独学で日本語教師を目指すことはできるのか?
日本語教師は独学でも目指すことが可能なのでしょうか?
結論をいうと、独学でも日本語教師になることができます。
独学で日本語教師になる方法を以下より紹介していきましょう。
独学で日本語教師を目指すなら「試験ルート」
日本語教師の国家資格である「登録日本語教員」を取得するためには、基本的に「養成機関ルート」と「試験ルート」のどちらかで目指す必要があります。
そのうち、独学で目指すなら「試験ルート」を選択しましょう。
関連記事 日本語教師の国家資格「登録日本語教員」とは?資格の取得方法や第1回の試験予定、経過措置を解説!
登録日本語教員の試験ルートとは?
登録日本語教員の試験ルートとは、養成機関などに通わず、日本語教員試験(基礎試験・応用試験)を受験し、合格後実践研修を修了することで資格が取得できるルートです。
ただし、登録実践研修機関での実践研修は必須となっており、この部分だけは指定機関に通う必要があります。
登録実践研修機関は、文部科学大臣の登録を受けた機関です。2024年11月以降に第1回目の登録が行われ、日本語教育機関認定法ポータルで詳細が発表される予定です。
日本語教員試験(基礎試験・応用試験)について
日本語教員試験は、登録日本語教員の資格を取得するための試験で、試験ルートでは基礎試験と応用試験の両方に合格しなければなりません。(養成機関ルートの場合は基礎試験が免除)
年齢や学歴、国籍に関係なく、誰でも受験できる点が特徴。文部科学省が公開している養成課程コアカリキュラムに記載されている「必須の教育内容50項目」が出題範囲となっています。
基礎試験は出題範囲から基礎的な知識・技能を区分ごとに出題され、応用試験は基礎的な知識・技能を活用した問題解決能力を測るために、教育実践と関連づけて区分横断的に出題されます。
2024年度は11月17日に、全国8地区で実施される予定です。
2023年12月10日には試行試験が実施
日本語教育の適正かつ確実な実施を図るための日本語教育機関の認定等に関する法律(日本語教育機関認定法)は、2024年4月に施行された新しい制度なので、日本語教員試験はまだ過去のデータがありません。
しかしながら、2023年12月10日には日本語教員試験の試行試験が実施され、結果及びサンプル問題が公表されています。
試行試験は、現職日本語教師と日本語教師養成課程などの在籍者を対象に行われ、合計で1,242人が受験しました。
基礎試験の平均点は、100点満点中66.97点、応用試験の平均点は220点満点中148.74点という結果になりました。
参考 文部科学省「登録日本語教員の登録申請の手引き」、「登録実践研修機関及び登録日本語教員養成機関の登録申請等の手引き」、「令和6年度 日本語教員試験_試験案内」「令和6年度日本語教員試験実施要項」、文化庁「日本語教員試験試行試験 結果の概要」
独学で日本語教師の資格取得を目指すメリットとデメリット
メリット
独学で日本語教師の資格取得を目指すメリットには、以下のようなものがあります。
費用が安い
独学で日本語教員試験の合格を目指す場合、かかる費用は試験対策に必要な教材費と、登録実践研修機関へ支払う手数料(基本的に5万900円)のみとなります。
養成機関ルートを選択すると、従来の日本語教師養成講座のように40~50万円程度(交通費は別)の受講料がかかるといわれています。
※給付金制度や割引制度で負担額が軽減される場合があります。
実践的スキルはプロから学べる
日本語教師の資格に関する旧制度では、独学で日本語教師を目指す場合に、実践的なスキルを学ぶ機会が用意されていませんでしたが、新制度では独学であっても登録実践研修機関で研修を修了することが義務づけられています。
したがって、独学であっても実践的スキルはプロの講師から学べることが、メリットの1つとなるでしょう。
参考 文部科学省「日本語教育の適正かつ確実な実施を図るための日本語教育機関の認定等に関する法律施行令」
デメリット
独学のデメリットは、すべてを自分でおこなう必要があること、そして授業の実践力がつきにくい点が挙げられるでしょう。
教材準備や学習計画をすべて自分で進める必要がある
独学の場合、教材準備や学習計画をすべて自分で進める必要があります。
大学やスクールの講座と違いカリキュラムがないため、情報を集めて自分に合った教材を選び、学習計画を作り、モチベーションを維持しながら学習することになります。
学習の適切な順序を教えてくれたり、近年の出題傾向に合わせた課題を出してくれたりする人がいないため、自分でそれらを模索する必要もあります。
質問できる相手がいない
学習のなかでわからないことがあったとしても、それを質問する相手がいないために自分で調べて解決しなければなりません。
- 調べものに時間がかかり、試験対策が遠回りになる
- 正しい解答や認識を得られる確証がない
以上のようなリスクがあるのが独学のデメリットの1つといえます。
また、一緒にがんばる仲間が近くにいないため、モチベーションコントロールが難しいというのもデメリットに挙げられるでしょう。
SNS上で独学で日本語教師を目指す人達のコミュニティを形成するなどの工夫があるとよいかもしれません。
授業の実践力がつきにくい
日本語教師養成講座を受講すると、講座で知識を習得するだけでなく、模擬授業をおこなう機会もあります。
この模擬授業において、実際に仕事を始めたときに活かせる実践的なスキルを数多く学ぶことができるのです。
しかし、独学ではその模擬授業の機会を得られないため、実践力がつきにくい傾向にあります。
また、採用試験の際に模擬授業や実習といった実践経験をもとにした回答がしづらい点も考慮しておきましょう。
以上のように独学の場合、メリット・デメリットがそれぞれあります。
自分に合った勉強方法を選ぶことが大切になります。
独学で勉強する方法とポイント
まず日本語教員試験の概要・全体像を把握する
独学で勉強する方法・ポイントとして、まず試験対策を始める前に、日本語教員試験はどのようなものなのか、その概要と全体像を把握しましょう。
日本語教員試験の大まかな内容は、前述した通りですが、文部科学省の公式WEBサイト(日本語教員試験に関すること)から確認することができます。
効率よく試験対策を進めるためにも、どの分野が出題されるのか・試験時間はどれくらいあるのか・マーク式か記述式かなど、試験の概要をしっかりと理解しておいてください。
合格ラインを知っておく
独学で日本語教員試験の勉強を進める上でのポイントとして、合格ラインを知っておくこともあげられるでしょう。
試験の合格ラインを知っておくと、出題範囲に対して必要な点数の目安が分かるため、勉強量や目標を決めやすいというメリットがあります。
文部科学省が公表している日本語教員試験の合格ライン(2024年度)は、基礎試験においては、必須の教育内容5区分のうち各区分で6割かつ総合得点で8割、応用試験においては、総合得点で6割です。
試験日から逆算して学習計画を立てる
独学で日本語教師の試験に合格するためには、試験日から逆算して学習計画を立てる必要があります。
なぜなら、出題傾向に合わせた学習計画を立てることによって、試験までの時間経過ごとに必要な勉強内容や学力を把握することができるからです。
さらに計画があることで、勉強の進捗も把握できるため、軌道修正も可能になるでしょう。
ただし、最初から完璧な学習計画を立てるのは難しいため、日次・週次で振り返りながら最適な計画に修正していきましょう。
具体的な計画を立てるのがポイント
学習計画を立てる際は、曖昧な計画にならないように注意しましょう。
効率的に勉強を進めるためには、大まかなスケジュールに沿って決めた学習内容を、毎日の学習内容へ落とし込みます。
「何を」・「どの参考書で」・「何ページまで」勉強するのかを具体的に決めることがポイントです。
学習期間とスケジュールの目安
日本語教員試験の出題範囲は、従来の日本語教師養成講座・日本語教育能力検定試験と同じであるため、同講座の受講時間である420時間がスケジュールの目安となるでしょう。
仮に1日の勉強時間を2時間とすると、「420÷2=210日=約7ヶ月」と計算できるので、学習期間の目安は6ヶ月から、少し長めに1年程度で考えておくといいかもしれません。
11月の日本語教員試験に向けて、約6ヶ月で試験対策をする場合のスケジュール例は、以下の通りです。
- 6月:教材を使って基礎・基本を理解する
- 7月:問題演習に取り組み、基礎を固める
- 8月:過去問・サンプル問題を解き、間違えた問題を解説や参考書で確認、弱点を強化する
- 9月:過去問を解き、出題傾向をつかむ
- 10月:過去問を繰り返し解き、苦手分野の対策を重点的に行う
- 11月:総復習を行い、試験本番に臨む
尚、日本語教員試験は1年に1回以上とされているので、来年以降は1年に2回行われる年度もあるかもしれません。
まずは基礎・基本を理解する
いきなり問題演習に取り組むと、内容を理解するのに時間がかかったり、丸暗記になって類似問題に対応できる応用力が身につけられなかったりして、勉強効率が悪くなってしまう可能性があります。
そのため、まずは参考書などの教材を使って、日本語教育の基礎・基本を理解しましょう。
日本語教員試験は今年初めての開催となり、過去問が存在しないため、日本語教育能力検定試験の参考書を使ってみるといいかもしれません。
後述する書籍を活用するのもおすすめです。
関連記事 日本語教師資格が取得できる日本語教育能力検定試験とは?難易度や合格率、勉強方法について解説!
知識を定着させることがポイント
基礎知識を身につけてから問題に取り組むと、問題を通して参考書でインプットした知識をアウトプットすることができ、より記憶に定着しやすくなるというメリットがあります。
まずは参考書で基礎知識を学び、試験の全体像を把握してから問題演習に取り組みましょう。
過去問・サンプル問題を解いてみる
基礎知識を習得したら、過去問や日本語教員試験・試行試験のサンプル問題などを解いて、ひたすら問題演習に取り組みましょう。
特に過去問を繰り返し解いていくと、試験の出題傾向や難易度、得意・不得意分野などについて把握をすることができます。
苦手分野は試験本番までに克服できるように、重点的に対策を行っていきましょう。
また前述の通り、現時点では日本語教員試験の過去問がないので、代わりに日本語教育能力検定試験の過去問を解いていくと、いいトレーニングになるかもしれません。
参考 文部科学省「令和6年度日本語教員試験実施要項」、「日本語教育の適正かつ確実な実施を図るための日本語教育機関の認定等に関する法律」、文化庁「日本語教員試験試行試験 結果の概要」
日本語教師を目指す方におすすめの書籍(本)8選!
ここからは、日本語教師を目指す方におすすめの書籍(本)を紹介していきます。
- 日本語教育の基礎をわかりやすく学べる
- 日本語教育能力検定試験対策ができる
以上の書籍8つをBrushUP学びがピックアップしました。独学を検討している方はぜひ参考にしてください!
(1)『日本語で外国人と話す技術』
[著者:高嶋 幸太著・出版社:くろしお出版]
著者は、立教大学兼任講師や早稲田大学非常勤インストラクターを歴任。専門は「教師教育」「第二言語習得」「海外日本語教育」です。
この書籍は、日本語を少し理解し、会話をすることができる外国籍の方と接する際に役立つ情報が書かれており、普段外国籍の方に対して日本語を教えている教師の目線で解説されています。
2つのポイントが学べる
外国籍の方に日本語を教える際に重要となる2つのポイントである、「どのような日本語を選択すればよいのか」と「楽しく日本語でコミュニケーションを取る際のポイント」を学ぶことができます。
さらに、わかりやすさを重視し、各項目は基本4ページ単位で構成されています。
日本語教育にあまり詳しくないという方の場合でも、やさしく読み進められる記述となっています。
(2)『日本語授業の進め方 生中継(日本語教師ハンドブック)』
[著者:金子 史朗・出版社:アルク]
日本語の授業の始め方から終わりまでを詳しく紹介している書籍であり、まさにこれから日本語教師を目指される方に適した内容となっています。
必要に応じて写真を使用していることに加え、一部の授業に関する知識は動画を利用しているのでわかりやすいでしょう。
初級レベルの23項目
「やりもらい」「自動詞・他動詞」などの、初級レベルといえる23項目が扱われています。
経験豊富な教師が、伝統的な授業の仕方に最新の手法をうまく組み合わせた、レベルの高い授業方法に関する知識を得ることができるでしょう。
期待できること
日本語教師に必要な内容がしっかりと詳しく説明されており、以下のことが期待できます。
・スピード感のある日本語の授業がどのようなものなのかが理解できる
・日本語教師にふさわしい話し方がわかる
・導入から活動までの授業の一連の流れがつかめる
・それぞれの授業での効果的な導入方法、すべきこと・すべきではないことを理解できる
・フラッシュカードや絵教材の見せ方がわかる
・すっきりと理解しやすい板書のしかたを会得できる
・効果的なプリント類のまとめ方がわかる
・授業時に教師が取るべき動作を理解できる
・日本語を教えている学習者から信頼されるコツを知ることができる
参考 Amazon 日本語授業の進め方 生中継(日本語教師ハンドブック)
(3)『Konnichiwa, Nihongo! こんにちは、にほんご!』
[著者:てくてく日本語教師会・出版社:ジャパンタイムズ]
日本語の教師グループが作った、見せて使える非常に便利な143ページの語彙・フレーズ集です。
イラストが適宜利用されていますが、オールカラーなので理解しやすいでしょう。
英中韓訳付きとなっていることも特徴です。
基本的なあいさつはもちろん、緊急事態に必要な表現まで、131のフレーズを学べるので、外国籍の方に日本語を教える際に役に立つ多くの知識を得られるでしょう。
長きにわたり好評
発売年は2009年と少し前になりますが、今でも好評の書籍です。
この事実こそが、内容が素晴らしいことの証明になるのではないでしょうか。
参考 Amazon Konnichiwa, Nihongo! こんにちは、にほんご!
(4)『いちばんやさしい日本語教育入門』
[著者:今井 新悟・出版社:アスク]
タイトルからも伝わりますが、理解のしやすさに力を入れた書籍となっているため、日本語教師でありながら、教え方にあまり自信がないという方にもおすすめです。
日本語教育に関する基本をしっかりと学ぶことができるでしょう。
特徴
特徴は以下のとおりです。
・簡単な語彙や表現が選ばれているのでスラスラと読める
・専門用語にはルビが付いている
・日本語教育の現場で使える知識が優先されている
・章ごとに確認問題がある
・Webで無料公開されている動画やPDFなどの資料にQRコードでリンクしている
やさしく書かれているのでわかりやすいと評判の書籍です。
(5)『もしも…あなたが外国人に「日本語を教える」としたら』
[著者:荒川 洋平・出版社:スリーエーネットワーク]
「教授法の実際」と「言語理論的な解説」との両面を掘り下げ、それらを反映させた書籍です。
突然外国籍の方に日本語を教えることになったという想定で進む内容のため、実際に日本語教師になった場合を具体的にイメージできるでしょう。
学べる内容
プロの教師ではないのに、日本語を教えることになってしまった主婦・会社員・日本人留学生の仮想体験を例としています。
日本語を外国語として教える方法について、複数の教え方や考え方を知ることができるでしょう。
また、日本語教育の基本的な事項である、語彙や音声などに加えて、コース・デザインや教室活動などについても網羅的に触れています。
日本語教師としてのステップアップの方法についての記載もあります。
この点も日本語教師を目指す方におすすめしたい理由です。
イメージしながら学びやすい
発売年は2004年ですが、この書籍から得られることは多いため、今もなお日本語教師を志す方たちから読まれ続けています。
どのようなやり方で教えるのかなどをイメージしながら読み進めていくことができるのが特徴といえるでしょう。
参考 Amazon もしも…あなたが外国人に「日本語を教える」としたら
(6)『日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 第5版』
[著者:ヒューマンアカデミー・出版社:翔泳社]
資格取得の総合校で有名なヒューマンアカデミーが送る、1冊で日本語教育能力検定試験を網羅できる参考書です。
都度リニューアルを重ねている参考書のため、最新の出題傾向に合わせた内容となっているのがポイントです。
独学でも試験合格が目指せる
「音声分野」「記述」問題も強力にフォロー。音声試験対策用にCDがついてきます。
また、実力をチェックできる演習問題もついてくるため、効率的に学びたい方におすすめの書籍といえるでしょう。
参考 Amazon 日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 第5版
(7)『令和3年度 日本語教育能力検定試験 試験問題』
[著者:公益財団法人日本国際教育支援協会・出版社:凡人社]
日本語教育能力検定試験主催の公益財団法人日本国際教育支援協会が出版する過去問題集です。
問題と解答のほか、その年度の試験実施状況(受験者数や平均点など)データが収録されているため、学習目標を立てる際の参考にもなる1冊です。
過去数年分の問題集を入手するのがおすすめ
こちらの試験問題集は、直近年度のほか、過去数年分の書籍について現在も販売されているものがあります。
試験内容を広く網羅するためにも、過去分の問題集にチャレンジすることが推奨されるでしょう。
参考 Amazon 令和3年度 日本語教育能力検定試験 試験問題
(8)『図表でスッキリわかる 日本語教育能力検定試験 合格キーワード1400』
[著者:泉 均・出版社:晶文社]
検定試験対策指導歴30年以上の著者が試験に出る必須キーワード1452語を厳選。
基本となる重要なキーワードと、それに関連するキーワードをコンパクトにまとめて解説している書籍です。
豊富な図表で視覚から覚えやすい
図表を用いて要点が簡潔にまとめられており、知識を整理しながら学習できることが特徴です。
辞書代わりとして活用できる書籍のため、日本語教師になってからも役立つ1冊でしょう。
参考 Amazon 図表でスッキリわかる 日本語教育能力検定試験 合格キーワード1400
自分に合った書籍を選ぶ!
日本語教育関連の書籍は上記で紹介したもの以外にも数多くあり、その特徴や内容はさまざまです。
自分に合った書籍選びが、日本語教師へのよい手引きとなるでしょう。
書籍を選ぶ際は、「説明がわかりやすいか、日本語教師になるイメージがわきやすいか」など、内容を確認・比較してみましょう。
まとめ
独学が難しい場合は養成機関ルートを検討してみる
先ほども説明したように、独学にはメリットもあればデメリットもあるため、自分で試験対策を進めるのが難しい場合は、養成機関ルートを選択するという手段もあります。
養成機関ルートでは、登録日本語教員養成機関で課程を修了し日本語教員試験の応用試験合格後(基礎試験は免除)、登録実践研修機関で実践研修を修了することで、日本語教師の資格が取得できます。
機関によっては、課程と実践研修を一体的に受講することも可能です。
養成機関ルートでは基礎試験が免除されるため、より確実に取得したい方にはおすすめのルートだと言えるでしょう。
旧制度で資格取得をした場合や、すでに日本語教師としての経験がある場合は、一定期間設けられている経過措置ルートを利用する方法もあります。
養成機関の試験対策講座もおすすめ
養成機関が実施している日本語教員試験の対策講座を受講するのもおすすめです。
以下で紹介する養成機関では、これまでの日本語教育能力検定試験・対策講座の経験を活かして、日本語教員試験の試験範囲を効率よく学べる講座を提供しています。
- 資格スクール大栄
- 日本東京国際学院
- アークアカデミー(通信・通学)
- ルネサンス日本語学院
日本語教師の基礎が身につけられる書籍を読む
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まずは、それぞれの本の特徴・内容を確認し、自分に合った書籍を選びましょう。
この記事が「日本語教師の仕事内容が気になる」方や「日本語教師の資格に興味があるけど、どのように勉強してよいかわからない」という方のお役に立つことができれば幸いです。
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行知学園日本語教師養成講座(東京)
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監修者プロフィール
早稲田大学名誉教授。言語・生活研究所代表。
現在は、言語・生活研究所の代表を務めながらオンラインでの日本語教育において精力的に活動中。
【主な経歴】
城西国際大学大学院人文科学研究科特任教授(2018/4~2019/3)
早稲田大学大学院日本語教育研究科専任教員(2002/4~2014/3)
早稲田大学日本語研究教育センター専任教員(1988/4~2002/3)
【代表著書】
『もう教科書は怖くない! 日本語教師のための初級文法・文型完全「文脈化」・「個人化」
アイデアブック』(ココ出版)(2016/12)
『ライブ! 成長する教師のための日本語教育ガイドブック』(共著)(ひつじ書房)(2005/5)
ほか多数
【海外派遣歴】
ケルン日本文化会館日本語教師オンライン研修会招待講師(2020/6)
EPA候補生・教師研修(ベトナム・ハノイ)招待講師(2020/2)
ほか多数