調理師の就職先にはどんなところがある?
レストランから学校、福祉施設など就職先はとても幅広い
調理師が働く場所として以下のような施設があります。
調理師の働く場所
・各種飲食店
・ホテル、旅館などの宿泊施設
・学校
・病院
・社会福祉施設
・会社などの事業所
代表的なものをあげると上記のような施設になりますが、もっと細かく数をあげるとキリがなくらいたくさんの施設で調理師は活躍していると思います。
飲食店に勤める調理師が最も多い
調理師に2年に一度提出を求めている調理師就業届出状況の調査によると、いづれかの施設等で就業中の調理師全員を100%とすると、飲食店に勤務している調理師が36.0%となっており、飲食店での就業が最も多いようです。
次いで、社会福祉施設で25.2%となっており、学校の20.0%、病院の10.8%など続くようです。
飲食店が圧倒的に多い印象もありますが、社会福祉施設や学校なども多くの調理師が就業していることをお分かりいただけたのではないでしょうか。
調理師のタイプ別のおすすめの職場は?
レストランなどの飲食店
データ上でも一番多い、飲食店と福祉施設や学校などとの一番の違いは、食事をすることを目的としてお店に訪れている利用者の方へ向けてサービスをすることでしょう。
料理へのこだわりがある方
料理にこだわりなどを持ち、料理を作ることや作った料理を食べてもらうことでやりがいを感じる方は、調理師の就職先としてレストランなどの飲食店への勤務をおすすめします。
独立・開業を目指されている方
施設や学校などと働く場合と大きく異なるのは、料理の腕や経営のノウハウなどを店舗で学ぶことで独立や開業なども目指すことができるため、目標が独立開業の場合は飲食店での勤務が向いていると言えるでしょう。
病院・福祉施設
調理師として病院や福祉施設で勤務をする場合の特徴は、利用者の方に近い位置での調理業務になる点でしょう。
病院や福祉施設の利用者は朝・昼・晩と施設内で食事をされる方がほとんどになります。
病院などの場合、それぞれ体調状態などに合わせて一般食や特別病院食と栄養学などに基づいて作り分ける必要があります。
大量調理の中で特別病院食などを作るのは、スピードや知識を求められる作業になります。
安定した雇用を重要視される方
雇用という観点でみると、流行りすたりなどが少ない職場ともいえますので、給料や福利厚生など安定した雇用を確保できる点は、飲食店とはまた異なる大きなメリットになると言えるでしょう。
学校・保育園
学校や保育園での調理師のお仕事は業務の特徴として病院や福祉施設と少し近くなりますが、大きく違うのは基本的に食事を作る相手が子どもになる点でしょう。
病院や福祉施設と同じく栄養士さんが考えた献立などを栄養学などに基づき調理していくこととなります。
もちろん規模により異なりますが、一度にたくさんの量の食事を作るので大量調理のスキルは上がるでしょう。
平日の日中勤務を希望される方
雇用の特徴でいうと、基本的に食事を提供するのは平日である点と、昼食である点は大きな違いになります。
不規則な飲食店や、朝食と夕食を提供する病院・福祉施設とは違い、日中が主な勤務時間になりますので非常に働きやすい環境といえるでしょう。
公務員として働くことを目指されている方
一部の国立病院などでも当てはまりますが、公立学校などで公務員として勤務ができる点も大きな違いです。
公務員である学校給食調理員の2019年の平均年収は、約576万円となっており調理師の平均年収を大幅に上回っています。(地方公務員給与実態調査結果の概要より)
民営化されつつあり人数は減少傾向にありますが、安定を求めるにはとても魅力的な条件ともいえるのではないでしょうか。
まとめ
さまざまな就職先がある調理師ですが、一概に調理師といっても就職先により特徴やメリットは大きく異なっています。
どのような調理師を目指すかにより就職先の選択はとても重要になってくると思われますので、施設の特徴やメリットをよく理解した上で就職先を選定されることをおすすめします。
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