何か資格を取得したいけれど、どんな資格が良いのかわからない…。専門的で難易度の高い資格はハードルが高い…。そんな方は、幅広い仕事に役立つ資格を取得しておくと、今後役立つ場面も多いでしょう。今回は、そんな汎用性の高い資格スキルをご紹介します。
幅広く仕事に役立つ資格を取得するメリット
現代の職業市場はますます多様化し、専門分野だけでなく幅広いスキルや知識を持つことが求められています。幅広い仕事に役立つ資格を取得すると、自身のキャリアの可能性を広げることができるでしょう。
また、異なる分野でのキャリアチェンジをすることになった場合でも、汎用性の資格を持っていることで転職活動をスムーズにし、新たな職種に柔軟に対応できる強みになります。
1.簿記
簿記とは?
簿記とは会計情報を記録し、整理するスキルを習得する人気資格です。財務諸表の作成や経理業務の基本を学び、企業活動の経済状況や財政状況を理解できるようになります。簿記を学ぶことによって、決算書を読む力はもちろん、ビジネスの基本ともいえるコスト感覚が身につきます。 コストを意識した仕事ができるようになるので、すべての社会人の方にとって役立つといえるでしょう。
簿記が幅広い仕事に役立つ理由は?
簿記を学ぶことで、ビジネスの仕組みが理解でき、経営状況の判断やコスト面を考えられるようになります。会社の経理部門はもちろん、営業、販売、製造などの各部署、金融関係や商社、小売業やサービス業、コンサルティング会社など職種や業種にかかわらず、あらゆるビジネスの場面で活かすことができます。
また、独立や開業をする際、確定申告や決算書作成のために簿記の知識があると役に立つでしょう。
簿記の資格を取得するには?
日本商工会議所が主催する日商簿記検定が一般的で、試験に合格すると資格を取得できます。原価計算初級、簿記初級・3級・2級・1級と難易度別に受験が可能。試験は各商工会議所が窓口となる試験とインターネットを利用したネット試験(1級除く)があります。インターネット試験は各試験会場が設定する日程で試験がおこなわれており、合否もその場でわかるためおすすめです。
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2.MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)とは?
WordやExcelなど、Microsoft Office製品の高度なスキルを証明する国際的な資格です。
Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlookの5つから受験科目を選べ、特に文章作成に関わるWord、表計算等で役立つExcelはビジネスシーンでの汎用性が高いといえるでしょう。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)が幅広い仕事に役立つ理由は?
パソコンスキルは現代のビジネスで基本的な要素。データ分析、プレゼンテーション資料の作成、プロジェクト管理など事務の仕事以外でも使用することは多く、パソコンスキルを客観的に証明できるMOS保持者は、即戦力として判断されることも多いでしょう。就職や転職時の実力アピールとしてももちろん、実際の業務でも役立ちます。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)の資格を取得するには?
MOSの試験は、実際にソフトを使用して実技試験をおこないます。全国一斉試験と随時試験があり、全国一斉試験は毎月1回〜2回実施され、会場は全国の一斉試験実施会場から選択できます。随時試験は各試験会場が設定した日程で受験でき、ほぼ毎日試験を受けることができます。試験会場は全国約1,700の会場から選択でき、ご自分の都合に合わせて受験できるのも魅力です。
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3.ITパスポート
ITパスポートとは?
ITパスポートは、情報技術に関する基本的な知識を証明する国家資格です。
日本国内外で幅広く認知されており、コンピュータの基本操作からネットワークの基礎、セキュリティに関する基本知識までを幅広くカバーしているため、ITの基礎知識を体系的に学びたい方にもピッタリの資格です。
ITパスポートが幅広い仕事に役立つ理由は?
ITの知識やスキルは現代社会で不可欠な要素となっており、ITパスポートを持つことでさまざまな職種で活かすことができます。IT系のエンジニアだけでなく、営業職や事務職のデータ管理、ネットワーク構築、セキュリティ対策などでITスキルを活用できます。また、基本の情報リテラシーやセキュリティ対策の知識は、IT系以外の就職にも有利といえるでしょう。
ITパスポートの資格を取得するには?
ITパスポートの資格は、国家資格の中では難易度が低く取得しやすいといえるでしょう。試験はコンピュータを利用したCBT方式で、四者択一で解答します。試験日時は試験会場によって異なります。自分の都合や希望の場所に合わせて受験できます。
ITパスポート講座開講中のおすすめスクール
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4.色彩検定
色彩検定とは?
色彩検定は、色に関する幅広い知識や技能を問う文部科学省後援の公的な資格です。
色の基礎、色の組み合わせ、専門分野での利用方法などを幅広く学び、感性や経験によらない理論の土台を勉強し、デザインや美術、ファッションや美容など幅広い分野で活躍できる能力を養うことができます。社会人から学生まで幅広い年齢の方に人気がある資格です。
色彩検定が幅広い仕事に役立つ理由は?
色にはさまざまな理論や法則が明確に存在しています。学ぶことで、クリエイティブな分野での活躍の幅が大きく広がるのがメリットです。広告デザインやイラストレーション、インテリアコーディネートなどで色彩センスを活かすことができます。人気のパーソナルカラーを学ぶ方でもこの資格を取得する方も多いようです。Webデザインでも色彩の知識が必要になるため、IT系への就職にも役立つでしょう。
色彩検定の資格をとるには?
色彩検定試験には、合格率も高く初めて色を学ぶ方向けの3級から、色彩のスペシャリストを目指す1級まであります。また、ユニバーサルデザインに特化したUC級もあります。試験はマークシート方式で、夏期と冬期に1回ずつ実施。1級のみ記述式の2次試験(一部実技)があります。ご自身の現在の知識や目指すレベルに合わせて受験するといいでしょう。
色彩検定講座開講中のおすすめスクール
ヒューマンアカデミー/通信講座(通信)
効率的に学習して色彩検定3級・2級W合格を目指す
5.FP(ファイナンシャル・プランナー)
FP(ファイナンシャル・プランナー)とは?
FPとはファイナンシャル・プランナーの略で、個人や家庭の資産運用やライフプランニングをおこなう資格です。近年、お金への意識の高まりから人気が高まっています。
ライフスタイルや家族構成、価値観、経済状況など、さまざまな側面から長期的かつ総合的な視点でアドバイスが可能。経済や税金、保険など幅広い知識を持ち、クライアントの将来設計を支援できます。
FP(ファイナンシャル・プランナー)が幅広い仕事に役立つ理由は?
FPは個人の資産運用に関する知識をもっているため、金融機関や保険会社、不動産、投資顧問など幅広い業界で活躍できます。他にも社会保険や相続などの知識も豊富なため、税理士・公認会計士事務所や共済関係、会社の総務などへの就職も有利になります。さらに、家計管理にも役立つ知識のため、プライベートの活用もできる資格です。
FP(ファイナンシャル・プランナー)の資格をとるには?
FPの資格は国家検定のファイナンシャル・プランニング技能検定士(FP検定)が有名です。FP技能検定は3〜1級まであり、学科と実技試験に合格してはじめて、FP技能士の資格取得となります。試験は3級と2級は年3回、1級は年1回実施されています。
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