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日本語教師としてオンライン授業で心がけていること

日本語教師としてオンライン授業で心がけていること

コロナ禍をきっかけに、日本語教育業界にもオンライン授業が普及したことで、オンライン日本語教師を目指す人が増えてきたように感じています。

そこで今回は、5年間オンライン日本語教師を続けてきた経験を通して、私が個人的に心がけていることをご紹介します!

ライタープロフィール
Miku
日本語教師養成課程で資格を取得し、日本語の指導歴は7年目。
学生時代はイギリスへの交換留学の経験もあり、卒業後は日本語教師として働きながら、フランスでワーキングホリデー留学と語学留学を経験。現在はマルタ島在住で主にフリーランスで活動する傍ら、「BrushUP学び」「日本語教師ナビ」のライターを務める。

更新日:2024-10-28(公開日:2024-10-24)

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必要時以外に相槌を打たない

遊ぶ子供

まず私がオンライン授業で常に気をつけているのが、必要時以外に相槌を打たないということ。

私が授業で使うのは主にZoomやSkypeですが、これらのアプリは発言者1人の声を拾おうとして、複数人が同時に話した場合に背景の音と判断された声が、消されてしまうような仕様になっています。

そうすると、自分の打った相槌のせいで学習者の話す日本語が聞こえなくなってしまうことがあるので、相槌を打つ時は声を出さずに大きく頷いたり、表情で画面越しに伝えるようにしています!
特に会話の授業は、相槌を打つのは必要最低限にしていますね。

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トラブルへの対処法を考えておく

家で行うことの多いオンライン授業では、予想だにしないトラブルがつきもの。
例えば、インターネットが突然繋がらなくなってしまった、指定時間外に宅配業者が来てインターンホンがなってしまった、停電になってしまったなどのトラブルは、家にいるといつでも起こり得るものですね…(泣)

私は、家のWi-Fiが切れてしまった場合にスマホでもできるようにしておく、停電になっても授業を継続できるようにパソコンは十分に充電しておくなど、不測の事態になるべく対処できるようにしながら授業を行っています(^^)

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視覚教材を工夫して使う

オンライン授業で私は、パワーポイントやオンラインのホワイトボードなどの視覚教材を工夫して使うようにも心がけています。

以前働いていたオンライン日本語学校では、あらかじめ使用教材が決められていたのですが、フリーランス日本語教師として自由に授業を行うようになってからは、学習者に分かりやすい授業を提供するために、視覚教材を積極的に使うようになりました。

自分の画面を共有して、レストランや観光地など、実際の日本のWEBサイトなど教材として使うのも喜ばれます♪

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ヘッドセットマイクを使う

遊ぶ子供

教室での授業では気にならない程度のわずかな騒音でも、オンライン授業だと気になってしまうことってありませんか?
車の音や犬の鳴き声など、自分は気にしていなくても、「先生その音は何ですか?」と聞かれることはよくあります(><)

なので、私は単一指向性でノイズ除去が期待できるヘッドセットマイクを使うようにしています!
イヤホンの付属マイクだと周りの音を拾いやすく、学習者が不快に感じてしまうかもしれないので。

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身だしなみを整える

最初はあまり気にしていなかったのですが、フランス語の授業をオンラインで受ける学習者側の立場になった時に、教師がだらしない格好をしていると授業に緊張感がなくなることに気がついたんです。

それ以降、最低限カメラに映る範囲の身だしなみはしっかりと整えて、授業にふさわしい雰囲気作りをするように心がけています。

とはいっても、毎日ばっちりメイクをするのは難しいので(笑)、フィルターを上手く使って明るい雰囲気を出すようにしています(^^)

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簡単な宿題を出す

私はフリートークのような比較的自由度の高い授業を担当することが多いのですが、授業の終わりに学習者のレベルに合わせた簡単な宿題を出すようにしています。

例えば、新しく覚えた単語・表現を使って文を作ってみてね、このYoutube動画を見て発音の練習をしてみてね、など短時間でできるようなものです。

やっぱり授業が終わった後に復習をするのとしないのとでは、日本語力アップに大きな差が出ますし、フリーランスの場合は次の授業に繋がるというメリットもあるんです(^^)

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予約枠をなるべく空けておく

遊ぶ子供

オンライン授業でも特にマンツーマン授業の場合は、学習者が自由に授業時間を選べる場合が多いので、予約枠をなるべく空けておくようにしています。

私の経験上、予約枠が少なくなっていると学習者からの予約が入りにくいです。
予約が全く入らないというわけではないのですが、学習者の希望時間と合う確率が低くなります。

オンラインで日本語を勉強する学習者は、仕事や学校と日本語の授業を両立しているケースがほとんどなので、例えばアジア地域に住む学習者をターゲットにする時には、中国やタイなどの早朝・夕方を狙って、なるべく多くの時間枠を空けるようにしています☆

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まとめ

今回は、これまでのオンライン日本語教師経験を振り返って、オンライン授業で心がけているポイントを7つあげてみました!

同じ日本語の授業でも、オンラインは対面と違った視点で学習者に配慮する必要があると思います。

私もまだまだ経験を積み重ねていく必要がありますが、これからオンライン日本語教師を目指す方の参考になれば嬉しいです♪

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