フリーランスの栄養士の仕事内容とは?
メニュー開発
栄養士は栄養に関するプロフェッショナルです。
そのため、知識を活かしてメニュー開発を依頼されることもあります。
作成するメニューは、肌荒れ改善などの美容面における効果が期待できる料理や、病気を抱えた方に向けて健康に気を遣った料理など、多方面にわたることが多いです。
場合によっては、企業の新メニュー開発に携わったり、旅館のメニューを総合的にプロデュースすることもあります。
調理技術も必要
もちろん、栄養バランスを考慮したメニューを考えるだけでなく、それを実際に調理する技術も必要です。
「料理を口にした方が食事を楽しみながら悩みも解決できる」バランスの取れた仕事に取り組めるかが、メニュー開発においては大切といえるでしょう。
メディアでの記事執筆業務
栄養士としての知識や経験を広く伝えるため、記事執筆業務に取り組むこともあります。
執筆する媒体は各種Webメディアだけでなく、情報誌などの紙媒体にて仕事をすることもあるでしょう。
健康志向の方が増加しているといわれている現代において、栄養士という専門家の立場から正しい情報を発信するのは、とても重要なことであるといえるでしょう。
専門家として根拠ある情報を広めるのはもちろん、栄養士の立場から商品解説をしたり、資格取得時の経験などを執筆することによって、さまざまな方面から有意義な情報を世の中に提供することが可能なのです。
サービスの利用
最近では、クラウドソーシンサービスを利用して食に関するコラムなどを募集しているメディアも増えています。
フリーランスの方はもちろん、副業から始めてみたいとお考えの方も、まずはそのようなサイトで案件を確認されてみてはいかがでしょうか。
料理教室
料理教室を運営する場合は、基本的に集客から当日の指導までを1人でコーディネートする必要があります。
そのため料理の技術はもちろん、集客のためのブランディング力や興味を持ってもらえる企画を創造する力なども必要です。
自宅で実施することも可能ですが、スペースの確保が難しければ都度キッチンスタジオを借りる必要もあるため、手間や費用の面でそれなりに労力がかかってしまう可能性もあります。
もちろん、生徒の方と直接対面するためコミュニケーション能力も必要になります。
アシスタントとして学ぶ方法も
料理教室を開催するにあたり、まずは別の料理教室でアシスタントとして働きながら運営方法を学んでいる方もいるそうです。
そこで集客方法やイベントの組み立て方などを吸収してから、自身で料理教室を開催してみてもよいでしょう。
勉強会やセミナーでの講演業務
栄養に関する知識だけでなく、フリーランスとしての経験をもとにセミナーで講演することもあります。
テーマや参加者は講演ごとにさまざまです。
企業からの依頼で食に関するテーマで講演することもあれば、同じくフリーランスの栄養士を目指す方に向けて勉強会を開催することもあります。
テーマ別の内容
食に関する講演を依頼される場合は、当然ですが専門家としての知識を必要とされています。
そのため、質疑応答などを含めて、参加者を満足させられるだけの対応力が必要になるでしょう。
勉強会の場合は、アレルギー関連・スポーツに関する栄養の知識・料理技術のスキルアップなど、さまざまな視点から開催されることが多いようです。
出張料理業務
依頼主の自宅をはじめとして、さまざまな場所で料理を作り、その場にいる方に提供する仕事です。
忙しい方に向けて料理の作り置きをしたり、イベント会場で料理提供をしたりなど出張先はさまざまです。
スキマ時間を活用し、副業として出張料理業務に取り組む方もいらっしゃいます。
企業に登録する方法もある
依頼を個人で受ける場合もありますが、最近では出張料理人として企業に登録し、必要に応じて仕事を割り振ってもらうケースもあるそうです。
そのような方法であれば、スケジュールに合わせながら確実にスキマ時間を有効活用できるでしょう。
福祉施設などでの食事指導
福祉施設に入っている方に対しての食事指導を通じて、その方を健康面でサポートする仕事です。
ご高齢の方や身体に不調を抱えた方に対して、栄養バランスの整った食事を指導することは非常に重要であるといえます。
身体の状態は人それぞれなので、きちんと本人と話し合い、その方に合わせた食事を提供することが求められます。
コミュニケーションが大切
食事指導の際は、栄養面での配慮はもちろん、その方の好き嫌いや食べやすい料理の状態など、幅広い視点から考えて相手に提案することが大切です。
単純な栄養に関する知識だけでなく、そのような情報をきちんと引き出せるように適切なコミュニケーションを取ることも求められているといえるでしょう。
まとめ
このように従来のような施設での勤務はもちろん、料理教室の運営や出張料理などフリーランスならではの働き方も増えています。
また、現場で働く以外にもWebメディアでの執筆業務などもあるため、知識の活かし方の幅は着実に広がっているといえるでしょう。
ご自身の働きたい時間や稼ぎたい報酬、どのような形で栄養士としての経験を活かしたいのかなどを考えたうえで、自分に合った働き方を見つけてみてはいかがでしょうか。
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