和裁資格ガイド
学べること・学び方
和裁は、個人経営の和裁教室や着付け教室に併設された教室、和服の専門学校などで学ぶことができます。まずは、基礎縫いからはじまり浴衣や肌襦袢、単衣の着物、そして帯や振り袖、留袖などの縫製技術を学びます。また和装ならではのきまりごとや素材、採寸や裁断方法といったことも身につけていきます。和裁を生業とする和裁士を目指すのであれば、東京商工会議所認定の和裁検定試験などにチャレンジしてみるとよいでしょう。
はじめるにあたって
和裁をはじめるにあたっては、縫い針と糸、はさみなどの基本的なものから、和裁独特の道具なども必要になってきます。専用の道具類は、専門店やネットショップなどで手に入れることもできますし、教室によってはレンタル品を用意している場合や、生徒向けに販売を行っているところもあります。まずは、あれこれ自分で買いそろえずに、教室に通いながら必要に応じて買いそろえていくとよいでしょう。
豆知識
和裁は、一生モノの技術です。時代が変わり洋服が主流となった現代でも、日本の民族衣装である和服がなくなることはないでしょう。また先代から受け継ぎ子孫に受け継いでいく着物、その時々で寸法直しや洗い張りなどのメンテナンスが必要です。その技術をしっかりと身につけていれば、和装店の下請けとして、また個人で請負って、在宅で仕事もできます。それと平行して和裁教室の講師や自ら教室を開くことも可能です。
試験データ
項目 | 内容 |
---|---|
資格・試験名 | 和裁技能検定 |
試験日 |
【2024年度 後期試験(1・2・3級学科)】 |
試験区分 | 国家資格 |
主催団体 | JAVADA 中央職業能力開発協会 |
受験資格 | 原則として検定職種に関する、下記実務経験が必要。 ・1級:7年以上 ・2級:2年以上 ・3級:6ヶ月に満たない場合も受検可能 ※実務経験は学歴や職業訓練歴、または下位資格の取得によって変わり(短縮され)ます。 |
合格率 | - |
出題内容・形式 | ■3級学科試験 出題形式:真偽法及び四肢択一法 試験内容: 1.和服製作法(裁断の方法、縫製の手順及び方法、採寸、和服の製作に使用する機械及び器工具の種類及び使用法) 2.材料(和服の材料の種類、特徴及び用途) 3.和服一般(和服の種類及び特徴、和服の手入れ及び保存の方法、和服に使用する織物の種類、組織及び用途) 4.服装美学一般(色彩、着装法) 5.安全衛生(安全衛生に関する詳細な知識) ■3級実技試験 和服製作作業(断裁、手縫い又はミシン縫いによる縫製作業、仕上げ) ■1級・2級学科試験 出題形式:真偽法及び四肢択一法 試験内容: 1.和服製作法(裁断の方法、縫製の手順及び方法、採寸、和服の製作に使用する機械及び器工具の種類及び使用法) 2.材料(和服の材料の種類、特徴及び用途) 3.和服一般(和服の種類及び特徴、和服の手入れ及び保存の方法、和服に使用する織物の種類、組織及び用途、染物の種類及び特徴、日本工業規格に定める繊維用語) 4.服装美学一般(色彩、着装法) 5.安全衛生(安全衛生に関する詳細な知識) ■1級・2級実技試験 和服製作作業(採寸、断裁、手縫い又はミシン縫いによる縫製作業、仕上げ) |
検定料 | 学科試験:3,100円 実技試験:18,200円 |
問い合わせ先 |
中央職業能力開発協会 〒160-8327 東京都新宿区7-5-25 西新宿プライムスクエア11階 TEL:03-6758-2861・2890 http://www.javada.or.jp/index.html ※東京の場合 東京都職業能力開発協会 〒102-8113 東京都千代田区飯田橋3-10-3 東京しごとセンター7F TEL:03-6631-6050 |