学習塾資格ガイド
目的別・学校選びのポイント
難関校の受験をメインに考えた場合、カリキュラムや模擬試験、受験指導の充実、志望校の合格率などに優れた「進学塾」が向いています。一方、内申書重視で普段の授業についていけるような学力を身につけるには、「補習塾」が向いています。学校指定の教科書に基づいた授業を行っている地域の塾は、地元の事情にも詳しく、予習復習や中間・期末試験対策に重点を置いた学習を行います。
子供の性格別・学校選びのポイント
積極的な子どもは、集団授業でいっそうの学習意欲を引きだせる場合があります。反対に、おとなしかったり引っ込み思案の子どもは、少人数のクラスを考えてもいいかも知れません。予習・復習などが自宅で出来ない子どもには、学校以外での学習習慣をきちんと指導してくれるような塾が良いでしょう。また、フリースクールのように不登校児童の学習を支援している塾もあります。
最近の傾向
小学生で4割近く、中学生では7割以上の子どもが学習塾に通っています。学校週休2日制の影響から、学習塾の役割はますます大きくなっています。学習・進路指導以外に、たとえば自然観察プログラムなどを企画して、地域と密着した塾経営を目指す動きもあるようです。最近では少子化の流れを受けて、大学予備校の学習塾業界への参入が進んでいます。そこでは大手の経営力を活かし、衛星放送やインターネットを利用したeラーニングも試みられています。