明るい笑顔に、テンションはいつもより高めで
体験授業は学習者と初対面の場になるので、第一印象を少しでもよくするために、明るい笑顔で、テンションはいつもより高めに授業を進めるようにしています(^^)
体験授業ではガチガチに緊張している学習者も多いので、こちら側が明るい表情で会話を誘導してあげると、「この先生話しやすい、次も受講してみようかな」と思ってもらいやすいです。
また、オンライン授業を受講する学習者は、スマホやタブレットなどの小さな画面を見ている場合も多いので、自分が思っているよりも表情や雰囲気が伝わりにくいです。
移動中だと画面すら見てくれないことも(笑)
なので、暗い、怖い、話しにくいというネガティブな印象を与えないように、ちょっとオーバーリアクションめで、明るい雰囲気を作るようにしています。
なるべく学習者に発話させる
フリートークの授業を受ける学習者は、日本語での会話力をアップすることを目的としているので、学習者に発話させる機会を増やして、授業の満足度を高めるようにしています。
例えば、趣味がテニスという学習者がいたら、「週にどのくらいテニスをしていますか」「いつも友達と練習していますか」「先週どこでテニスをしましたか」など、私から深堀りした質問を投げるようにしています(^^)
大人しい性格の学習者だと、「はい、そうです」のような短文で終わってしまうことも多いのですが、話題に困ったときは、いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのようにという疑問詞を使って、たくさんの質問をするようにしています☆
学習者の発言に誤りが見られたら、後でまとめて伝えられるように、メモアプリなどで簡単にメモもしていますね。
学習者のレベルに合った内容を提供する
学習者に体験授業を満足してもらうためにも、学習者の日本語レベルに合った内容を提供することも心がけています。
授業の最初にまず、自己紹介をしてもらって話を広げ、学習者の日本語レベルをざっくりと判断。
初級レベルだと判断した場合には、簡単な単語を使った短めの文で会話を進め、上級レベルだと判断した場合には、大学での専攻や仕事内容など、抽象的かつ長い文で会話を進めるようにしています。
簡単すぎる、難しすぎると学習者が感じてしまえば、体験授業は失敗に終わってしまうので、どの程度のレベルの日本語を勉強したいか、できるのかという点も直接確認しますね。
学びたい内容をヒアリングする
体験授業は15分という短い時間で行うものも少なくないですが、学習者の学びたい内容も忘れずに、ヒアリングしておくようにしています。
旅行に使える日常会話や、大学留学のためのアカデミックな日本語、会社で使うビジネス会話など、学習者によって授業で学びたい内容はさまざま。
継続的に受講してもらうためにも、学習者のニーズを少しでも満たすことを優先して、授業を進めるようにしています♪
学習者と共通の話題で盛り上がる
私のフリートークの体験授業では、学習者と共通の話題で盛り上がると、正規授業の受講に繋がるケースが多いです。
旅行や映画鑑賞などの共通の趣味や、海外移住の経験、同じ言語(英語やフランス語)を学んだ経験など、学習者との共通の話題は色々ありますね。
また、学習者との共通の話題を見つけられるように、常日頃から色々な話題にアンテナを張っておくようにも心がけています(^^)
話し足りなさそうな学習者には、5分ほど延長してあげるのも、好印象に繋がるのかなと思っています♪
授業後にフィードバックを渡す
以前働いていたオンライン日本語学校では、授業後に学習者へフィードバックを渡すことが必須になっており、これが学習者からとっても好評だったので、フリーランス日本語教師になってからも、フィードバックは必ず渡すようにしています。
フィードバックには、授業内容やよかった点、改善すべき点、今後の学習方法のヒントやアドバイスなどを簡単にまとめています。
フィードバックをきっかけに、正規授業を申し込んでくれる学習者もいるので、体験授業で大事なポイントの1つだと思いますね(^^)
まとめ
今回は、主に会話(フリートーク)の体験授業を成功させるために、私がやっていることをご紹介しました。
それぞれの日本語教師が活かせるスキルや、学習者一人ひとりが求めていることは異なるので、どうすれば正規授業の受講に繋がるのか、自分で色々と試行錯誤を重ねる必要があると思います。
私ももっと多くの学習者を獲得できるように、日々精進したいと思います☆