理学療法士養成校の勉強内容とは?
養成校で学習する科目は「基礎科目」と「専門科目」に分かれています。
(1)基礎科目
1年次は主に基礎科目の授業となります。
基礎科目は、医学の基礎を身につける内容となっており、作業療法士を目指す学生と一緒に講義を受けます。
リハビリテーションの基礎や歴史、 内科学・ 生理学・ 外科学・ 運動学・ 神経学・ 解剖学など、多くの授業が必修科目となっています。
(2)専門科目
専門科目も1年次から学びはじめますが、学年が進むにつれて割合が高くなっていくようです。
実技の授業が多く、理学療法士に必要な専門的な分野を学習します。
理学療法評価学・地域理学療法・理学療法治療学・運動療法学・日常生活技術学などの授業があります。
(3)臨床実習と国家試験対策
基礎科目、専門科目の授業と並行して、1年次から実習もおこなわれます。
●見学実習(1年次):実際に現場の理学療法士の仕事を見学
●評価実習(2年次):リハビリに関する検査や測定を体験する
●総合臨床実習(最終学年次):実際に患者を担当しリハビリをおこなう
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国家試験対策
実習を終えると、授業は国家試験対策が中心となります。
いままで学習や実習の総復習となり、実力テストや模擬試験で対策をしていきます。
理学療法士の国家試験に向けた勉強方法は?
(1)とにかく過去問を解く
国家試験対策には、とにかく過去問題を解くことをおすすめします。
理学療法士国家試験の出題範囲はとても広いので、まずは試験の出題傾向を知り、問題に慣れる必要があります。
とにかく過去問を解くという方法で試験対策をする学生は非常に多いため、中には過去10年分の試験問題を集めた参考書なども書店で売られています。
問題の数をこなして要点を押さえ、ご自身が不得意な分野を把握し、効率的に勉強していきましょう。
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(2)グループワーク
1人では集中が続かないという方は、理学療法士を目指す仲間と一緒に勉強されてみてはいかがでしょうか。
周りから良い影響を受けてモチベーションを維持することができ、さらに勉強を頑張れる可能性もあります。
また、わからない問題があったときもその場で解決できるかもしれません。
逆に質問された場合も、教えることによってご自身の知識の定着につながります。
医療的な暗記も多くあるので、独自の語呂合わせなども共有できれば勉強がはかどりそうですね。
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まとめ
養成校では、基礎科目・専門科目を勉強しつつ、実習を通して現場での学習もおこなわれます。
すべて修了すると、いよいよ本格的に国家試験に向けた勉強となるようです。
国家試験対策は、過去問で傾向を掴むことからはじめてみるとよいでしょう。
一緒に理学療法士を志す仲間とともに勉強ができれば、さらに効率的に学習できるかもしれません。