漢方養生指導士の試験情報
- 試験区分
- 民間資格
- 主催団体
- 一般社団法人 日本漢方養生学協会
- 受験資格
- ▽初級講座
どなたでも受講可能。修了後、資格認定試験を受験。
▽中級講座
初級認定試験合格者のみ受講可能。修了後、中級認定試験を受験。
▽上級講座
中級認定試験合格者のみ受講可能。上級24単位を受講の上、課題を実施。
▽養生薬膳
中級認定試験合格者もしくは漢方臨床指導士のみ受講可能。養生薬膳24単位を受講の上、課題を実施。 - 合格率
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- 出題内容・形式
- ▽初級講座カリキュラム
漢方の歴史/陰陽五行説/気血水の生成とはたらき/五臓六腑の機能/病気の原因と分類/外感・内傷論/養生とは/様々な生活養生/気血水体質別養生/季節の養生各論/素材・民間薬の使い方 など - 日程
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【漢方養生指導士 中級】
試験:2020年10月・11月・12月 各校舎にて実施
【漢方養生指導士 初級】
試験:2020年10月・11月・12月 各校舎にて実施
- 検定料
- 初級試験:6,600円(税込)
中級試験:8,800円(税込) - 問い合わせ先
- 一般社団法人 日本漢方養生学協会
http://www.kampo-youjyougaku.jp/
〒108-0074 東京都港区高輪3-25-29
03-3280-2219 - 補足情報
- 漢方養生指導士 中級認定試験に合格された方は「漢方スタイリスト」の称号を、上級講座で24単位を受講して課題をクリアした方には「漢方上級スタイリスト」の称号が、養生薬膳講座で24単位を受講して課題をクリアした方には「養生薬膳アドバイザー」の称号が授与されます。
漢方養生指導士の基本情報
漢方養生指導士は日本漢方養生学協会が認定する資格です。
この資格で特に身につけられるスキルは「養生」に関する知識です。
養生とは漢方に根付いた概念のひとつで、日々の生活習慣で病気を予防し健康を保つ総合的な方法のことです。
養生は、病気にかかる前に自分で行える健康管理の方法として注目されています。
養生には、漢方の基礎・適切な運動・バランスのよい食事・休養の取り方・季節(環境)にあわせることなどの分野が含まれます。
漢方養生指導士はこれらの分野において適切なアドバイスを与えられるスキルを身につけるのです。
漢方養生指導士の資格取得の方法
漢方養生指導士の資格を得るためには、薬日本堂漢方スクールが開催している初級講座を受講することが必要です。
この講座は、通学講座と通信講座が用意されています。
通学講座は1時間を1単位とする18単位の授業でなっており、最低15単位の取得が修了の条件になっています。
平均の受講期間は3ヶ月ですが、3日間集中コースなどもあり、短期間での講座修了も可能です。
通信講座の場合は、3回の添削をクリアすることで修了証明書がもらえます。
この講座を修了している人だけが漢方養生指導士の資格認定試験を受けることができます。
講座を修了していれば、その他の受験資格は不問で、性別・学歴・年齢(未成年の場合は、講座受講時に保護者の承諾が必要)などに関わらずチャレンジすることが可能で間口の広い資格のひとつです。
漢方養生指導士の上位資格
漢方養生指導士には上位資格があり、知識や経験を増すごとにステップアップしていくことが可能です。
初級講座では漢方の基礎を学びますが、中級講座では、養生の知識を実践していく方法を学んでいきます。
中級講座の認定試験を合格した人は「漢方スタイリスト」と呼ばれるようになります。
さらに、知識を深めたい人は上級講座を受講し「漢方上級スタイリスト」を取得することもできます。
また、養生のなかでも特に食事を用いた「薬膳」の分野を深く学ぶ養生薬膳講座もあります。
この講座を受講することで「薬膳アドバイザー」への道も開けます。
漢方や養生に関する知識を極めて「プロ」になっていくという目標を持つ人のための上位資格もあります。
漢方薬物学コース、漢方診断学コースという2つの講座を修了すると「漢方臨床指導士」の資格認定試験を受けることができます。
この資格試験に合格すると「漢方カウンセラー」として認定され、診断・治療学を修めた者として漢方処方を使いこなせるプロになることができます。
このように漢方養生指導士は、誰にでもチャレンジしやすい資格でありながら、よりいっそうスキルアップしていこうと思えば、漢方のプロを目指せるほど奥深く学んでいくことができるのが大きな特徴です。
漢方スタイリスト
漢方養生指導士の資格を取得し、漢方の世界をより一層深く学びたくなったのであれば、中級講座を受講することをおすすめします。
中級講座36単位を学び認定試験に合格すると「漢方スタイリスト」と呼ばれる資格を得ることができます。
漢方スタイリストになると漢方の基礎的な知識を活用し、養生の実践的なアドバイスができるスキルを身につけることができます。
また、代表的な漢方薬の知識を身につけ、症状にあわせて何を用いるべきかを判断できるようになります。
中級講座を受け漢方スタイリストになると、さらに上位資格を目指せるようになります。
漢方上級スタイリスト
漢方上級スタイリストになるためには、初級講座18単位・中級講座36単位・上級講座24単位の漢方に関する勉強をする必要があります。
この講座を受講できるのは初級、中級の講座を修了し「漢方スタイリスト」の認定を受けている人だけです。
漢方上級スタイリストは、漢方処方を「食薬」という方法で実践する方法を学べます。
食薬とは漢方薬の原料である50種類もの食品を駆使し、季節や体調、体質にあった仕方でブレンドしてオリジナルのレシピを作るものです。
薬ではありませんので、薬剤師のような資格がなくても、食品として養生に役立てる提案をすることができます。
また、漢方上級スタイリストは、漢方処方の知識を用いてオリジナルのお茶や薬酒を作ることもできます。
漢方上級スタイリストは、まさに「使える」漢方の知識を身につけたスペシャリストと言えるでしょう。
養生薬膳アドバイザー
養生薬膳アドバイザーは、中級講座を修了し漢方スタイリストになった人が目指せる上位資格です。
特に「薬膳」に興味を持つ方は、上級講座の漢方上級スタイリストに進むのではなく、養生薬膳アドバイザーの道に進むのも良いでしょう。
薬膳とは、漢方に基づき季節や体質に合わせて食材を選んで作る料理のことです。
養生薬膳アドバイザーは、日常よく使う食材をベースに漢方的な効能を発揮する調理の仕方やレシピの組み立て方をマスターするための資格です。
漢方理論の陰陽・五行・五性・五味・気血水・五臓六腑・帰経などを学び、それぞれの体質に基づいた食材と調理方法を学びます。
毎日の食事に薬膳的な考え方を導入することで、サプリメントや薬に頼らずに健康管理が行えます。
これこそまさに養生の考え方であり、実践的な漢方医学です。
奥深い漢方の世界、特に薬膳を極めていきたい方におすすめです。
資格の活かし方
漢方養生指導士は医師や薬剤師のような国家資格ではありませんので、薬を処方したり、治療を行ったりすることはできません。
しかし、普段意識せずに食べている食品やお茶などを、漢方の理論に基づいて用いることで、健康管理をすることができます。
そのため、国家資格を持っていないとしても健康アドバイザーとして活躍していきたい方におすすめの資格です。
食や栄養に関わる資格である栄養士や調理師、運動に関わる資格であるトレーナーやインストラクターなど、すでに健康管理のアドバイザーとして活躍している方には特に向いている資格と言えるでしょう。
また、自らの健康管理(セルフメディケーション)に役立てていきたいと考えている人が、漢方に対する学びを深めていく生涯学習としても人気が出つつあります。
漢方・養生・薬膳は、現在、非常に人気のあるキーワードですから、漢方養生指導士の資格を取得することで活躍の場が広がることは間違いないでしょう。
漢方養生指導士の講座
漢方養生指導士の初級講座は、学ぶと奥深い漢方の世界の入り口となります。
初級講座は、通学・通信どちらも入学金11,000円(税込)、講座受講料42,000円(税込)と安価にチャレンジできるので最初の一歩に最適です。
初級、中級は通学コースと、通信コースを選ぶことができます。
通信講座ではテキストとDVD、質問と添削サポートなどがついており充実しています。
また、通信講座にはスクーリング券がついており、理解を深めたい時には通学コースも受講できます。
漢方養生指導士の上級講座(漢方上級スタイリスト)や、養生薬膳アドバイザーなどの上位資格は通学コースで単位を取得していくことが必要です。
現在は、品川校、大阪校、仙台校の三校のみで受講することができます。
漢方養生指導士の資格は、知識や経験を増すごとに徐々にステップアップできる仕組みになっているため、まずは初級講座からチャレンジしてみることをおすすめいたします。
通信講座で漢方・薬膳の資格取得を目指せるおすすめスクール
がくぶん(通信)
ココがポイント!
自宅でおいしく楽しめる「和漢膳」を学べる
スクールホームページ:
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東京カルチャーセンター(通信)
ココがポイント!
月々3,450円で薬膳の知識を身につけられる
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