータ ベースド テスティング) 「文化」「科学」「デザイン・アート」「経済・経営」 2級 【1次試験】CBT(コンピュータ ベースド テスティング) 「新・フードコーディネーター教本 2級資格試験対応テキスト」 第1章「食市場の動向とマーケティング」 第2章「商品開発」 第3章「レストランプロデュース」 第4章「ホスピタリティと食生活のサポート」 第5章「食の表現と演出」 第6章「フードプロモーション」 【2次試験】オンライン講座(オンデマンド配信)・課題提出 (1)企画書の基礎 約20分 (2)企画書作成のポイント 約50分 合計約70分 ※(2)はレストランプロデュース、商品開発、フードプロモーションの3分野から1つを選択していただきます。 ※ 動画にて(1)(2)を学習後、課題をご提出いただきます。) 1級 【1次試験】 ・3つの専門分野より1つ選択し、企画書を提出。 ・レストランプロデュース ・商品開発 ・フードプロモーション (資格は分野別に認定します) ※1次試験は、締切日までに企画書を送付していただきますので試験会場に行く必要はありません。 【2次試験】 ・プレゼンテーション・面接 ・1次試験で合格となった企画書を使ってプレゼンテーションを行う ・自己紹介3分、プレゼンテーション15分、質疑応答10分(予定) |
検定料 | ・3級 一般:12,000円 会員:7,000円 ・2級1次 一般:12,000円 会員:7,000円 ・2級2次:14,000円 ・1級1次:12,000円 ・1級2次:16,000円 ※ 会員とは入会金・年会費を納め、会報誌を受け取っている方です |
問い合わせ先 |
特定非営利活動法人 日本フードコーディネーター協会 http://www.fcaj.or.jp/ 〒104-0061 東京都中央区銀座1-15-6 銀座東洋ビル2F TEL:03-6228-7651 |