学習者の日本語が初級レベルの場合
学習者の日本語が初級レベルの場合は、英語が必要だなとすごく思います。
もちろん、学習者側もある程度の英語力があるというのが前提です。
初級レベルの学習者に直接法(日本語を日本語で教える)で教えても、半分も理解してもらえないケースがほとんどです(><)
特にひらがな・カタカナが読めないという超初級レベルの場合は、英語を使った方がスムーズに授業を進められますね。
初級レベルの学習者から、「先生は英語を話せますか?」と聞かれることはよくあるので、英語を話せる日本語教師を求めている学習者は多いと感じています。
学習者が英語ネイティブ話者の場合
学習者が英語ネイティブ話者である場合も、英語が必要だなと思いますね。
実際に、私が今まで教えてきた英語ネイティブの学習者のほとんどは、私が英語を話せるか、初回の授業で確認をしてきました。
私はネイティブ並み!といえるほど高い英語力があるわけではないのですが、英語ネイティブ話者の学習者からは、英語での説明があった方が、授業内容を深く理解できるといわれました(^^)
欧米圏で日本語教師として働く場合には、高い英語力が求められる傾向もあるので、特に初級レベルの英語ネイティブ話者に日本語を教える際には、英語を使った方が、長期受講にも繋がると思います☆
文法を説明する時
日本語の文法を説明する時にも、英語での説明を追加した方が、スムーズに理解してくれる学習者が多いです。
文法を学ぶ学習者は、初級~中級レベルという場合がほとんどなので、学習者側から英語で説明してほしいとリクエストされることはよくあります。
「~なければなりません」は「have to」と同じ、というように、文の意味を説明する時にも、英語を使った方が理解が早いですね(^^)
語彙や慣用表現などを教える際にも、英語など学習者との共通言語で説明した方が確実かと思います。
学習者と雑談をする時
学習者との仲を深めるために、私は授業の前後に少し雑談をするようにしているのですが、会話内容によっては英語を使うこともあります。
特に初級・中級レベルの学習者だと、日本語でのコミュニケーションに限界があるので、英語を交えることで、より踏み込んだ内容について話すことができます。
例えばとある学習者は、好きな日本の芸能人が、友達が経営しているレストランに、ご飯を食べにきたという話をする時に、どうしても日本語での説明が難しいということで、一部英語で会話を進めたことがありました。
あくまでも日本語の授業なので、なるべく日本語を使うようにはしていますが、英語の説明を加えるとテンポよく会話が進むので、状況によっては英語が必要だなと思いますね(^^)
体験授業などで時間がない時
私が行っている体験授業は30分未満と短いので、特に初級レベルの学習者には、英語を使って間接法(日本語を他の言語で教える)で、教えることが多いですね。
絵を書いて説明したり、スマホで調べて画像を見せたりして、日本語で学習者の理解を促すことも可能ですが、やっぱり時間がかかるので、早く終わらせないといけない授業では、学習者との共通言語で説明します。
授業の終わりに、ニュアンスの違いなどの難しい質問をされた時も、英語が通じる学習者であれば、ささっと英語で説明します(^^)
学習者が落ち込んでいる時
学習者が落ち込んでいる時にも、必要に応じて英語で声をかけてあげるようにしています。
勉強の成果がなかなか得られなかったり、会社での人間関係に問題があったりして、気分が沈んでいる時は、勉強に集中できないですよね。
私が教えてきた学習者も、気持ちに余裕がない時には、英語でのコミュニケーションを希望するケースが多いです。
そういう時は、無理矢理日本語で会話をしても逆効果かなと思うので、他の人の成功例や共感する気持ちなど、前向きな言葉を英語でかけてあげるようにしていますね(^^)
まとめ
今回は、私がこれまで日本語教師として働いていて、英語が必要だなと思った瞬間を6つご紹介しました。
日本国内では、日本語を日本語で教える直接法が主流となっていますが、日本語を勉強する学習者は英語が話せる人も多く、日本語教師として日常会話レベル以上の英語は話せた方がいいのかな、と個人的には思っています。
学習者にもっと満足してもらえるような授業を提供できるように、私ももっと英語力を磨いていきたいです☆