茶道資格ガイド
どんな資格
室町時代に端を発し、現代へと受け継がれている日本独自の「お茶文化」を学びます。裏千家・表千家・武者小路千家・遠州流など数多くの流派があり、資格習得までの道程はそれぞれ異なります。またどの流派でも師範となって自分の教室を持つまでには10年以上という長い年月がかかるので根気良く続ける覚悟は必要でしょう。ゆったり和の心を学ぶ気持ちが大切な資格です。
資格の活かし方
茶会に招かれ、清々とお茶をいただく。それだけのことが普通にできる人は、そうはいません。茶会に限らず生活のあらゆる場面で、茶道の所作や礼儀・作法が人物評価アップにつながるでしょう。それぞれの流派に定められた修業過程を終えて師範になれば、自ら茶道教室を開いて生徒に茶道を教えることができます。定年というものがない茶道師範は70歳代以上の高齢となっても収入を得ることができます。また流派によってはさらに上の資格が用意されている場合もあります。
気になる将来は?
茶道の習得には長い時間がかかります。そのため、ゆっくりとお茶に向き合える人に向いています。茶室や茶器、掛け軸、禅語、生け花、お菓子といった日本的なものに興味がある人におすすめです。また忙しい日常から自分を開放したいという人、お茶の会で恥ずかしくない程度に基本を学びたいと思っている人も、各流派の門を叩く価値はあるでしょう。ただし良いお道具をそろえれば、それなりにお金のかかるお稽古事でもあります。